- 英
- toxoid
- 同
- アナトキシン anatoxin、類毒素
- 関
- 毒素、抗毒素製剤、ジフテリアトキソイド、破傷風トキソイド、不活化ワクチン、ワクチン
- 細菌の産生するタンパク質性の菌体外毒素を免疫原性は保持したまま無毒化したもの
- トキソイドを注射すると毒素活性を中和する抗体が産生されるので、予防的に用いられる
- ジフテリアトキソイド
- 破傷風トキソイド
WordNet
- a bacterial toxin that has been weakened until it is no longer toxic but is strong enough to induce the formation of antibodies and immunity to the specific disease caused by the toxin; "diphtheria toxoid" (同)toxoid
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/06/25 14:08:52」(JST)
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トキソイド(英: toxoid)は、外毒素をホルマリンなどで処理することにより、免疫原性を有した状態でその毒性を消失したもの。類毒素とも呼ばれる。不活化ワクチンの一種であるとされることもあるが、不活化ワクチンは病原体そのものを対象とするのに対してトキソイドは細菌の外毒素を対象とするものであり、両者は異なる概念であるとされることもある。破傷風、ジフテリアなどの予防に利用される。
関連項目
参考文献
- 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版 1991年 ISBN 4-88500-610-4
- 東匡伸、小熊惠二編集 『シンプル微生物学 改訂第3版』 南江堂 2000年 ISBN 4-524-22057-7
- Michael T. Madigan他著 室伏きみ子他監訳 『Brock微生物学』 オーム社 2003年 ISBN 4-274-02488-1
外部リンク
- 「ワクチンってな~に?」~ワクチンの種類についての説明-予防接種に関するQ&A集
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 破傷風について : 定期的予防接種の重要性 (特集 震災医療 : 来るべき日への医療者としての対応) -- (急性期が過ぎた後に顕在化してくる病態)
- 東日本大震災からみえてきたわが国の破傷風対策への提案
Related Links
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- トキソイドとは? ■トキソイドとは? トキソイドとは、不活化ワクチンの一種なのですが、. 細菌の出す、毒素を取り出し、無毒化したものを. トキソイドといいます。 免疫原性は 保持したまま、無毒化するので、. このトキソイドを体内に注射すると、毒素を中和する 抗体 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
アクトヒブ
組成
製法の概要
- 本剤は,インフルエンザ菌b型 (1482株) の培養液から抽出精製した莢膜多糖体 (ポリリボシルリビトールリン酸: PRP) と,破傷風菌 (Harvard株) の培養液から分離精製した毒素をホルマリンで無毒化した破傷風トキソイドを共有結合した破傷風トキソイド結合インフルエンザ菌b型多糖の原液に,精製白糖,トロメタモールを含む緩衝液を加えて希釈した後,凍結乾燥したものである。
なお,本剤は製造工程で,ウシの乳由来成分 (カゼイン酸加水分解物,カゼインパンクレアチン消化物,トリプトンV,カゼインペプチドN3,スキムミルク),ウシの血液由来成分 (ヘミン),ブタの皮由来成分 (ペプトン),ウシの肝臓および肺由来成分 (肉エキス),ウシの心臓 (心臓浸出液) および骨格筋由来成分,羽毛由来成分 (L-チロシン),ウマの血液由来成分 (脱線維血液) を使用している。
組成
- 本剤は,1バイアル中に下記の成分・分量を含有する。
有効成分
- 破傷風トキソイド結合インフルエンザ菌b型多糖
多糖の量として10μg
添加物
- トロメタモール 0.6mg
精製白糖 42.5mg
pH調節剤
添付溶剤
禁忌
(予防接種を受けることが適当でない者)
- 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合には,接種を行ってはならない。
- 明らかな発熱を呈している者
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
- 本剤の成分または破傷風トキソイドによってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者
- 上記に掲げる者のほか,予防接種を行うことが不適当な状態にある者
効能または効果
- 本剤では,b型以外のインフルエンザ菌による感染症あるいは他の起炎菌による髄膜炎を予防することはできない。
- 本剤に含まれる破傷風トキソイドを,予防接種法に基づく破傷風の予防接種に転用することはできない。
- 本剤は,インフルエンザ菌b型による感染症,特に侵襲性の感染症 (髄膜炎,敗血症,蜂巣炎,関節炎,喉頭蓋炎,肺炎および骨髄炎など) に対する予防効果が期待できる。
- 本剤を添付溶剤0.5mLで溶解し,その全量を1回分とする。
初回免疫:
- 通常,3回,いずれも4〜8週間の間隔で皮下に注射する。ただし,医師が必要と認めた場合には3週間の間隔で接種することができる。
追加免疫:
- 通常,初回免疫後おおむね1年の間隔をおいて,1回皮下に注射する。
接種対象者・接種時期
- 本剤の接種は2ヵ月齢以上5歳未満の間にある者に行うが,標準として2ヵ月齢以上7ヵ月齢未満で接種を開始すること。また,接種もれ者に対しては下記のように接種回数を減らすことができる。
○接種開始齢が7ヵ月齢以上12ヵ月齢未満の場合
初回免疫:
- 通常,2回,4〜8週間の間隔で皮下に注射する。ただし,医師が必要と認めた場合には3週間の間隔で接種することができる。
追加免疫:
- 通常,初回免疫後おおむね1年の間隔をおいて,1回皮下に注射する。
○接種開始齢が1歳以上5歳未満の場合
他のワクチン製剤との接種間隔
- 生ワクチンの接種を受けた者は,通常,27日以上,また他の不活化ワクチンの接種を受けた者は,通常,6日以上間隔をおいて本剤を接種すること。ただし,医師が必要と認めた場合には,同時に接種することができる (なお,本剤を他のワクチンと混合して接種してはならない)。
慎重投与
(接種の判断を行うに際し,注意を要する者)
- 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合は,健康状態および体質を勘案し,診察および接種適否の判断を慎重に行い,予防接種の必要性,副反応,有用性について十分な説明を行い,同意を確実に得た上で,注意して接種すること。
- 心臓血管系疾患,腎臓疾患,肝臓疾患,血液疾患,発育障害等の基礎疾患を有する者
- 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者および全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者
- 過去にけいれんの既往のある者
- 過去に免疫不全の診断がなされている者および近親者に先天性免疫不全症の者がいる者
- 本剤の成分または破傷風トキソイドに対して,アレルギーを呈するおそれのある者
重大な副作用
- ショック,アナフィラキシー様症状 (じん麻疹,呼吸困難,血管浮腫,顔面浮腫,喉頭浮腫等) があらわれることがあるので,接種後は観察を十分に行い,異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。(頻度不明)
- けいれん (熱性けいれんを含む) があらわれることがあるので,症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと。(頻度不明)
- 血小板減少性紫斑病があらわれることがある。通常,接種後数日から3週ごろに紫斑,鼻出血,口腔粘膜出血等があらわれる。本症が疑われる場合には,血液検査等の観察を十分に行い,適切な処置を行うこと。(頻度不明)
薬効薬理
- Hibの感染防御抗原は,その莢膜多糖体のPRPである。PRPはマウスに反復接種しても抗PRP抗体産生を誘導しなかったが,PRPに破傷風トキソイドを結合した本剤はマウスに対して抗PRP抗体産生を誘導し,その効果は反復接種によって増強された6)。
乳幼児において本剤によって誘導される抗PRP抗体はIgG (主にIgG1) が主体であった。また,本剤接種後の血清には殺菌活性およびオプソニン活性が抗PRP抗体価に相関して認められた7) 8)。
なお,外国で行われたHib全身感染症の疫学研究等により,Hibの感染予防に必要な抗PRP抗体価 (感染予防レベル) は0.15μg/mL,長期の感染予防に必要な抗PRP抗体価 (長期感染予防レベル) は1μg/mLであることが明らかにされた9)。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- vaccine
- 関
- 予防接種 immunization、感染症、感染症予防法、シードロット・システム。immunization
種類
副反応
風疹ワクチン
おたふくかぜワクチン
- 2-3週間後、まれに、発熱、耳下腺腫脹、咳、鼻水
- MMRの際に無菌性髄膜炎が数千人に一人
- 髄膜炎の症状:発熱、頭痛、嘔吐
学校伝染病、予防接種、ワクチン (学校伝染病、予防接種、ワクチン.xls)
日本で使われているワクチン
その他マイナーなワクチン
- 1ヶ月に1回、6ヶ月続けて。
- 適応は低体重児と免疫不全児だった気がする
接種間隔
参考
- 1. 国立感染症研究所 感染症情報センター:予防接種のページ
- http://idsc.nih.go.jp/vaccine/vaccine-j.html
- 2. 日本で接種可能なワクチンの種類 - 国立感染症研究所
- http://idsc.nih.go.jp/vaccine/atopics/atpcs003.html
[★]
- 英
- diphtheria-tetanus-pertussis combined vaccine、DTP vaccine
- 同
- 三種混合ワクチン triple vaccine、ジフテリア破傷風百日咳混合ワクチン、ジフテリア・破傷風・百日咳混合ワクチン、沈降精製ジフテリア・破傷風・百日咳混合ワクチン、DTPワクチン DTP vaccine
- 商
- 沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン
- 関
- ワクチン, 新三種混合ワクチン, MMRワクチン、混合ワクチン、トキソイド、予防接種
概念
- ジフテリア毒素のトキソイド
- 破傷風毒素のトキソイド
- 百日咳の完全予防抗原
接種時期
- 予防接種
- 3~8週間隔で3回。12~18か月後に1回。10年後に追加接種。
- 標準的には(DPT)1期1-3回目:3ヶ月~1歳に3回、1期4回目:1歳半?~2歳半?、(追加免疫 DT)2期:11歳~12歳
添付文書
副反応
- 同
- DTaP vaccine
[★]
- 英
- toxin
- 関
- 内毒素、外毒素
外毒素
|
内毒素
|
ポリペプチド
|
リポ多糖体(lipopolysaccharide: LPS)
|
細菌細胞からの分泌
|
グラム陰性菌の細胞壁の外膜に存在
|
宿主組織内-拡散
|
細菌細胞の崩壊により放出
|
多くは熱不安定性
|
熱安定性
|
分泌部位~遠隔部位に作用
|
血行性に拡散しエンドトキシンショック
|
トキソイド化可
|
トキソイド化不可(毒性中心はリピドA)
|
[★]
- 同
- tetanus and diphtheria toxoids
- 関
- tetanus and diphtheria vaccine
- 破傷風とジフテリアの混合ワクチン
- 実体は毒素の中和抗体であるトキソイド
- ジフテリアトキソイドには乳幼児用と大人用がある。
- Dは乳幼児用。dは大人用。ジフテリアトキソイドは大人になると副反応が強くなるため、高度精製してトキソイドの量を減らした沈降製剤をdとする。
- http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/eiken/idsc/infection/glossary.html#T
[★]
- 関
- トキソイド
[★]
- 英
- diphtheria toxoid
- 同
- ジフテリアワクチン、沈降ジフテリアトキソイド、成人用沈降ジフテリアトキソイド
- 関
- ジフテリア、抗毒素製剤、トキソイド、予防接種
[★]
- 英
- tetanus toxoid, Tdap
- 同
- 沈降破傷風トキソイド
- 関
- 破傷風ワクチン、抗毒素製剤、トキソイド
[★]
商品
[★]
- 英
- diphtheria and tetanus toxoids