- 英
- precipitation、precipitate
- 関
- 沈降、沈渣、沈殿物、誘起、誘発、降水、降水量、沈澱
WordNet
- separate as a fine suspension of solid particles
- a precipitated solid substance in suspension or after settling or filtering
- fall from clouds; "rain, snow and sleet were falling"; "Vesuvius precipitated its fiery, destructive rage on Herculaneum" (同)come_down, fall
- bring about abruptly; "The crisis precipitated by Russias revolution"
- fall vertically, sharply, or headlong; "Our economy precipitated into complete ruin"
- hurl or throw violently; "The bridge broke and precipitated the train into the river below"
- the falling to earth of any form of water (rain or snow or hail or sleet or mist) (同)downfall
- the process of forming a chemical precipitate
- the quantity of water falling to earth at a specific place within a specified period of time; "the storm brought several inches of precipitation"
- an unexpected acceleration or hastening; "he is responsible for the precipitation of his own demise"
- the act of casting down or falling headlong from a height
PrepTutorEJDIC
- …‘を'思いがけなく引き起こす,‘の'致来を早める / (…の中に)…‘を'投げ落とす,(…の状態に)…‘を'陥らせる《+『名』+『into』+『名』》 / 〈流動体〉‘を'沈殿させる / (雨・雪・霧などに)〈水蒸気〉‘を'凝結させる / 〈水蒸気が〉凝結して雨(雪など)となる / 〈流動体が〉沈殿して固体になる / 大急ぎの;まっしぐらの / (化学で)沈殿物
- 〈U〉突然の大あわて / 〈C〉〈U〉(化学で)沈殿物;〈U〉沈殿 / 〈U〉降雨,降雪;降雨量,降雪量
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/10/03 23:46:23」(JST)
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沈殿(ちんでん、precipitation)は、溶液中の微粒子が集積することで、大きくなった集積体が重力に引かれて液の底に沈む現象である。本来の用字は沈澱であるが、「澱」が当用漢字に含められなかったことから、同音の「殿」での書き換えが行われた。
沈殿を構成する固体の微粒子は微結晶の場合もあれば、固体と溶液とから構成された固体でゲル様の状態の時もある。
沈殿現象が発生する前の溶液は分散体であり、分散体となる固体微粒子が極く小さい場合はコロイド溶液として安定してしまい沈殿が発生しない場合もある。分散体が安定化するのに微粒子の表面エネルギーやその近傍に発生する電気二重層が大きく関与している。(記事 コロイドに詳しい)
利用[編集]
化学[編集]
化学の実験操作法として沈殿が利用される場合があり、その操作方法も沈殿と呼ばれる。
無機イオン反応などで難溶性の塩を生成する場合などは、結晶性の沈殿を生成する。塩の溶解度(積)はイオンの組み合わせにより全く異なるため、歴史的には沈殿の生成を鑑定することにより金属イオンなどの定性分析を行った。今日では、原子吸光分析法やイオンクロマトグラフ法など、より微量で定量的な分析方法が採用されるので、沈殿による定性分析は教育上の意義しかない。
したがって、今日においては、沈殿は物質を溶液から単離する操作方法として利用されている。
通常、分子量が小さく結晶化しやすい化合物は、精製度の高い再結晶法などによって精製と単離とを併せて実施する。しかし、高分子など結晶化が困難なものは、再結晶によって精製することはできないことが多い。一般にこのような場合は、別の手段で祖精製しておいて、次いで生成物を少量の良溶媒に溶かして溶液とし、これに大量の貧溶媒を加える(あるいは反対に大量の貧溶媒に溶液を少しずつ加えていく)ことで、生成物を沈殿として得る。多くの場合、不純物は沈殿の微粒子の表面に付着するので、生成した沈殿物を濯ぐことである程度の純度の向上が期待される。
再沈殿[編集]
繰り返し沈殿を生成させ純度を高める手法を再沈殿(さいちんでん、reprecipitation)という。いったん生成した沈殿物を溶かすので単に沈殿物を濯ぐ場合よりも純度の向上が期待されるが、再結晶法ほどの純度は見込めない場合も多い。
あるいは再沈殿は、高分子合成において低分子量体(モノマーなど)を除去する目的でよく行われる。
関連項目[編集]
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 水試料の14C比較プログラム(RICE-W) : 沈殿法の検討
- Nakamura Toshio,Itoh Shigeru,Saito-Kokubu Yoko,Aramaki Takafumi,Takahashi A. Hiroshi,Minami Masayo,中村 俊夫,伊藤 茂,國分(齋藤) 陽子,荒巻 能史,高橋 治,南 雅代
- 名古屋大学加速器質量分析計業績報告書 26, 132-137, 2015-03
- 名古屋大学年代測定総合研究センターシンポジウム報告
- NAID 120005605951
- 未来へ森を(第26回)福島報告 里山に降下した放射性物質 移動は落葉と水野流れによって土壌粒子を沈殿させて拡散抑制
- 平成26年石灰石鉱業協会賞 功績賞 採掘跡地を利用した貯水池設置工事について : 小倉鉱山D丁場調整池兼沈殿池設置工事
Related Links
- AgCl、PbCl 2 ともに白色沈殿です。ですから、このままではどちらなのか見分けがつきません。どうすればいいでしょう? 1つは、「熱湯を加える」です。PbCl 2 は熱水に溶けるので、これによって判別することができます。
- ちんでん【沈殿/沈澱】とは。意味や解説、類語。[名](スル)溶液中にまじっている微小固体が底に沈んでたまること。化学では、溶液中の化学反応で不溶性の生成物ができること。または、溶液中の溶質が飽和に達して固まること。
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★リンクテーブル★
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- 英
- evocation、evoke、induce、precipitate、inductive
- 関
- 沈降、沈渣、沈殿、沈殿物、導入、引き起こす、誘導、誘導性、誘導的、誘発、惹起、帰納的、帰納法
[★]
- 英
- sedimentation、precipitation、sediment、precipitate
- 関
- 遠心沈降、遠沈、沈降物、沈渣、沈殿、沈殿物、誘起、誘発、降水、降水量、沈澱
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- 英
- precipitate
- 関
- 沈降、沈渣、沈殿、誘起、誘発
[★]
- 英
- precipitation
- 関
- 沈降、沈殿、降水、降水量
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- 英
- precipitation
- 関
- 沈降、沈殿、降水量、沈澱
[★]
- 英
- PEG precipitation
- 関
- ペグ沈
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- 英
- flocculation
- 関
- 凝結
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- 英
- isoelectric precipitation