血液凝固第VIII因子
- 関
- 第VIII因子
Japanese Journal
- 各種第VIII因子濃縮製剤中の第VIII因子およびvon Willebrand 因子
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
コンコエイト-HT
組成
有効成分〔1瓶中〕
- 血液凝固第VIII因子 血液凝固第VIII因子(F.VIII:C)として 500単位, von Willebrand因子(RCof)として 1,000単位
添加物〔1瓶中〕
- D-マンニトール 400mg,人血清アルブミン 100mg,水酸化ナトリウム 適量,塩酸 適量
添付溶剤
備考
- 血液凝固第VIII因子は,ヒト血液に由来する.(採血国:日本,採血の区分:献血)
人血清アルブミンは,ヒト血液に由来する.(採血国:日本,採血の区分:献血)
効能または効果
- 血液凝固第VIII因子欠乏患者に対し,血漿中の血液凝固第VIII因子を補い,その出血傾向を抑制する.von Willebrand病患者に対し,血漿中のvon Willebrand因子を補い,その出血傾向を抑制する.
- 用法:
- 本剤は製剤に添付された溶解液(日局注射用水)全量で溶解し,緩徐に静脈内に注射又は点滴注入する.なお,1分間に5mLをこえる注射速度は避けること.
- 用量:
- 血友病A
通常1回に血液凝固第VIII因子活性(F.VIII:C)で250〜2,000単位を投与するが,年齢・症状に応じて適宜増減する.(血友病Aに対する投与量の基準の詳細は添付文書をご参照下さい.)von Willebrand病
通常1回にリストセチンコファクター活性(RCof)で500〜4,000単位を投与するが,年齢・症状に応じて適宜増減する.
- 輸注速度が速すぎるとチアノーゼ,動悸を起こすことがあるので,1分間に5mLを超えない速度でゆっくり注入すること.
慎重投与
- IgA欠損症の患者〔抗IgA抗体を保有する患者では過敏反応を起こすおそれがある.〕溶血性・失血性貧血の患者〔ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない.感染した場合には,発熱と急激な貧血を伴う重篤な全身症状を起こすことがある.〕免疫不全患者・免疫抑制状態の患者〔ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない.感染した場合には,持続性の貧血を起こすことがある.〕
重大な副作用
アナフィラキシー様症状(頻度不明)
- アナフィラキシー様症状を起こすことがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと.
薬効薬理
- 本剤の静脈内投与により,血友病A患者の血液中に全く欠如しているか,あるいは減少している血液凝固第VIII因子を補給し,重症出血を防御する.つまり,患者の内因性凝固系不全を是正し,活性型第X因子の生成に必要な凝固因子を補正する.
また,von Willebrand因子欠乏血漿を用いたin vitro実験において,本剤の補充量に依存して,リストセチンコファクター活性を改善することが確認されている3).
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- factor VIII, FVIII
- 同
- 血漿トロンボプラスチン因子 plasma thromboplastin factor PTF
- 抗血友病グロブリン antihemophilic globulin、抗血友病因子A antihemophilic factor A platelet cofactor I、抗血友病因子
- 商
- (オクトコグアルファ)コージネイト
- (ルリオクトコグアルファ)アドベイト
- クロスエイト、コンコエイト、コンファクト
- 関
- 血液凝固因子、血友病
[show details]
存在部位
半減期
産生組織
肝以外で産生される凝固因子
座乗染色体
臨床関連
[★]
血液凝固第VIII因子(第VIII因子)、von Willebrand因子(フォンウィルブランド因子)
- 関
- 血液製剤類、血液凝固因子
[★]
- 英
- Ey, (海棲動物)エイ亜区 Batoidea