フルボキサミン
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Japanese Journal
- 14-115 耳鼻咽喉科におけるSSRI(塩酸パロキセチン,マレイン酸フルボキサミン)の比較(耳鼻科1,一般演題(ポスター発表),近未来医療を担う心身医学,第1回日本心身医学5学会合同集会)
- 14-104 ストレス関連慢性皮膚疾患での不安・抑うつに対するSSRI (マレイン酸フルボキサミン)の有用性について(皮膚科,一般演題(ポスター発表),近未来医療を担う心身医学,第1回日本心身医学5学会合同集会)
- マレイン酸フルボキサミンが有効であったうつ病に伴う咽喉頭異常感症例
- 五島 史行,村上 正人,小川 郁
- 心身医学 47(7), 649-652, 2007-07-01
- … 者は,症状が改善しないと類同に受診を繰り返し,問題となる場合がある.SSRI(セロトニン再取り込み阻害薬)はうつ病に対する薬剤であるが,本剤はうつ病に伴う咽喉頭の異常感に有効である.うつ症状を改善することによって,それに伴う身体症状としての咽喉頭の異常感を改善させると考えられる.今回,SSRIの一つであるマレイン酸フルボキサミンによって治療しえたうつ病に伴う咽喉頭異常態症例を経験したので報告する. …
- NAID 110006317348
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- 成分(一般名) : フルボキサミン マレイン酸塩 製品例 : ルボックス錠25~50~75、デプロメール錠25~50~75 ・・その他(ジェネリック) & 薬価 区分 : 神経系用剤(含む別用途)/抗うつ剤(SSRI)/選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)
- マレイン酸フルボキサミン - 添付文書 (体外診断用医薬品) フルボキサミン - 安全性情報 (DSU他) フルボキサミン - 副作用情報 フルボキサミン - 相互作用のある薬剤 (逆向き検索, 一覧) フルボキサミン - 相互作用のある薬剤 (逆向き検索 ...
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
フルボキサミンマレイン酸塩錠25mg「杏林」
組成
成分・分量(1錠中)
添加物
- トウモロコシデンプン、部分アルファー化デンプン、無水リン酸水素カルシウム、カルメロース、ヒプロメロース、酸化チタン、黄色三二酸化鉄、カルナウバロウ
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤を投与中あるいは投与中止後2週間以内の患者(「相互作用」の項参照)
- ピモジド、チザニジン塩酸塩、ラメルテオンを投与中の患者(「相互作用」の項参照)
効能または効果
- 抗うつ剤の投与により、24歳以下の患者で、自殺念慮、自殺企図のリスクが増加するとの報告があるため、本剤の投与にあたっては、リスクとベネフィットを考慮すること。(「その他の注意」の項参照)
- 社会不安障害の診断は、DSM※等の適切な診断基準に基づき慎重に実施し、基準を満たす場合にのみ投与すること。
- ※DSM:American Psychiatric Association(米国精神医学会)のDiagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders(精神疾患の診断・統計マニュアル)
- 類薬において、海外で実施された18歳以下の大うつ病性障害患者を対象としたプラセボ対照臨床試験において有効性が確認できなかったとの報告がある。本剤を18歳未満の大うつ病性障害患者に投与する際には適応を慎重に検討すること。(「小児等への投与」の項参照)
- 通常、成人にはフルボキサミンマレイン酸塩として、1日50mgを初期用量とし、1日150mgまで増量し、1日2回に分割して経口投与する。なお、年齢・症状に応じて適宜増減する。
- 本剤の投与量は必要最小限となるよう、患者ごとに慎重に観察しながら調節すること。
慎重投与
- 肝障害のある患者[本剤のAUCが増大又は半減期が延長する。]
- 重篤な腎障害のある患者[排泄が遅延するおそれがある。]
- てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者[痙攣を起こすことがある。]
- 自殺念慮又は自殺企図の既往のある患者、自殺念慮のある患者[自殺念慮、自殺企図があらわれることがある。]
- 躁うつ病患者[躁転、自殺企図があらわれることがある。]
- 脳の器質的障害又は統合失調症の素因のある患者[精神症状を増悪させることがある。]
- 衝動性が高い併存障害を有する患者[精神症状を増悪させることがある。]
- 心疾患のある患者[房室ブロック、心室頻拍等があらわれたとの報告がある。(「高齢者への投与」の項参照)]
- 出血性疾患の既往歴又は出血性素因のある患者[出血傾向が増強するおそれがある。]
- 緑内障又は眼内圧亢進のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
- 小児(「小児等への投与」の項参照)
重大な副作用
- 痙攣、せん妄、錯乱、幻覚、妄想(頻度不明):痙攣、せん妄、錯乱、幻覚、妄想があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 意識障害(頻度不明):意識レベルの低下・意識消失等の意識障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- ショック、アナフィラキシー(頻度不明):ショック、アナフィラキシーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- セロトニン症候群(頻度不明):セロトニン症候群があらわれることがあるので、錯乱、発熱、ミオクロヌス、振戦、協調異常、発汗等の副作用が発現した場合は投与を中止し、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。なお、セロトニン作用薬との併用において、昏睡状態となり、急性腎不全へと移行し、死亡した例が報告されている。
- 悪性症候群(頻度不明):向精神薬(抗精神病薬、抗うつ薬等)との併用により、悪性症候群があらわれることがあるので、無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合は、投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。本症発症時には、白血球の増加や血清CK(CPK)の上昇がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。なお、高熱が持続し、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎不全へと移行し、死亡した例が報告されている。
- 白血球減少、血小板減少(頻度不明):白血球減少、血小板減少があらわれることがあるので、血液検査等の観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 肝機能障害、黄疸(頻度不明):AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、総ビリルビン等の著しい上昇を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、肝機能検査等の観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)(頻度不明):低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム増加、高張尿、意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群があらわれることがあるので、食欲不振、頭痛、嘔気、嘔吐、全身けん怠感等があらわれた場合には電解質の測定を行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、水分摂取の制限等の適切な処置を行うこと。
有効成分に関する理化学的知見
- 一般名:フルボキサミンマレイン酸塩 (Fluvoxamine Maleate)
- 化学名:5-Methoxy-1-[4-(trifluoromethyl)phenyl]pentan-1-one(E)-O-(2-aminoethyl)oxime monomaleate
- 構造式:
- 分子式:C15H21F3N2O2・C4H4O4
- 分子量:434.41
- 性状 :フルボキサミンマレイン酸塩は白色の結晶性の粉末である。エタノール(99.5)に溶けやすく、水にやや溶けにくい。
- 融点 :120〜124℃
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- fluvoxamine FLVX
- 化
- マレイン酸フルボキサミン fluvoxamine maleate
- 商
- ルボックス、デプロメール
- 関
- セロトニン、セロトニン受容体
- 精神神経用剤
-
禁忌
副作用
- 安全性評価対象例712例中306例(43.0%)、690件の副作用が認められた。内訳は副作用症状256例(36.0%)、522件、臨床検査値異常86例(12.1%)、168件であった。
- 主なものは嘔気・悪心84件(11.8%)、口渇51件(7.2%)、便秘36件(5.1%)等の消化管障害、眠気69件(9.7%)、めまい21件(2.9%)等の精神神経系障害、怠感23件(3.2%)等の一般的全身障害、ALT(GPT)上昇31件(4.4%)、AST(GOT)上昇20件(2.8%)等の臨床検査値異常であった。(承認時:1999年4月)
添付文書
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1179039F1036_1_30/
[★]
- 英
- maleic acid, maleate
- 関
- マレイン酸エステル、マレイン酸塩
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義
[★]
- 英
- rhein
- 関
- アントラキノン