- 英
- Korsakoff syndrome, Korsakov syndrome?
- 同
- Korsakoff症候群
- コルサコフ精神病 Korsakoff精神病 Korsakoff's psychosis Korsakov psychosis。コルサコフ症状群
- 健忘作話症候群 amnesia-confabulatory syndrome、健忘症状群 amnestic syndrome
- 関
概念
頭文字をとって Dr.C...
病因
コルサコフ症候群
- 英語なので、聞き取れなければ作話かどうかわかりません。
<youtube>http://www.youtube.com/watch?v=wDcyBXJAZNM</youtube>
国試
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/12/03 10:42:10」(JST)
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コルサコフ症候群 |
分類及び外部参照情報 |
ICD-10 |
F10.6 |
ICD-9 |
291.1, 294.0 |
DiseasesDB |
14107 |
eMedicine |
med/2405 |
Patient UK |
コルサコフ症候群 |
MeSH |
D020915 |
プロジェクト:病気/Portal:医学と医療 |
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コルサコフ症候群(コルサコフしょうこうぐん)は、脳の機能障害によって発生する健忘症状である。
ロシアの精神科医セルゲイ・コルサコフ(1854年 - 1900年)にちなみ、命名された。後に、ビタミンB1の欠乏によって起こることがわかったため、同じくビタミンB1の欠乏によって起こるウェルニッケ脳症と合わせて「ウェルニッケ・コルサコフ症候群」としてまとめられる場合がある。視床背内側核または両側乳頭体の障害で生ずる。大脳の萎縮を伴うこともある。ウェルニッケ・コルサコフ症候群といっても、障害が側頭葉のウェルニッケ野に生ずるわけではない。病像はウェルニッケ脳症とかなり違っており、それが慢性化した状態ではない。主としてアルコール依存症に由来する栄養失調が原因とされ、外傷や脳卒中など、その他の器質的原因によって起こる場合もある。
長期記憶の前向性健忘と見当識の障害を伴う逆向性健忘が、同時に起こる。健忘に対し、作話でつじつまを合わせようとすることも特徴である。思考や会話能力などの知的能力に、目立った低下は見られない。コルサコフ症候群の患者は被暗示性が強く、過去の記憶と妄想の区別がつかなくなる。
ウェルニッケ脳症は回復可能とされているが、コルサコフ症候群は若干改善することはあっても基本的には不可逆的障害である。ウェルニッケ脳症とは違い、意識障害を含まない概念である。
関連項目
- 栄養
- ウェルニッケ野
- 脚気
- ウェルニッケ脳症
- アルコール依存症
- 平沢貞通
|
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Japanese Journal
- 短期記憶障害が残存するコルサコフ症候群患者の単身生活に向けた退院支援--地域支援者と病院の多職種連携によるアプローチ (魅力ある職場をめざして--看護の力を語り伝えよう) -- (精神看護)
- アルコール・薬物関連障害の薬物療法 (AYUMI アルコール・薬物関連障害)
- 後遺症を抱えながら復職に成功したウェルニッケ - コルサコフ症候群の一例
- 副田 秀二
- 産業衛生学雑誌 = Journal of occupational health 51(4), 43-45, 2009-07-20
- NAID 10025985537
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- vitamin
- ビタミン、生物の生存・生育に必要な栄養素のうち、炭水化物やタンパク質、脂質、ミネラル以外の栄養素であり、微量ではあるが生理作用を円滑に行うために必須な有機化合物の総称 wiki
ビタミン
ビタミンと欠乏症、過剰症
[★]
- 英
- alcohol
- 関
- エタノール
アルコールによる酩酊の分類
-
-
- 0.5 mg/ml 以上で酒気帯び → 道路交通法(0.5 mg/ml以上で運転能力の低下、1.5 mg/ml以下では著しい低下。1.5-2.0 mg/mlがもっとも危険。これ以上では運転できない)
- 血中アルコール濃度と酩酊の状態
- 0.0-0.5 mg/ml::殆ど無症状か、わずかな熱覚、味覚や嗅覚の低下
- 0.5-1.0 mg/ml:弱度酩酊:顔面紅潮、抑制からの解放、陽気、多幸感、不安や緊張の緩和、反応時間の延長など
- 1.0-1.5 mg/ml:軽度酩酊:多弁、大胆、感覚の軽度麻痺、気分爽快、多弁など
- 1.5-2.5 mg/ml:中程度酩酊:眠気に襲われる、言語不明瞭、平衡感覚が鈍麻し、千鳥足になる、理解・判断力鈍麻など
- 2.5-3.5 mg/ml:強度酩酊:歩行困難、顔面蒼白、悪心、嘔吐、感覚麻痺、精神運動性興奮、言語不明瞭、諸反射の消失など
- 3.5-4.5 mg/ml:重度酩酊、泥酔:意識消失、筋力消失、呼吸困難、体温低下、昏睡状態
- 4.5- mg/ml:呼吸麻痺、心機能不全などで死亡する。
アルコールの慢性症状
- アルコール中毒の患者において、脳神経でchromatosisが見られるが、ニューロンの脱落は末期まで見られない。小脳では虫部のニューロンが優先的に脱落する。大脳辺縁系の乳頭体に強い病変が見られる → ウェルニッケ・コルサコフ症候群と関連
- 振戦譫妄
- アルコール幻覚症
- コルサコフ症候群
- アルコール痴呆
- アルコールてんかん
アルコールによる非精神症状
アルコールによる疾患
- 身体疾患:アルコール性肝疾患(脂肪肝)、膵炎(急性膵炎、慢性膵炎)、大腿骨頭壊死症、末梢神経障害
- 精神疾患:急性アルコール中毒、慢性アルコール中毒、アルコール依存症、アルコール精神病
- (国試)100B077、095B075
アルコールの摂取と疾患
- ホジキンリンパ腫:掻痒症を呈する患者もいるが、そのばあい飲酒をすると当該部位に痛みが出現する(APT.83)
- 急性膵炎:増悪
アルコールの胎児への影響
- SUB.260
アルコールの摂取量
- 21世紀における国民健康づくり運動の目標値では節度ある適度な飲酒とは1日平均純アルコールで20g程度としている。 → ビール(5%) 400ml、日本酒(15%) 133.3ml
- 脳卒中治療ガイドライン2009ではクモ膜下出血の発症予防には過度の飲酒(1週間に150g以上)を避けることが推奨されている。
アルコールの単位
- アルコール摂取量の基準とされるお酒の1単位とは、純アルコールに換算して20g。
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- 英
- vitamine B1
- 同
- チアミン thiamine、塩酸チアミン thiamine hydrochloride、ビタミンB1塩酸塩、アノイリン aneurine
- 商
- アミグランド、パレセーフ、ビーフリード
- 関
- ビタミン、チアミン二リン酸 thiamine pyrophosphate チアミンピロリン酸 TPP
機能
-
-
- 5. 酵母などではアルコール発酵を行うピルビン酸デカルボキシラーゼ(ピルビン酸からCO2を除去してアセトアルデヒドを産生)の補酵素として重要
臨床関連
[★]
- 英
- Wernicke's encephalopathy, Wernicke encephalopathy
- 同
- Wernicke脳症、急性出血性上部灰白脳炎 polio-encephalitis haemorrhagica superior acuta
- 関
- ウェルニッケ症候群、ウェルニッケ病
病因
病理
症状
- 眼球運動障害:両側外転神経麻痺、両側方注視麻痺、上方注視麻痺、両側内転障害。眼振。
- コルサコフ症候群:記銘障害、作話、空間と時間に対する失見当識
検査
-
- 乳頭体、第三脳室、中脳水道、第四脳室周囲の灰白質に病変部位が認められる。
国試
[★]
- 英
- mammillary body (KH)
- ラ
- corpus mamillare
- 関
- 大脳辺縁系
臨床関連
[★]
- 英
- Wernicke-Korsakoff syndrome
- 同
- ウェルニッケ・コルサコフ脳症 Wernicke-Korsakov encephalopathy、ウェルニッケ・コルサコフ病 [[[Wernicke-Korsakoff disease]]
- 関
- ウェルニッケ脳症、ビタミンB1、コルサコフ症候群
[★]
ウェルニッケ・コルサコフ症候群
[★]
- 英
- syndrome, symptom-complex
- 同
- 症状群
- 関
- [[]]
- 成因や病理学的所見からではなく、複数の症候の組み合わせによって診断される診断名あるいは疾患。
内分泌
先天的代謝異常
高プロラクチン血症
- 分娩後の視床下部障害によるプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制のため、高プロラクチン血症を呈する。
- 分娩に関係なくプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制をきたし、高プロラクチン血症を呈する。
性腺機能低下
- 嗅覚の低下・脱出、低ゴナドトロピン性性腺機能低下症
- 肥満、網膜色素変性症、知能低下、低ゴナドトロピン性性器発育不全、多指症、低身長
性早熟
- 思春期早発症、多発性線維性骨異形成症、皮膚色素沈着
- 女性型の肥満、性器の発育障害の2主徴を示し、視床下部に器質的障害をもつ疾患群。
脳神経外科・神経内科
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- 英
- group
- 関
- グループ、集団、分類、群れ、基、グループ化
[★]
- 英
- symptom and sign
- 関
- 症状, 徴候 兆候