神経膠症
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/12/14 22:48:59」(JST)
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神経膠症(しんけいこうしょう、英:gliosis、グリオーシス)とは神経組織の病変部における星状膠細胞の増生。グリオーシス、膠細胞増多症とも呼ばれる。初期には肥満星状膠細胞の増加が見られ、慢性期ではグリア線維の増加がみられ、グリア性瘢痕(glial scar)の形成に至ることが多い。
関連項目
参考文献
- 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版 1991年 ISBN 4885006104
外部リンク
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Japanese Journal
- マウス永久局所脳虚血後の遷延性脳梗塞巣拡大現象の進展に対するarundic acid(ONO-2506)の抑制効果
- 近藤 洋五,鷲巣 誠,織間 博光,森 隆
- 日本獣医生命科学大学研究報告 56, 42-51, 2007-12
- 近年,脳梗塞は虚血発症後の数日間にわたって,脳梗塞体積が拡大し続けることが明らかになった(遷延性脳梗塞巣拡大現象)。本現象の発生に一致して,虚血辺縁領域のアストロサイトが活性化し,S100蛋白を過剰に産生・分泌することが報告されている。本研究では,arundic acid(ONO-2506;S100蛋白の発現を抑制しアストロサイトの活性化を制御する薬剤)のマウス中大脳動脈閉塞モデルで発現する遷延性 …
- NAID 110006978410
- マウス永久局所脳虚血後の遷延性脳梗塞体積増大現象の進展における虚血辺縁領域グリア細胞の役割に関する検討
- 近藤 洋五,鷲巣 誠,織間 博光,浅野 孝雄,森 隆
- 日本獣医生命科学大学研究報告 55, 61-69, 2006-12-01
- 脳梗塞体積は,虚血発症後の数日間にわたって拡大を続けることが近年,明らかとなった(遷延性脳梗塞体積増大)。この現象への虚血辺縁領域グリア細胞の活性化の関与を検討するため,マウスの永久中大脳動脈閉塞後1,3,5,そして7日目における虚血辺縁領域グリア細胞の組織病理学的および免疫組織学的変化を観察した。遷延性脳梗塞体積増大に伴い,虚血辺縁領域のアストロサイトーシス占有率(GFAP/S100蛋白占有率) …
- NAID 110006406733
Related Links
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- 「グリオーシス」とは - 神経組織の病変部における星状膠細胞の増生。 脳や脊髄などの 中枢神経系に炎症や細胞の壊死などが起こると、異物の除去などのためにグリア(神経 膠)が増えることを指す。
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★リンクテーブル★
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- 英
- Wernicke's encephalopathy, Wernicke encephalopathy
- 同
- Wernicke脳症、急性出血性上部灰白脳炎 polio-encephalitis haemorrhagica superior acuta
- 関
- ウェルニッケ症候群、ウェルニッケ病
病因
病理
症状
- 眼球運動障害:両側外転神経麻痺、両側方注視麻痺、上方注視麻痺、両側内転障害。眼振。
- コルサコフ症候群:記銘障害、作話、空間と時間に対する失見当識
検査
-
- 乳頭体、第三脳室、中脳水道、第四脳室周囲の灰白質に病変部位が認められる。
国試
[★]
- 英
- gliosis
- 同
- グリオーシス、神経膠線維症 glial fibrosis fibrillary gliosis、グリア性瘢痕 glial scar, gliofibrosis
- 関
- アストロサイト増加
[★]
- 英
- astrocytosis
- 関
- グリオーシス、アストロサイト増多症