オクトコグアルファ
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
コージネイトFS バイオセット注2000
組成
- 本剤は注射剤本体と溶解液(注射用水プレフィルドシリンジ)からなる注射用キット製品である.
注射剤本体
1バイアル中
有効成分
- オクトコグ アルファ(遺伝子組換え):2,000国際単位
添加物
- L-ヒスチジン:15.2mg
グリシン:110mg
塩化ナトリウム:8.8mg
塩化カルシウム:1.3mg
精製白糖:52mg
ポリソルベート80:400μg
溶解液(注射用水プレフィルドシリンジ)
- 1シリンジ中 日本薬局方 注射用水5mLを含有する.
- 本剤の培養工程の培地成分としてヒト血漿たん白溶液(採血国:米国,採血の区別:非献血)を使用している.[「献血又は非献血の区別の考え方」参照]
効能または効果
- 血液凝固第VIII因子欠乏患者に対し,血漿中の血液凝固第VIII因子を補い,その出血傾向を抑制する.
- 本剤を添付の溶解液5mLで溶解し,緩徐に静脈内注射又は点滴注入する.なお,1分間に5mLを超える注射速度は避けること.用量は,通常,1回体重1kg当たり10〜30国際単位を投与するが,症状に応じて適宜増減する.
- 輸注速度が速すぎるとチアノーゼ,動悸を起こすことがあるので,1分間に5mLを超えない速度でゆっくり注入すること.
慎重投与
- マウスモノクローナル抗体により精製した製剤又はハムスター腎細胞由来の製剤に過敏症の既往歴のある患者
- ヒト血漿由来の第VIII因子製剤に過敏症の既往歴のある患者
重大な副作用
アナフィラキシー様症状
(頻度不明)
- アナフィラキシー様症状を起こすことがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと.
薬効薬理
- 血液凝固第VIII因子欠乏患者に対し,血漿中の血液凝固第VIII因子を補い,その出血傾向を抑制する4).
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- オクトコグ アルファ(遺伝子組換え)
〔Octocog alfa(genetical recombination)〕JAN
本質
- ヒトT細胞ハイブリドーマのmRNAに由来するヒト第VIII因子cDNAの発現により,ベビーハムスター腎細胞で産生される2,332個のアミノ酸残基からなる糖蛋白質(分子量:300,000〜350,000)
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- factor VIII, FVIII
- 同
- 血漿トロンボプラスチン因子 plasma thromboplastin factor PTF
- 抗血友病グロブリン antihemophilic globulin、抗血友病因子A antihemophilic factor A platelet cofactor I、抗血友病因子
- 商
- (オクトコグアルファ)コージネイト
- (ルリオクトコグアルファ)アドベイト
- クロスエイト、コンコエイト、コンファクト
- 関
- 血液凝固因子、血友病
[show details]
存在部位
半減期
産生組織
肝以外で産生される凝固因子
座乗染色体
臨床関連
[★]
- 英
- octocog alfa
- 商
- コージネイト、コージネイトFS
- 関
- 第VIII因子
[★]
オクトコグアルファ