- 英
- factor VIII, FVIII
- 同
- 血漿トロンボプラスチン因子 plasma thromboplastin factor PTF
- 抗血友病グロブリン antihemophilic globulin、抗血友病因子A antihemophilic factor A platelet cofactor I、抗血友病因子
- 商
- (オクトコグアルファ)コージネイト
- (ルリオクトコグアルファ)アドベイト
- クロスエイト、コンコエイト、コンファクト
- 関
- 血液凝固因子、血友病
[show details]
存在部位
半減期
産生組織
肝以外で産生される凝固因子
座乗染色体
臨床関連
PrepTutorEJDIC
- Virgin Islands
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 血友病における抗第VIII因子同種抗体の出現と消失の免疫学的機序
- 石黒 精
- 日本臨床免疫学会会誌 = Japanese journal of clinical immunology 34(6), 476-484, 2011-12-31
- … 血友病は血液凝固第VIII因子(FVIII)を先天的に欠失するために起こる,X連鎖遺伝性の凝固障害症である.欠乏する凝固因子は予防的にまたは出血時に補充されている.輸注された凝固因子製剤中のFVIIIを阻害する同種抗体が出現することは血友病治療の重大な合併症である.この抗体を臨床的にはインヒビターと呼んでいる.インヒビターを保有する血友病患者では,通常の凝固因子製剤の止血効果は著しく低 …
- NAID 10030465231
- Doxil^【○!R】投与, HAART療法が著効したエイズ関連型カポジ肉腫の1例
- 中村 元泰,大橋 則夫,関東 裕美,吉澤 定子,石河 晃
- Skin cancer : official organ of the Japanese Society for Skin Cancer = 皮膚悪性腫瘍研究会機関誌 26(1), 98-102, 2011-05-20
- … 腫瘍細胞は免疫組織学的にvimentin,CD31,CD34,第VIII因子,D2-40陽性であった。 …
- NAID 10030441890
- microRNA 制御レンチウイルスベクターによる肝臓特異的第VIII因子発現誘導 血友病Aインヒビターに対する新規免疫寛容導入アプローチ:血友病Aインヒビターに対する新規免疫寛容導入アプローチ
Related Links
- 第Ⅷ因子. ■第Ⅷ因子. 第Ⅷ因子とは、凝固因子の1つで、. 凝固系に作用する ... また 第Ⅷ因子は、von Willebrand因子と結合して複合体として. しか存在できない。 第Ⅷ 因子は網内系で産生されていると推定される。 またvon Willebrand因子により産生が 刺激 ...
- 第XIa因子は第IX因子を活性化して第IXa因子とする。 また、トロンビン自体も第V因子と 第VIII因子を活性化させてそれぞれ第Va因子、第VIIIa因子とする。 さらにトロンビンは 血小板を活性化して、第XIa因子、第Va因子、第VIIIa因子を血小板表面に結合させる。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
コンコエイト-HT
組成
有効成分〔1瓶中〕
- 血液凝固第VIII因子 血液凝固第VIII因子(F.VIII:C)として 500単位, von Willebrand因子(RCof)として 1,000単位
添加物〔1瓶中〕
- D-マンニトール 400mg,人血清アルブミン 100mg,水酸化ナトリウム 適量,塩酸 適量
添付溶剤
備考
- 血液凝固第VIII因子は,ヒト血液に由来する.(採血国:日本,採血の区分:献血)
人血清アルブミンは,ヒト血液に由来する.(採血国:日本,採血の区分:献血)
効能または効果
- 血液凝固第VIII因子欠乏患者に対し,血漿中の血液凝固第VIII因子を補い,その出血傾向を抑制する.von Willebrand病患者に対し,血漿中のvon Willebrand因子を補い,その出血傾向を抑制する.
- 用法:
- 本剤は製剤に添付された溶解液(日局注射用水)全量で溶解し,緩徐に静脈内に注射又は点滴注入する.なお,1分間に5mLをこえる注射速度は避けること.
- 用量:
- 血友病A
通常1回に血液凝固第VIII因子活性(F.VIII:C)で250〜2,000単位を投与するが,年齢・症状に応じて適宜増減する.(血友病Aに対する投与量の基準の詳細は添付文書をご参照下さい.)von Willebrand病
通常1回にリストセチンコファクター活性(RCof)で500〜4,000単位を投与するが,年齢・症状に応じて適宜増減する.
- 輸注速度が速すぎるとチアノーゼ,動悸を起こすことがあるので,1分間に5mLを超えない速度でゆっくり注入すること.
慎重投与
- IgA欠損症の患者〔抗IgA抗体を保有する患者では過敏反応を起こすおそれがある.〕溶血性・失血性貧血の患者〔ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない.感染した場合には,発熱と急激な貧血を伴う重篤な全身症状を起こすことがある.〕免疫不全患者・免疫抑制状態の患者〔ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない.感染した場合には,持続性の貧血を起こすことがある.〕
重大な副作用
アナフィラキシー様症状(頻度不明)
- アナフィラキシー様症状を起こすことがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと.
薬効薬理
- 本剤の静脈内投与により,血友病A患者の血液中に全く欠如しているか,あるいは減少している血液凝固第VIII因子を補給し,重症出血を防御する.つまり,患者の内因性凝固系不全を是正し,活性型第X因子の生成に必要な凝固因子を補正する.
また,von Willebrand因子欠乏血漿を用いたin vitro実験において,本剤の補充量に依存して,リストセチンコファクター活性を改善することが確認されている3).
★リンクテーブル★
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [097H036]←[国試_097]→[097H038]
[★]
- 英
- coagulation factor (Z), clotting factor, blood coagulation factor, blood coagulation factors
- 関
- ビタミンK
血液凝固因子
表
- 15種類ある
産生部位
臨床関連
-凝固因子
[★]
- 英
- von Willebrand disease, von Willebrand's disease, vWD, Willebrand's disease
- 同
- フォンヴィルブランド病、von Willebrand病、フォンウィルブラント病、フォンヴィルブラント病、フォンビルブランド病
- 関
- 血友病, フォンウィルブランド因子 vWF、血小板、FVIII
[show details]
- first aid step1 2006 p.300,301
概念
- フォンウィルブランド因子は血管内皮などから血漿に放出され、コラーゲン等の上に結合して血小板が凝集できるような足場を形成する。このため、血小板凝集に必須の補助因子である。また、血漿中で第VIII因子と結合しており、同因子の安定化に寄与している。
- フォンウィルブランド病では、フォンウィルブランド因子の量的減少、または質的異常により血小板の粘着が妨げられて、止血障害をきたす出血性の疾患である。
疫学
分類
- 自己免疫性:抗フォンウィルブランド因子抗体の出現により血中のフォンウィルブランド因子が減少することによる(後天性フォンウィルブランド病)。
遺伝形式
症状
- 幼児期から出現する。
- 鼻出血、紫斑、歯肉出血、消化管出血などの皮膚・粘膜出血。
- 関節や筋肉内の深部出血は通常みられない ⇔ 血友病
- その他、外傷後の止血遷延、血尿、女性では月経過多、分娩後異常出血。
検査
血液検査
血液凝固検査
- 出血時間:延長
- APTT:延長 第VIII因子活性が低下するため ←VWF は血中で第VIII因子と複合体をつくり、第VIII因子を安定化する作用をもつ
- PT:正常
血小板機能検査
- ADP凝集: 正常
- コラーゲン凝集:
- リストセチン凝集:低下
確定診断のための検査
治療
- VIII因子製剤:凝固能の回復
- デスモプレシン:I,II型に有効であり、血管内皮細胞からのフォンウィルブランド因子の放出を促す。
- ×血小板輸血 → 本質的な治療ではないから
- 新鮮凍結血漿は使われなくなっている、らしい。
参考
- http://grj.umin.jp/grj/von-willebrand.htm
- 2. 血友病とvon Willebrand 病の治療プロトコール - Haemophilia(2000), 6, (Suppl.1),84-93
- http://www.hemophiliagalaxy.org/professional/academic_article/haemophilia/pdf/H_02_supp_1_32.pdf
OMIM
- VON WILLEBRAND DISEASE, TYPE 1; VWD1 - OMIM
- Gene map locus 12p13.3
- http://us-east.omim.org/entry/193400
- VON WILLEBRAND DISEASE, TYPE 2; VWD2 - OMIM
- Gene map locus 12p13.3
- http://us-east.omim.org/entry/613554
- VON WILLEBRAND DISEASE, TYPE 3; VWD3 - OMIM
- Gene map locus 12p13.3
- http://us-east.omim.org/entry/277480
[★]
- 英
- platelet (Z), blood platelet (Z), PLT
- 同
- 栓球 thrombocyte
- 関
- 血小板血栓。血小板数 platelet count PLC
- GOO. 1468(血小板凝集 platelet aggregation)
- 半減期:1週間(異常値の出るメカニズム第2版)。4日 (SP.505)。
- 寿命:10日
- 体積:5-10 fl
- 直径:2-5μm。
- 無核。
基準値
- 15万 - 40万 /μl (2007前期解剖学授業プリント, SP.505)
- 15万 - 35万 /μl (2007前期生理学授業プリント, PT.233)
新生児
- 出典不明
産生組織
- トロンボポエチンにより巨核球の細胞質がちぎれて血流に放出される (SP.505)
貯蔵組織
組織学
- P-セレクチンを膜上に持つ
- フィブリノーゲン、フィブロネクチン、第V因子、第VIII因子、platelet factor 4、PDGF、TGF-α (BPT.89)
- ADP、ATP、Ca2+、ヒスタミン、セロトニン、エピネフリン (BPT.89)
機能 (SAN.236-237)
1.一次止血
- TXA2,セロトニンは血管収縮作用
- ADP, TXA2,セロトニンは血小板凝集
- 血小板のGpIIb/GpIIIa複合体がフィブリノゲンと結合し編み目を形成
2.血液凝固の促進
3.毛細血管機能の維持
- 毛細血管内皮細胞に融合し血管内皮を補強している → 血小板減少により点状出血を来すことになる。
膜タンパク
血小板減少による症状
- 5-10万 :症状なし-やや止血しにくい程度
- 2-3万 :下肢に点状出血 (→皮下出血)
- 1万以下 :粘膜出血→臓器出血の危険あり
検査
- 抗凝固剤としてEDTAを用いた場合、EDTA依存性偽血小板減少をきたすことがある。
臨床関連
数の異常
機能の異常
[★]
- 英
- von Willebrand factor (BPT), vWF, VWF
- 同
- フォンビルブラント因子、フォンウィルブランド因子、von Willebrand因子、vW因子?
- 関
- 血液凝固因子
概念
構造
- ジスルフィド結合によりマルチマーを形成しており、分子量は500~20,000kDa以上に分布している。
産生組織
存在部位
- 血漿中にあり循環。血漿、血小板、α顆粒、内皮下組織などに存在(SAN.236)
半減期
機能
- 血管内皮細胞が脱落しその下の細胞外マトリクスが露出されると、血漿中のフォンウィルブランド因子が細胞マトリックスに結合し、これを足場に血小板のGpIb/GpIX複合体を介して血小板が結合する
臨床関連
vWFのレセプター異常
[★]
- 英
- hemophilia
- 関
- 血液凝固因子
概念
病態
- 1歳以降の歩行開始時期の乳幼児期に皮下血腫、関節内出血、口腔内出血など。斑状出血をきたす(二次止血が正常に起こらずに進展するためと考えられる) ⇔ 血小板減少による出血は点状出血
- 関節内出血(膝関節>足関節>肘関節)。頻度高い → 血友病性関節症
- 出血(頭蓋内、頚部、脊髄、腹腔内)
[★]
- 英
- factor VIIIa、activated factor VIII、coagulation factor VIIIa
- 関
- 活性化凝固第VIII因子
[★]
- 英
- coagulation factor VIII
- 関
- 抗血友病因子、第VIII因子、血液凝固第VIII因子
[★]
- 英
- factor VIII deficiency
- 関
- 血友病、血友病A、第VIII因子欠損症
[★]
- 英
- factor VIII deficiency
- 関
- 血友病、血友病A、第VIII因子欠乏症
[★]
- 英
- child
- 関
- 子供、雑種、小児、小児用
[★]
- 英
- factor
- 関
- 要因、要素、ファクター