麻疹・ムンプス・風疹ワクチン
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/10/16 22:10:29」(JST)
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新三種混合ワクチン(しんさんしゅこんごうワクチン)とは、麻疹、流行性耳下腺炎(おたふく風邪)、風疹の三種の生ワクチンが混合されたワクチンで、MMRワクチンとも呼ばれる。
目次
- 1 概要
- 2 自閉症との関連性
- 3 脚注
- 4 関連項目
概要
MMRとは、麻疹(measles)、流行性耳下腺炎(mumps)、風疹(rubella)の頭文字を取った物である。
日本では、1988年から1993年まで実施されていた。しかしムンプスワクチンによる無菌性髄膜炎発生率が高い事が問題となって中止となった。現在では、個別接種が行なわれている。
2006年4月から、副反応が問題となったムンプスワクチンを除いた、麻疹・風疹混合(MR)ワクチンの接種が開始された。
アメリカ合衆国においては、1971年から一般的に行われており、現在では改良されたワクチンが利用されている。さらに2005年、米国食品医薬品局(FDA)は、麻疹・流行性耳下腺炎・風疹・水痘-帯状疱疹混合ワクチンMMRV(Vはvaricella-zosterの頭文字)を認可している。
自閉症との関連性
1998年、新三種混合ワクチンの接種と自閉症発症との間に関係性があると指摘する論文[1]がLancet誌に発表され、イギリスやアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドにおいて接種が激減、はしかに感染する子供が増加した。2010年1月、イギリスの医事委員会(General Medical Council)は、論文に問題があることを指摘し、ワクチンと自閉症の関連性が否定された[2]。Lancet誌は捏造された虚偽のデータに基づく詐欺的論文であるとして同論文を撤回[3][4]し、主著者であるイギリスの元医師Andrew Wakefieldの医師免許剥奪という結末に至った[5]。2011年に追調査が行われ詐欺的であったことを裏付ける論文が発表されている[6]。
脚注
- ^ Wakefield AJ, Murch SH, Anthony A et al. (28 February 1998). "Ileal-lymphoid-nodular hyperplasia, non-specific colitis, and pervasive developmental disorder in children". Lancet 351 (9103): 637–41. doi:10.1016/S0140-6736(97)11096-0. PMID 9500320. Template:Retracted paper
- ^ “英医学誌、自閉症と新三種混合ワクチンの関係示した論文を撤回”. AFPBB News (フランス通信社). (2010年2月3日). http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2690341/5270873 2013年1月18日閲覧。
- ^ Harris, Gardiner (2010年2月2日). “Journal Retracts 1998 Paper Linking Autism to Vaccines”. The New York Times. オリジナルの2010年12月1日時点によるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20101201165958/http://www10.nytimes.com/2010/02/03/health/research/03lancet.html 2011年1月6日閲覧。
- ^ “Medical journal retracts study linking autism to vaccine”. CNN. (2010年2月2日). http://www.cnn.com/2010/HEALTH/02/02/lancet.retraction.autism/index.html?section=cnn_latest 2010年2月2日閲覧。
- ^ Meikle, James; Boseley, Sarah (2010年5月24日). “MMR row doctor Andrew Wakefield struck off register”. The Guardian (London). オリジナルの2010年5月27日時点によるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20100527003931/http://www.guardian.co.uk/society/2010/may/24/mmr-doctor-andrew-wakefield-struck-off 2010年5月24日閲覧。
- ^ Godlee F, Smith J, Marcovitch H (2011). "Wakefield's article linking MMR vaccine and autism was fraudulent". BMJ 342: c7452. doi:10.1136/bmj.c7452. PMID 21209060.
関連項目
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Japanese Journal
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- rubella
- 同
- 三日はしか
- 関
- 風疹ウイルス、感染症法
特徴
感染経路
- 経気道感染(SMB.455)←つまり飛沫感染?。別の資料:飛沫経気道感染
疫学
- 好発年齢:5~15歳。 別の資料:4-9歳が先体の60%を占める(ウイルス学授業プリント)
- 季節性:春から初夏
- 不顕性感染率は約25%
- 終生免疫あり
潜伏期
- 18日 (ウイルス学授業プリント)。別の資料:16~18日間が多い
症状
- 丘疹:紅斑状の発疹が顔面に出現し、次第に体幹、四肢に広がる。発疹は癒合しない (⇔麻疹)。発疹消退後、色素沈着無し
- 軽度の発熱(38℃)、耳後、後頭部のリンパ節の腫脹、結膜炎、咽頭痛を呈する。
3大主症状
合併症
- 関節炎 (成人女性に多い)
- 血小板減少性紫斑病 (3000例に1例)
- 脳炎(6000例に1例)
- 溶血性貧血(まれ)
経過
- 病期:6-7日
- 発症前(発疹出現前)から伝染力有り。大体、感染時より10日後(SMB.455)
- このころには口腔、咽頭、気道分泌液中にウイルスが存在(SMB.455)
- 発症7日前からウイルス血症
- 発疹より先立って頚部のリンパ節が腫脹し、発疹消失後数週間に渡って持続
- 発疹出現-3~5日-発疹消失
- 発疹と共に発熱-2~3日-解熱 →三日はしか
検査
- IgG(陰性)2.0未満
- IgN(陰性)0.8未満
治療
予防
- 米ではMMRワクチンを12-15月、4-6歳の2回接種
出席停止の解除(学校保険法)
- 妊娠初期(妊娠3ヶ月以内)の妊婦に感染した場合は、胎児の多くが先天性異常を持って生まれてくる
先天性異常
- 聴覚障害:神経知覚性難聴
- 眼症状:白内障、緑内障、小眼症、網膜症
- 心疾患:動脈管開存、肺動脈狭窄、中隔欠損
- その他:小頭症、身体発育遅滞、骨透明症、肝脾種、血小板減少性紫斑病
発生率
- 妊娠4週まで :50%以上
- 妊娠 5~ 8週:35%
- 妊娠 9~12週:15%
- 妊娠13~16週: 8%
- 妊娠20週以降:まれ==ウイルス学==
鑑別
[★]
- 英
- diphtheria-tetanus-pertussis combined vaccine、DTP vaccine
- 同
- 三種混合ワクチン triple vaccine、ジフテリア破傷風百日咳混合ワクチン、ジフテリア・破傷風・百日咳混合ワクチン、沈降精製ジフテリア・破傷風・百日咳混合ワクチン、DTPワクチン DTP vaccine
- 商
- 沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン
- 関
- ワクチン, 新三種混合ワクチン, MMRワクチン、混合ワクチン、トキソイド、予防接種
概念
- ジフテリア毒素のトキソイド
- 破傷風毒素のトキソイド
- 百日咳の完全予防抗原
接種時期
- 予防接種
- 3~8週間隔で3回。12~18か月後に1回。10年後に追加接種。
- 標準的には(DPT)1期1-3回目:3ヶ月~1歳に3回、1期4回目:1歳半?~2歳半?、(追加免疫 DT)2期:11歳~12歳
添付文書
副反応
- 同
- DTaP vaccine
[★]
- 英
- measles-mumps-rubella vaccine, MMR vaccine
- 同
- MMRワクチン
- 関
- 麻疹, 流行性耳下腺炎, 風疹、麻疹おたふくかぜ風疹混合ワクチン
- measles, mumps, rubella
[★]
- 英
- vaccine
- 関
- 予防接種 immunization、感染症、感染症予防法、シードロット・システム。immunization
種類
副反応
風疹ワクチン
おたふくかぜワクチン
- 2-3週間後、まれに、発熱、耳下腺腫脹、咳、鼻水
- MMRの際に無菌性髄膜炎が数千人に一人
- 髄膜炎の症状:発熱、頭痛、嘔吐
学校伝染病、予防接種、ワクチン (学校伝染病、予防接種、ワクチン.xls)
日本で使われているワクチン
その他マイナーなワクチン
- 1ヶ月に1回、6ヶ月続けて。
- 適応は低体重児と免疫不全児だった気がする
接種間隔
参考
- 1. 国立感染症研究所 感染症情報センター:予防接種のページ
- http://idsc.nih.go.jp/vaccine/vaccine-j.html
- 2. 日本で接種可能なワクチンの種類 - 国立感染症研究所
- http://idsc.nih.go.jp/vaccine/atopics/atpcs003.html
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[★]
- 関
- mismatch repair
[★]
メチオニン methionine
[★]
- 英
- cutin
- 関
- 角皮素