- 45歳の男性。定期健康診断で異常といわれたので職場の健康管理室に来室した。喫煙歴は20歳から1日30本。飲酒歴は日本酒を1日3合。運動習慣はない。前月の時間外労働時間は86時間であった。身長164cm、体重80kg。血庄158/92mmHg。血清生化学所見:空腹時血糖144mg/dl、総コレステロール240mg/dl、トリグリセライド180mg/dl(基準50~130)、AST22単位(基準40以下)、ALT40単位(基準35以下)、γ-GTP60単位(基準8~50)。産業医の指導として誤っているのはどれか。
- a. 禁煙を勧める。
- b. 節酒を勧める。
- c. 高強度のスポーツを行うよう勧める。
- d. 時間外労働時間を短縮するよう指導する。
- e. 精密検査を受けるよう勧める。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 58歳の男性。急性骨髄性白血病の地固め化学療法中の好中球減少期に38℃台の発熱が出現した。このときの胸部エックス線写真に異常はなかった。血液培養を施行後に広域スペクトル抗菌薬を投与した。5日後にも解熱せず、咳嗽が出現した。血液培養の結果は陰性であった。血液所見:赤血球380万、Hb12.1g/dl、Ht35%、白血球3,400(桿状核好中球10%、分葉核好中球52%、好酸球4%、好塩基球1%、単球4%、リンパ球29%)、血小板16万。CRP8.7mg/dl(基準0.3以下)。β-Dグルカン28.1pg/ml(基準20以下)。胸部エックス線写真を以下に示す。最も考えられるのはどれか。
[正答]
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[★]
- 48歳の男性。歩行障害を主訴に来院した。半年前から易疲労感、悪心・嘔吐、めまい及び四肢の感覚鈍麻を自覚している。20歳のときから、自動車修理工場で塗装の仕事をしている。脈拍96/分、整。血圧142/88mmHg。血液所見:赤血球390万、Hb11.5g/dl、白血球4,100、血小板12万。血清生化学所見:総蛋白7.5g/dl、アルブミン5.0g/dl、総ビリルビン1.0mg/dl、AST78単位(基準40以下)、ALT56単位(基準35以下)、LDH450単位(基準176~350)、γ-GTP87単位(基準8~50)。
- 診断確定に必要な尿生化学検査はどれか。
[正答]
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