肺炎球菌性肺炎
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
- 1. 入院を要する患者の肺炎球菌性肺炎pneumococcal pneumonia in patients requiring hospitalization [show details]
…than 20 to 25 percent of pneumococcal pneumonia , and the urine antigen test in nonbacteremic disease has only moderate sensitivity ; thus, the diagnosis of pneumococcal pneumonia rests, in many cases, on …
- 2. 小児の肺炎球菌性肺炎pneumococcal pneumonia in children [show details]
…healthy children with pneumococcal pneumonia, even complicated pneumococcal pneumonia, recover without sequelae. The Centers for Disease Control and Prevention examined pneumococcal pneumonia in 5837 patients …
- 3. 侵襲性肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae)感染症および菌血症invasive pneumococcal streptococcus pneumoniae infections and bacteremia [show details]
…pneumoniae are presented in the following table The approach to management of pneumococcal pneumonia and bacteremic pneumococcal pneumonia are discussed separately. Because concurrent meningitis can often …
- 4. 小児における肺炎:入院治療pneumonia in children inpatient treatment [show details]
…the older child and adolescent with suspected atypical pneumonia who could possibly have pneumococcal pneumonia. The fluoroquinolones also may be used in the older child or adolescent who is unable to …
- 5. 成人に生じる市中肺炎の概要overview of community acquired pneumonia in adults [show details]
…incidence of pneumococcal pneumonia is decreasing. This is in part due to widespread use of pneumococcal vaccination, which results in both a decline in the individual rates of pneumococcal pneumonia and herd…
Related Links
- はじめに 平成26年10月1日から、65歳以上を対象とした肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)が定期接種となりました 。一方で小児用の肺炎球菌ワクチン(プレベナー)も、赤ちゃんの頃から積極的にワクチン接種するように推奨されています。
- 肺炎球菌という細菌が感染することで起こる感染症のことです。 成人では、その名のとおり、「肺」に感染して「肺炎」を起こすことが多いのですが、ほかに、菌血症/敗血症 ※1 、髄膜炎 ※2 などを起こすこともあります。 ※1 菌血症/敗血症:血液から肺炎球菌が検出される状態で、重症 ...
- 肺炎球菌って何? その名の通り、肺に感染して「炎症」を起こします。肺炎球が原因で起こった肺炎は全体の2~3割を占めています。 肺炎球菌は莢膜(きょうまく)という、細菌が分泌する多糖類やポリペプチドからできた分厚い膜につつまれています。
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 65歳の女性。繰り返す発熱、咳嗽および呼吸困難のため入院中である。10日前に発熱、咳嗽および呼吸困難のため来院した。胸部エックス線写真で全肺野に陰影が認められたため、ニューキノロン系薬を処方された。治療開始後1週間経過したが症状が増悪したため入院となった。入院後、血液培養や喀痰培養から原因菌は検出されなかった。ペニシリン系抗菌薬を投与され、5日後には症状および胸部エックス線写真の所見が改善したため退院となった。しかし、帰宅した翌日に発熱、咳嗽および呼吸困難が再発し、再度入院となった。喫煙歴はない。再入院時、意識は清明。身長 153cm、体重 53kg。体温 38.0℃。脈拍 84/分、整。血圧 120/70mmHg。呼吸数 28/分。SpO2 88%(room air)。頸静脈の怒張を認めない。心音に異常を認めない。呼吸音は背部にfine cracklesを聴取する。下腿に浮腫を認めない。血液所見:赤血球 486万、Hb 13.9g/dL、Ht 41%、白血球 9,800(桿状核好中球 9%、分葉核好中球 53%、好酸球1%、好塩基球1%、単球5%、リンパ球 31%)、血小板 26万。血液生化学所見:LD 280IU/L(基準 176~353)、尿素窒素 9.6mg/dL、クレアチニン 0.6mg/dL。CRP 4.5mg/dL。動脈血ガス分析(room air):pH 7.48、PaCO2 35Torr、PaO2 60Torr、HCO3- 25mEq/L。再入院時の胸部エックス線写真(別冊No. 17A)と胸部CT(別冊No. 17B)とを別に示す。
- 可能性の高い疾患はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110I053]←[国試_110]→[110I055]
[★]
- 72歳の男性。発熱、咳および呼吸困難を主訴に来院し、当日入院した。
- 来院12日前に温泉に行き、来院3日前から38℃台の発熱があり、呼吸困難、咳、淡い血痰および全身倦怠感を認めた。生来健康で、喫煙歴は20歳から1日20本。意識は清明。脈拍104/分、整。血圧110/70mmHg。
- 血液所見:赤血球410万、Hb11.5g/dl、Ht43%、白血球14,200。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH7.43、PaO2 56Torr、PaCO2 33Torr。
- 入院後、セフェム系抗菌薬による治療を開始したが症状が改善せず、精神症状も認められるようになった。このため入院4日目に人工呼吸器を装着し、エリスロマイシンの投与を始めた。入院7日目には肺野陰影の著明な改善を認めた。
- 入院時の胸部エックス線写真と入院4日目のポータブル胸部エックス線写真とを以下に示す。
- 考えられる疾患はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [097A013]←[国試_097]→[097A015]
[★]
- 24歳の女性。発熱、咳および倦怠感を主訴に来院した。基礎疾患はなく、ペットは飼っていない。最近の旅行歴もない。職場に同じ症状を先に示した同僚が2人いた。10日前から38.5℃の発熱、咳および倦怠感が出現した。気管支炎と診断されてペニシリン系抗菌薬が4日間、次いでセフェム系抗菌薬が4日間投与されたが発熱は持続し、喀痰は少ないものの咳が増強してきた。胸背部皮膚に散在する小紅斑を認める。血液所見:赤沈52mm/1時間、赤血球413万、Hb12.0g/dl、白血球5,200、血小板20万。血清生化学所見:AST60単位、ALT72単位。CRP6.2mg/dl。胸部エックス線写真を以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [100A017]←[国試_100]→[100A019]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [101F074]←[国試_101]→[101F076]
[★]
- 英
- pneumococcal pneumonia
- 関
- 大葉性肺炎、肺炎、肺炎球菌感染症、遊走性肺炎、肺炎球菌
[show details]
[★]
- 英
- pneumonia pneumonitis
- 関
疫学
- 日本の肺炎の受療率は人口10万対3、死亡率は人口10万対7。死因順位は第4位である。
- 受療率・罹患率共に高齢になるに従い急激に増加し、85歳以上の男性では死因第2位、90歳以上の男性では死因第1位となる(ガイドライン1)。
- 死亡者の95%以上が高齢者である。
- 年代と病原体
日本における肺炎の年齢階級別受療率と死亡率(人口10 万対,2002 年)
- ガイドライン1 2004 年「国民衛生の動向」 改変
|
年齢階級
|
総数
|
15~
|
25~
|
35~
|
45~
|
55~
|
65~
|
75~
|
85~
|
90~
|
19
|
29
|
39
|
49
|
59
|
69
|
79
|
89
|
|
受療率
|
外来
|
6
|
3
|
4
|
3
|
3
|
6
|
7
|
14
|
21
|
21
|
入院
|
19
|
2
|
3
|
2
|
3
|
7
|
21
|
86
|
309
|
489
|
死亡率
|
男性
|
76.4
|
0.5
|
0.5
|
1.5
|
4.6
|
15.2
|
69.2
|
339
|
2087
|
4317
|
女性
|
62.7
|
0.3
|
0.5
|
0.9
|
1.9
|
5.6
|
22.4
|
144
|
934
|
2291
|
総数
|
69.4
|
0.4
|
0.5
|
1.2
|
3.2
|
10.3
|
44.6
|
249
|
1291
|
2787
|
分類
発症の場
原因
病理
- 上気道から連続的に下気道へ、あるいは、直接下気道に及んでいる。炎症は上皮に包まれた管腔内
肺炎の比較
ガイドライン
[★]
- 関
- 炎光、炎症
[★]
- 英
- coccus
- 関
- 細菌