- 商
- DPT“化血研”、トリビック 、沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン
- 関
- ジフテリア,破傷風,百日咳混合ワクチン
UpToDate Contents
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- 1. 小児や青年への定期予防接種:概要standard immunizations for children and adolescents overview [show details]
… update vaccines. Multiple injections are required at most visits. The use of combination vaccines (eg, diphtheria, tetanus, acellular pertussis (DTaP)/hepatitis B (HepB)/inactivated poliovirus vaccine (IPV)…
- 2. 妊娠していない成人女性への定期予防接種standard immunizations for nonpregnant adults [show details]
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- 3. 妊娠中の予防接種immunizations during pregnancy [show details]
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- 4. 成人癌患者への予防接種immunizations in adults with cancer [show details]
… immunization with live-virus vaccines may result in unchecked proliferation of attenuated strains. The risk of acquiring infection and the inability to prevent infection by immunization are directly related …
- 5. 旅行者のための予防接種immunizations for travel [show details]
… patient declines to receive any recommended vaccine. There are a number of differences between countries with respect to vaccine availability and guidelines for vaccine use. A broad international perspective …
Japanese Journal
- 沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチンの品質管理
- DPT (特集 Vaccine preventable diseases を制御するためのわが国の課題)
- マウスを用いた沈降精製百日咳ジフテリア破傷風混合ワクチンの局所反応に関する研究:病理組織像の経時的変化
- 長岡 千春,勝田 友博,本庄 綾子,立山 悟志,徳竹 忠臣,有本 寛,中島 夏樹,五島 敏郎,加藤 達夫
- 感染症学雑誌 80(2), 108-114, 2006
- … わが国で開発され, 現在全世界で広く使用されるようになってきた, 無菌体百日咳ワクチンを含む沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン (以下DtaP) は, 重篤な副反応を著しく減少させたものの, 接種部の発赤, 腫脹, 硬結などの局所副反応はいまだ多く報告されている. …
- NAID 130004331299
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- 沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン(DTaP) 第15回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会ワクチン評価に関する小委員会 資料1 2020 (令和2) 年1月17日
- 販売名 沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン(トリビック)/0.5mL×1本 薬効分類名 ワクチン・トキソイド混合製剤 成分名 有効期間(使用期限) 検定合格日から2年 薬価 薬価基準収載 医薬品コード 識別コード等
- 2016年2月 阪大微研が製造する沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン(トリビック)について、11-13歳のDT2 期における接種が可能となる、用法・用量の変更が承認された。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
トリビック
組成
製法の概要
- 本剤は、百日せき菌I相菌(東浜株)の培養ろ液を塩析法及び超遠心法等で精製後、ホルマリンで減毒した感染防御抗原画分と、ジフテリア菌(Park-Williams No.8株)及び破傷風菌(Harvard株)の培養ろ液中の毒素を、それぞれ塩析法及びイオン交換体法等によって精製後、ホルマリンで無毒化したトキソイド液を、規定濃度に混合し、免疫原性を高めるためにアルミニウム塩に吸着させ不溶性とした液剤である。
- なお、本剤は製造工程でウシの乳由来成分(カザミノ酸、スキムミルク、ペプトン)、心臓由来成分(ビーフハートインフュージョン)、肝臓、肉、肉由来成分(牛肉消化液)、血液、ブタ由来成分(パンクレアチン)及びウマ由来成分(血清)を使用している。
組成
有効成分
- 百日せき菌の防御抗原 4単位以上
- ジフテリアトキソイド 15Lf以下(14国際単位以上)
- 破傷風トキソイド 2.5Lf以下(9国際単位以上)
緩衝剤
- リン酸水素ナトリウム水和物 1.19mg
- リン酸二水素ナトリウム水和物 0.52mg
等張化剤
pH調節剤
免疫補助剤
- 塩化アルミニウム(III)水和物(アルミニウム換算) 0.08mg
安定剤
- ホルマリン(ホルムアルデヒド換算) 0.025mg
効能または効果
- 百日せき、ジフテリア及び破傷風の予防
- 初回免疫:通常、1回0.5mLずつを3回、いずれも3〜8週間の間隔で皮下に注射する。
- 追加免疫:第1回の追加免疫には、通常、初回免疫後6か月以上の間隔をおいて、0.5mLを1回皮下に注射する。以後の追加免疫には、通常、1回0.5mLを皮下に注射する。
接種対象者・接種時期
- 本剤を第1期の予防接種に使用する場合、生後3月から90月までの間にある者に行うが、初回免疫については、標準として生後3月から12月までの者に、追加免疫については、標準として初回免疫終了後12か月から18か月を経過した者に接種する。
- なお、被接種者が保育所、幼稚園等の集団生活に入る場合には、その前に接種を完了することが望ましい。
- 以後の小児への追加免疫においては、標準として11歳以上13歳未満の者に0.5mLを1回接種すること。また、成人への追加免疫は、通常、1回0.5mLを接種すること。
同時接種
- 医師が必要と認めた場合には、他のワクチンと同時に接種することができる(なお、本剤を他のワクチンと混合して接種してはならない)。
重大な副作用
- ショック、アナフィラキシー(0.1%未満):ショック、アナフィラキシ−(蕁麻疹、呼吸困難、血管浮腫等)があらわれることがあるので、接種後は観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
- 血小板減少性紫斑病(0.1%未満):血小板減少性紫斑病があらわれることがある。通常、接種後数日から3週ごろに紫斑、鼻出血、口腔粘膜出血等があらわれる。本症が疑われる場合には、血液検査等の観察を十分に行い、適切な処置を行うこと。
- 脳症(頻度不明):脳症があらわれることがある。接種後、発熱、四肢麻痺、けいれん、意識障害等の症状があらわれる。本症が疑われる場合には、MRI等で診断し、適切な処置を行うこと。
- けいれん(頻度不明):けいれんがあらわれることがある。通常、接種直後から数日ごろまでにけいれん症状があらわれる。本症が疑われる場合には、観察を十分に行い、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- 百日せき、ジフテリア及び破傷風を予防するためには、生体内にあらかじめ各々の感染防御抗原に対する血中抗体が一定(発症防御レベル)以上産生されている必要がある。
- 百日せきは罹患小児の回復期血清で、抗PT抗体及び抗FHA抗体をELISA法により測定した結果から、両抗体共少なくとも10EU(ELISA単位)/mL以上が血中に存在すればよいとの報告がある7)。
- ジフテリアに対する発症防御は、0.1IU(国際単位)/mLの抗毒素(抗体)が11)、また破傷風に対する発症防御は、0.01IU/mLの抗毒素がそれぞれ血中に存在すればよいとの報告がある12)。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- diphtheria-tetanus-pertussis combined vaccine、DTP vaccine
- 同
- 三種混合ワクチン triple vaccine、ジフテリア破傷風百日咳混合ワクチン、ジフテリア・破傷風・百日咳混合ワクチン、沈降精製ジフテリア・破傷風・百日咳混合ワクチン、DTPワクチン DTP vaccine
- 商
- 沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン
- 関
- ワクチン, 新三種混合ワクチン, MMRワクチン、混合ワクチン、トキソイド、予防接種
概念
- ジフテリア毒素のトキソイド
- 破傷風毒素のトキソイド
- 百日咳の完全予防抗原
接種時期
- 予防接種
- 3~8週間隔で3回。12~18か月後に1回。10年後に追加接種。
- 標準的には(DPT)1期1-3回目:3ヶ月~1歳に3回、1期4回目:1歳半?~2歳半?、(追加免疫 DT)2期:11歳~12歳
添付文書
副反応
- 同
- DTaP vaccine
[★]
商品
[★]
百日せき菌防御抗原、ジフテリアトキソイド、破傷風トキソイド
- 関
- 沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン
[★]
- 商
- DPT“化血研”、クアトロバック、沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン
[★]
抗破傷風ヒト免疫グロブリン
[★]
- 英
- vaccine
- 関
- 予防接種 immunization、感染症、感染症予防法、シードロット・システム。immunization
種類
副反応
風疹ワクチン
おたふくかぜワクチン
- 2-3週間後、まれに、発熱、耳下腺腫脹、咳、鼻水
- MMRの際に無菌性髄膜炎が数千人に一人
- 髄膜炎の症状:発熱、頭痛、嘔吐
学校伝染病、予防接種、ワクチン (学校伝染病、予防接種、ワクチン.xls)
日本で使われているワクチン
その他マイナーなワクチン
- 1ヶ月に1回、6ヶ月続けて。
- 適応は低体重児と免疫不全児だった気がする
接種間隔
参考
- 1. 国立感染症研究所 感染症情報センター:予防接種のページ
- http://idsc.nih.go.jp/vaccine/vaccine-j.html
- 2. 日本で接種可能なワクチンの種類 - 国立感染症研究所
- http://idsc.nih.go.jp/vaccine/atopics/atpcs003.html
[★]
- 英
- tetanus, lockjaw
- 同
- テタヌス
- 関
- 破傷風菌 Clostridium tetani
概念
- 嫌気性芽胞形成性グラム陽性桿菌である破傷風菌(Clostridium tetani)による感染症であり、破傷風菌が産生した外毒素テタノスパスミン(tetanospasmin)による中枢神経障害(随意筋痙攣)をきたすことが本疾患の病態である。
- 破傷風菌は土壌や塵など環境中に広く、またヒトや動物の消化管にも存在するが、破傷風菌に汚染された環境で外傷を契機に感染が成立する。
- 感染症ではあるが、神経毒による中毒性感染症であある。
病型
- 参考1
- 全身性破傷風:全身の筋の強直性攣縮 + 自律神経症状(早期は易刺激性、不穏、発汗、頻脈。後期には著しい発汗、不整脈、不安定な高血圧・低血圧、発熱)
- 限局性破傷風
- 頭部破傷風
- 新生児破傷風
病態
- SMB.260
- 破傷風毒素(テタノスパスミン)は亜鉛依存性プロテアーゼ活性を有しており、シナプス小胞付随蛋白であり開口分泌に関与するシナプトブレビンを特異的に切断し、シナプスへの神経伝達物質の放出を妨げる。
- 症状の発現は脊髄の抑制ニューロンが遮断される事による。
- 自律神経ニューロンも遮断されるので、自律神経症状も発現する。 → 著しい血圧、脈拍の変動
潜伏期
経過
治療
- SMB.260 YN. H-55 SPE.359
- 創部 :デブリドマン
- 抗毒素:ヒトTIGの投与 → 神経細胞に取り込まれた後では毒素を中和できなくなる。
- 抗菌 :ペニシリンGの大量投与。テトラサイクリン(SPE.359)
- 対症療法:呼吸管理、筋弛緩薬、抗痙攣薬(ジアゼパム)、刺激の軽減(日光の遮蔽)
予防
- 破傷風トキソイドによる能動免疫
- 小児期にジフテリア・破傷風・百日咳混合ワクチンを、それ以外の者は沈降破傷風トキソイド(破傷風トキソイド*)を3回注射しておけば約5年間程度の免疫が得られる。
免疫
予後
- 死亡率:40% (SPE.359)
- 救急救命センターレベルでならば死亡率は10%程度に下げることが可能である。
参考
- 1. [charged] Tetanus - uptodate [1]
国試
[★]
- 英
- diphtheria
- 関
- ジフテリア菌
特徴
病原体
疫学
潜伏期間
感染経路
病型
症状
- 発熱、咽頭発赤・クループ(扁桃に偽膜形成し、気道閉鎖)、頚部リンパ節腫脹
合併症
- ジフテリア後心臓疾患:発病後2-3週間後。房室ブロック、心筋炎。時に血圧低下、心雑音、ギャロップリズム、心不全
- ジフテリア後麻痺:発病後5-6週間後。多発神経炎による。軟口蓋麻痺により嚥下困難、動眼神経麻痺、生体麻痺、体幹四肢筋の麻痺。4-6週後には回復。
治療
予防
- DPT I期:3ヶ月から6ヶ月に3回。1歳半以降に1回
- DPT II期:11歳~12歳
[★]
- 英
- sedimentation、precipitation、sediment、precipitate
- 関
- 遠心沈降、遠沈、沈降物、沈渣、沈殿、沈殿物、誘起、誘発、降水、降水量、沈澱
[★]
- 英
- mixture、mix、admixture、(切り混ぜ)shuffling、(配合)blend、mix、merge、admix
- 関
- 混合物、配合、合併、混ぜる