- 英
- panic value, panic values
- 同
- パニックバリュー、緊急異常値 critical value
- 緊急時の病態を反映する基準
- 病状の急変や生命に危険を招く場合など、ただちに医療対応が必要な病態を示唆する検査値
参考
- 1. 極端値・パニック値対応マニュアル(抜粋)2005.12.03 愛臨技・化学班 例会 名古屋掖済会病院 深津 俊明
- http://www.aichi-amt.or.jp/labo/comp/chem1/web-doc/reikai/17reikai/slide/051203_2.pdf
- http://www.med.niigata-u.ac.jp/labdiv/kennsabukennsa/panikkuti/panic.html
- http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~kensa/members/panic_value.html
- http://shinryomatrix.net/ReferenceData/panic.aspx
- 5. 検査データの意義:基準値・パニック値について
- http://www.jslm.org/books/guideline/05_06/293.pdf
- http://www.sysmex-tmc.co.jp/cd/rinsyou/demo/I/HTML/002.htm
国試
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 臨床研究・症例報告 小児専門病院における緊急異常値の設定状況
- 検査部において遭遇した事例およびインシデントレポートへの対応 (第42回[日本臨床検査医学会]東北支部総会) -- (シンポジウム 臨床検査とリスクマネージメント)
Related Links
- 検査データのパニック値は以下のように緊急連絡します (2012年 6月 現在) 問合先: 検体検査室(TEL 2685) 対象および連絡方法 ・ 血液・凝固・生化学・血中薬物検査は病棟あるいは外来の指定プリンターから自動印刷されます
- 第3 章 検査編/検査データの意義:基準値・パニック値について 297 表2 パニック値一覧 項目 基準値 単位 パニック値 臨床化学 CRE ~1.20 mg/dl 3.0< Na 135~147 mEq/l 120>, 160< K 3.6~5.0 mEq/l 2.5>, 6 ...
- パニック値(panic value) † 「パニック値」に明確な定義はない。 以下はほんの一例にすぎない up ↑ 重症貧血指数=Hb † 【パニック値】 7g/dl以下 【中度減少】 7~10g/dl 【軽度減少】 10g/dl~基準値まで 【基準値】 男<13g † 1000/μl ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 45歳の男性。意識障害のため搬入された。身長175cm、体重95kg。体温35.7℃。脈拍112/分、整。血圧 110/70mmHg。尿所見:蛋白(±)、糖(-)。血液所見:赤血球650万、Hb 17.5g/dl、Ht 56%、白血球 13,000、血小板 10万。血液生化学所見:血糖 40mg/dl、HbA1c 10.0%、尿素窒素 30mg/dl、クレアチニン 1.1mg/dl、尿酸 8.0mg/dl、総コレステロール 250mg/dl、トリグリセリド 300mg/dl、Na 145mEq/l、K 5.2mEq/l、Cl 105mEq/l。CRP 3.0mg/dl。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH 7.50、PaO2 106 Torr、PaCO2 34 Torr、HCO3- 20mEq/l。
[正答]
C
- a.ヘモグロビン:≦ 5g/dl、≧17 g/dl
- b.血小板:≦ 3万、≧100万
- c.血糖:≦40 mg/dl、≧350 mg/dl
- d.カリウム:≧6.0 mEq/l(外来)、≧7.0 mEq/l(入院)
- e.pH:≦7.2、≧7.6
※国試ナビ4※ [103F017]←[国試_103]→[103F019]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [100E024]←[国試_100]→[100E026]
[★]
- 英
- platelet (Z), blood platelet (Z), PLT
- 同
- 栓球 thrombocyte
- 関
- 血小板血栓。血小板数 platelet count PLC
- GOO. 1468(血小板凝集 platelet aggregation)
- 半減期:1週間(異常値の出るメカニズム第2版)。4日 (SP.505)。
- 寿命:10日
- 体積:5-10 fl
- 直径:2-5μm。
- 無核。
基準値
- 15万 - 40万 /μl (2007前期解剖学授業プリント, SP.505)
- 15万 - 35万 /μl (2007前期生理学授業プリント, PT.233)
新生児
- 出典不明
産生組織
- トロンボポエチンにより巨核球の細胞質がちぎれて血流に放出される (SP.505)
貯蔵組織
組織学
- P-セレクチンを膜上に持つ
- フィブリノーゲン、フィブロネクチン、第V因子、第VIII因子、platelet factor 4、PDGF、TGF-α (BPT.89)
- ADP、ATP、Ca2+、ヒスタミン、セロトニン、エピネフリン (BPT.89)
機能 (SAN.236-237)
1.一次止血
- TXA2,セロトニンは血管収縮作用
- ADP, TXA2,セロトニンは血小板凝集
- 血小板のGpIIb/GpIIIa複合体がフィブリノゲンと結合し編み目を形成
2.血液凝固の促進
3.毛細血管機能の維持
- 毛細血管内皮細胞に融合し血管内皮を補強している → 血小板減少により点状出血を来すことになる。
膜タンパク
血小板減少による症状
- 5-10万 :症状なし-やや止血しにくい程度
- 2-3万 :下肢に点状出血 (→皮下出血)
- 1万以下 :粘膜出血→臓器出血の危険あり
検査
- 抗凝固剤としてEDTAを用いた場合、EDTA依存性偽血小板減少をきたすことがある。
臨床関連
数の異常
機能の異常
[★]
- 英
- potassium
- 同
- K+
- 関
- 高カリウム血症、低カリウム血症、腎 Kと酸塩基平衡の異常
- 植物の灰(pot-ash)が由来らしい
- アルカリ金属
- 原子番号:19
- 原子量:39.10
カリウム濃度を調節する要素
- PT.481-482
-
- 血中K+が細胞内、細胞内H+が細胞外へ移動→低カリウム血症、K排泄↑
- 血中H+が細胞内、細胞内K+が細胞外へ移動→高カリウム血症、K排泄↓
-
- レニン・アンジオテンシン系の亢進 or 細胞外K+濃度の上昇 のいずれかにより副腎皮質からアルドステロンが放出される
- Na/H交換体、Na-K-2Cl共輸送体、Na/K-ATPaseを活性化。
- β2受容体を介してKの取り込みを促進。Na-Kポンプの活性化による。
例外
- 水・電解質と酸塩基平衡 改訂第2版 p.153
- 水素イオンと共に投与される陰イオンが細胞内に移行しうる場合、電気的中性は保たれるのでカリウムイオンは細胞外に移動しない。
- (細胞内に移行する)乳酸イオン、酢酸イオン ⇔ (細胞内に移行しない)塩素イオン
基準値
- LAB
- 出典不明
尿細管での再吸収・分泌
- QB.E-128
- 再吸収 :近位尿細管、ヘンレループ
- 分泌・吸収:集合管(QB.E-128)、遠位尿細管(QB.E-130)、皮質集合管の主細胞(参考1)
調節するファクター
- 1. アルドステロン
- 2. 集合管に到達するナトリウムイオン:集合管では能動的にナトリウムが再吸収されるが、電気的中性を保つために受動的にカリウムが管腔側に移動する。(参考1)
臨床関連
-
- 尿中カリウム < 20mEq/L:腎外性喪失
- 尿中カリウム > 40mEq/L:腎性喪失
参考1
- 1. [charged] Pathophysiology of renal tubular acidosis and the effect on potassium balance - uptodate [1]
[★]
- 英
- hemoglobin, Hb
- 同
- 血色素
- 関
- 酸素化ヘモグロビン、脱酸素化ヘモグロビン、赤血球。グロビン鎖、ヘモグロビン濃度
生化学
血液内科学
- 2種類のグロビンタンパク質が各2個集まりヘテロ4量体を形成したもの。
- 発生段階によってできるヘモグロビンが異なる
- α鎖系はζ→α
- β鎖系はε→γ→β δ
- 発生初期:ζ2ε2
- 胎児期 :α2γ2
- 乳児期 :α2β2(HbA), α2δ2(HbA2), α2γ2(HbF)
- 成人
- α2β2(HbA) :Hbの97%
- α2δ2(HbA2) :Hbの2%
- α2γ2(HbF) :Hbの2%
発生初期:ZE
成人 :B > D > G , Aは共通
機能
CO2運搬
- 血液中に溶解する :排泄されたCO2の5%(Kaplan Q book p.101)、9%(SP.655)
- ヘモグロビンのN末のアミノ基でカルバミン酸を形成して :排出されたCO2の15%(HBC.45)、11%(SP.655) カルバミノヘモグロビン
- 赤血球中のCAによりbicarbonateを産生し、血漿により運搬される :排泄されたCO2のほとんど(HBC.45)、80%(SP.655)
臨床検査
- 臨床検査では、血液1dl中のヘモグロビンの量(g)を定量する。略号はHb
- -2007前期生理学授業プリント
- 男性:14 - 18 (g/dl) 16±2 (g/dl)
- 女性:12 - 16 (g/dl) 14±2 (g/dl)
- 異常値の出るメカニズム第5版 p.79
- 男:13~19 g/dl
- 女:12~18 g/dl
- HIM. A-2
- 男:13.3-16.2 g/dl
- 女:12.0-15.8 g/dl
- 出典不明
輸液によるヘモグロビン濃度の上昇
- 予測方法(1):予測されるヘモグロビン上昇(g/dl) = 投与ヘモグロビン量(g) / 循環血液量(dl)
- 予測方法(2):濃厚赤血球2単位でおよそヘモグロビン上昇は1(g/dl)
国試
[★]
- 英
- blood sugar level
- 関
- 血中グルコース濃度、グルコース、GLUT、ヘモグロビンA1c、血糖
概念
- 100ml(1dL)に含まれるグルコースの量(mg)を示す。
- 通常、100mg/100ml, 100mg/dL
- 血糖値 90-180mg/dL, 5mM-10mM (グルコースは180g/molなので)
- 血糖値が6mMのときは、108mg/dL
基準値
- 文献によって異なる
- 食事に大きく影響される
- 60-100 mg/dL
- 65-110 mg/dL (医学事典)
- 出典不明
調節する要素
計算
- 数字を入力してenterを押す。
臨床関連
- 低血糖:(成人の場合)50mg/dL以下
- 高血糖:基準範囲を超えて高い場合で、厳密な数字はないと思われる。
- 空腹時血糖:(境界型)110mg/dL< ≦126 mg/dL 、(糖尿病型)>126 mg/dl
[★]
- 英
- pH hydrogen ion exponent
- 同
- 水素指数 hydrogen exponent
- 関
- acid-base balance
基準値
- 出典不明
[★]
- 英
- nick
- 二本鎖DNAのうちの片方でホスホジエステル結合がないことによる断裂
[★]
- 英
- value
- 関
- 価値、評価