アスペルギルス属
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Japanese Journal
- 症例 気管支喘息発作の治療中に侵襲性肺アスペルギルス症を発症した1例
- 井上 裕介,吉村 克洋,大前 美奈子
- 日本呼吸器学会誌 = Annals of the Japanese Respiratory Society 2(1), 53-58, 2013-01-10
- NAID 40019560436
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- 【治療】 アレルギー性気管支肺アスペルギルス症の治療は通常の喘息治療に加えてステロイド薬の内服を行います。治療が遅れたり不十分であったりすると肺に線維化といわれる変化や気管支拡張を来たして元に戻らなくなることが ...
- アスペルギルス(Aspergillus) コウジカビとも呼ばれ、自然界において最も普通に見られるカビの一種です。アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)のように醸造に欠かすことの出来ない菌、有機酸製造に応用されるアスペルギルス ...
- 肺アスペルギルス症。Pulmonary aspergillosis. 図あり。肺アスペルギルス症の症状の現れ方肺アスペルギローマでは、咳、喀痰(かくたん)、胸痛、呼吸困難などの一般的な呼吸器症状が現れます。血痰(けったん)や喀血(かっけつ)の頻度は他 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ラクチーム散50%
組成
成分・含量(1g中)
- β−ガラクトシダーゼ(アスペルギルス)5,000単位を含有する。
添加物
禁忌
効能または効果
乳児の乳糖不耐により生ずる消化不良の改善
一次性乳糖不耐症
二次性乳糖不耐症
- 単一症候性下痢症、急性消化不良症、感冒性下痢症、白色便性下痢症、慢性下痢症、未熟児・新生児の下痢
- 通常、1回量0.25〜0.5gを哺乳時同時に経口投与する。
経管栄養食、経口流動食など摂取時の乳糖不耐により生ずる下痢などの改善
- 通常、摂取乳糖量10gに対して1gを食じとともに投与する。なお、症状により増減する。
慎重投与
- 本人又は両親、兄弟に蕁麻疹、気管支喘息、他の薬剤に対する過敏症、食物アレルギー等のみられる患者
重大な副作用
ショック
頻度不明
- ショック症状、四肢冷感、顔面蒼白、チアノーゼ、下痢、腹部膨満、嘔吐等の症状があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には直ちに投与を中止すること。なお、症状に応じて輸液、副腎皮質ホルモン製剤の投与など適切な処置を行うこと。
薬効薬理
乳糖分解作用
- β−ガラクトシダーゼ(アスペルギルス)は、乳糖のβ(1→4)結合に作用し、ガラクトースとグルコースに分解する。
乳糖分解力試験(in vitro)
- 乳糖水溶液又は乳糖含有経管栄養食を用いて本剤の乳糖分解力を検討した結果、それぞれ76.0〜82.5%(pH4.0〜6.0)又は71.0〜85.0%(pH3.5〜5.0)の乳糖が分解された7)8)。
乳糖の消化吸収試験(in vivo)
- ビーグル仔犬に本剤及び乳糖水和物を同時に経口投与し、グルコースの血中濃度を測定した結果、乳糖消化によるグルコースの吸収促進が認められた9)。
生物学的同等性試験
- 本剤又は標準製剤1gをクロスオーバー法によりビーグル犬に乳糖水和物4gと同時に1回経口投与後、経時的に血中グルコース濃度を測定した。各時点の血中グルコース濃度を同等性の指標とし、F検定にて統計解析を行った結果、両製剤間に有意差は認められなかった。以上の結果から、両剤の生物学的同等性が確認された9)。(表3参照)
- 血中濃度等のパラメータは、被験個体の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- β−ガラクトシダーゼ(アスペルギルス)
(β-Galactosidase(Aspergillus))
性状
- 本品は白色〜淡黄色の粉末である。本品は水にわずかに混濁して溶け、エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
[★]
- 57歳の女性。全身性エリテマトーデス(SLE)の治療のため入院中である。6週前に副腎皮質ステロイドとシクロホスファミドとの点滴を受け、現在はプレドニゾロン40mg/日とプロトンポンプ阻害薬とを内服している。3日前から腹痛と下痢とが続いている。意識は清明。体温 37.6℃。脈拍96/分、整。血圧 140/80mmHg。呼吸数 18/分。口腔内に異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は膨満し、臍部を中心に強い圧痛がある。筋性防御はない。肝・脾を触知しない。原因検索のため行った下部消化管内視鏡像(別冊No. 24A、B)と粘膜生検のH-E染色標本(別冊No. 24C)とを別に示す。
- 腹痛と下痢の原因として最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109I067]←[国試_109]→[109I069]
[★]
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [095B017]←[国試_095]→[095B019]
[★]
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [099E017]←[国試_099]→[099E019]
[★]
- 英
- brain abscess, cerebral abscess
- 同
- 頭蓋内膿瘍 intracranial abscess
- 関
概念
分類
病原体
- see IRE.452
- 細菌性脳膿瘍:連鎖球菌、嫌気性菌、グラム陰性桿菌、黄色ブドウ球菌。連鎖球菌(50-70%)、黄色ブドウ球菌(10-15%)
- 真菌性脳膿瘍:アスペルギルス感染、ムコール症、シュードアレッシェリア症
- 原虫性脳膿瘍:トキソプラズマ症
病期
- see SCN.350
病因
- 心疾患:心内膜炎、右左シャントを伴う心疾患()。血行性に中大脳動脈領域に発生。細菌塞栓による脳梗塞が起こると、細菌は容易に脳組織に移行 (SCN.350)
- 耳鼻科疾患:副鼻腔炎、中耳炎。好発部位は副鼻腔炎で前頭葉、中耳炎では側頭葉、小脳 (SCN.350)
- 開放性外傷:
YN.J-142
疫学
- 30歳代。先天性心疾患、副鼻腔炎、中耳炎の好発年齢と一致。 (SCN.350)
病態
症状
- 発熱、頭痛、嘔吐、意識障害、痙攣で発症。 (SCN.350)
- 髄膜炎と異なり、片麻痺、精神症状、局所痙攣などの局所症状も呈する。 (SCN.350)
検査
血液検査
脳脊髄液
- 細胞数の軽度増加 (SCN.350)
- 所見に乏しく、診断にはあまり有用でない、らしい。
頭部CT
- 単純CT:白質>白質浮腫領域>病変>脳室
- 造影CT:リング上の増強。 ← 被膜形成期に造影剤により増強効果を示す(SCN.350) ← 生体の感染に対する防御反応
頭部MRI
- T1:low intensity
- T2:high intensity
[show details]
診断
鑑別診断
- CT画像上、グリオーマ、転移性脳腫瘍と鑑別。炎症所見が乏しいことが鑑別のカギ(SCN.350)
治療
- IRE.446-
-
-
- 抗菌薬による治療期間は4-6週間(時に8週間) (IRE.449)
- ステロイド:脳圧亢進、脳ヘルニアの危険が迫っている場合に使用。
- 抗痙攣薬:ジアゼパム、フェニトイン
SCN.3550
- 病期のよって治療が変わる
- 脳炎の時期:抗菌薬(経験的に広域スペクトラムの第三世代セフェムを使用)+脳圧降下薬
- 皮膜形成期:ドレナージ
予後
参考
- http://www.masa.go.jp/nes/library/ba.html
国試
[★]
- 英
- fungal sinusitis
- 同
- 真菌性副鼻腔炎
- 関
- 副鼻腔炎
疫学
- 40-50歳に好発
- 片側性がほとんど
- 上顎洞が2/3
病原体
- アスペルギルス、カンジダは健常者、ムコールは糖尿病患者に多い
- 糖尿病患者ではケトアシドーシスで食細胞の貪食能が低下するため
下位概念
[★]
- 関
- 肺アスペルギルス症、アスペルギルス
参考
[★]
- 英
- pulmonary aspergillosis
- 関
- アスペルギルス症、アスペルギルス
国試
[★]
- ラ
- Aspergillus
- 関
- アスペルギルス属、アスペルギルス、Aspergillus属
[★]
- 英
- aspergillosis
- 関
- アスペルギルス属
[★]
- 英
- bronchopulmonary aspergillosis
- 関
- アレルギー性気管支肺アスペルギルス症
[★]
- 英
- chronic cavatary pulmonary aspergillosis, CCPA