- 英
- xanthoma, xanthomas, xanthomata
- 同
- 黄色板症 xanthelasma、コレステリン沈着症 cholesterolosis
- 関
- 家族性高リポ蛋白血症II型
国試
WordNet
- xanthoma of the eyelids; occurs chiefly in the elderly
- a skin problem marked by the development (on the eyelids and neck and back) of irregular yellow nodules; sometimes attributable to disturbances of cholesterol metabolism
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/05/20 01:26:27」(JST)
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黄色腫(おうしょくしゅ、英: Xanthoma)とは、皮膚にリポタンパク質を貪食したマクロファージが集合してできる、黄色い腫瘤のこと。高脂血症(高コレステロール結症、高トリグリセリド血症)に合併して起こる。また頻度は少ないが、糖尿病に併発することもある。
分類
眼瞼黄色腫、結節性黄色腫、腱黄色腫、手掌線状黄色腫、汎発性扁平黄色腫
治療
液体窒素療法。高脂血症に対する治療。
|
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|
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- Q43 外陰部の丘疹・結節のみかたを教えてください。 (日常診療で盲点となる皮膚科疾患 : 毛,爪,粘膜を中心とするQ&A) -- (粘膜)
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- 黄色腫症。黄色腫症とはどんな病気か 皮膚にもれ出た脂質を組織球が貪食(どんしょく) し、泡沫(ほうまつ)細胞として組織に存在する状態です。原因は何か 血中脂質レベル による分類は、(1)家族性高脂血症、(2)肝、腎 gooヘルスケア 家庭の医学。
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[★]
- 次の文を読み、13~15の問いに答えよ。
- 62歳の男性。今朝、突然、吐血をしたため来院した。
- 現病歴 :15年前に近医で肝障害を指摘されたが、放置していた。
- 既往歴 :特記すべきことはない。輸血歴なし。機会飲酒のみ。
- 現症 : 意識は清明。身長168cm、体重67kg。体温36.2℃。脈拍72/分、整。血圧128/62mmHg。眼瞼結膜に貧血はなく、眼球結膜に黄染を認めない。腹部は平坦、軟で、肝を正中に4cm触知する。脾は触知しない。
- 検査所見:血液所見:赤血球392万、Hb12.2g/dl、Ht38%、白血球3,100、血小板7万、プロトロンビン時間62%(基準80~120)。
- 血清生化学所見:総蛋白6.8g/dl、アルブミン3.3 g/dl、総コレステロール173 mg/dl、総ビリルビン1.8mg/dl、AST45単位、ALT25単位、LDH288単位(基準176~353)、アルカリホスファターゼ245単位(基準260以下)、γ-GTP45単位(基準8~50)。免疫学所見:HBs抗原陰性、HCV抗体陽性、抗核抗体陰性、抗ミトコンドリア抗体陰性、α-フェトプロテイン2,800ng/ml(基準20以下)。 ICG試験(15分値)32%(基準10以下)。静脈路を確保したうえで行った食道内視鏡写真を以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [099I013]←[国試_099]→[099I015]
[★]
- 37歳の女性。右側のふくらはぎが痛むことを主訴に来院した。 1年前の職場の健康診断で脂質異常症を指摘されたため、その後は毎日4kmのウォーキングを継続していた。 1週前に社内の診療所で検査したところ、総コレステロール302mg/dL、トリグリセリド125mg/dLであり、改善していなかったため、同日に処方された治療薬の内服を開始した。 3日前から右ふくらはぎの痛みがあり、心配になって受診した。身長162cm、体重58kg。右上眼瞼に黄色腫を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。右側下腿を把持すると強い疼痛を認める。血液生化学所見:尿素窒素31mg/dL、クレアチニン1.1mg/dL、尿酸7.2mg/dL、総コレステロール256mg/dL、トリグリセリド131mg/dL、総ビリルビン0.9mg/dL、 AST45IU/L、 ALT40IU/L、 LD203IU/L(基準176-353)、 ALP288IU/L(基準115-359)、 γ-GTP12IU/L(基準 -50)、 CK1,889IU/L(基準30-140)、 Na 137mEq/L、 K 4.4mEq/L、 Cl97mEq/L。
- この患者に投与された可能性が最も高いのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106G041]←[国試_106]→[106G043]
[★]
- 65歳の女性。全身倦怠感を主訴に来院した。1か月前に全身倦怠感が出現し、徐々に増悪した。2週前に知人に皮膚の黄染を指摘された。既往歴に特記すべきことはない。体温36.6℃。眼球結膜に黄染を認める。血液所見:赤血球374万、Hb 12.0g/dl、Ht 36%、白血球7,700、血小板19万。血液生化学所見:総蛋白6.3g/dl、アルブミン3.5g/dl、尿素窒素7mg/dl、クレアチニン0.5mg/dl、総ビリルビン12.8mg/dl、直接ビリルビン9.6mg/dl、AST 140IU/l、ALT 283IU/l、LD 210IU/l(基準176~353)、ALP 1,970IU/l(基準115~359)、γ-GTP 399IU/l(基準8~50)。CRP 0.4mg/dl。
- 認められる可能性が最も高いのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107E048]←[国試_107]→[107E050]
[★]
- 32歳の女性。2週以上続く37℃台の発熱を主訴に来院した。3週前に抜歯を行った。体温37.8℃。脈拍84/分、整。III音と心尖部を最強点とする3/6度の全収縮期雑音とを聴取する。血液所見:赤血球320万、Hb9.8g/dl、Ht32%、白血球9,800、血小板20万。血清生化学所見:AST18単位、ALT16単位、LDH260単位(基準176~353)、CK35単位(基準10~40)。CRP7.6mg/dl。心エコー検査で僧帽弁に疣贅を認める。この疾患に特徴的でないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [100F022]←[国試_100]→[100F024]
[★]
- 24歳の女性。発熱を主訴に来院した。 3日前から発熟しており、最高は39.5℃であった。排尿回数が多くなったことを自覚しており、本日から排尿時痛を伴っているという。頭痛はなく、上気道炎症状は伴っていない。既往歴に特記すべきことはない。
- 確認すべき身体診察所見はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106C015]←[国試_106]→[106C017]
[★]
- 35歳の女性。半年前から両眼瞼と両側肘部とに皮疹が出現し目立つようになってきたため来院した。アキレス腱の肥厚を認める。眼瞼の写真と皮膚生検H-E染色標本とを以下に示す。考えられる基礎疾患はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [097F021]←[国試_097]→[097F023]
[★]
- 英
- dyslipidemia
- 同
- 高脂血症 hyperlipidemia、脂質代謝異常 lipoprotein disorders
- 関
- 高脂血症治療薬、リポ蛋白
定義
- 血清:
Total-CHO≧220 mg/dl。LDL-C≧140 mg/dl。TG≧150 mg/dl。HDL-C<40 mg/dl
病型
分類
原発性高脂血症のWHO分類
原発性高脂血症の型分類 (臨床検査法提要第32版 p.533)
|
I型
|
II型
|
III型
|
IV型
|
V型
|
IIa型
|
IIb型
|
高カイロミクロン血症
|
高コレステロール血症
|
複合型高脂血症
|
異常βリポ蛋白血症
|
高トリグリセリド血症
|
複合型高トリグリセリド血症
|
増加リポ蛋白
|
CM
|
++
|
|
|
|
|
+
|
VLDL
|
|
|
+
|
|
+
|
+
|
IDL
|
|
|
|
+
|
|
|
LDL
|
|
+
|
+
|
|
|
|
血漿脂質
|
TC
|
+
|
+++
|
++
|
++
|
/+
|
+
|
TG
|
+++
|
|
++
|
++
|
++
|
+++
|
TC/TG
|
<0.2
|
>1.6
|
不定
|
≒
|
0.6-1.6
|
<0.6
|
病因
|
・LPL欠損 ・アポCII欠損 (外因性高脂血症)
|
LDL受容体異常
|
不明
|
アポE異常 (E2/E2など)
|
不明 (内因性高脂血症)
|
LPL欠損へテロ(一部) (外因性高脂血症 and (内因性混合型高脂血症)
|
臨床所見
|
発症時期
|
小児期
|
小児期~成人
|
成人
|
成人
|
小児期~成人
|
肝脾肥大
|
+++
|
-
|
+
|
+++ 脾のみ
|
+++
|
腹痛
|
+
|
|
|
+
|
+
|
膵炎
|
+
|
|
|
|
+
|
網膜脂血症
|
+
|
|
|
|
+
|
肥満
|
|
|
|
+
|
+
|
角膜輪
|
|
+
|
+
|
|
|
冠動脈疾患
|
まれ
|
最も高率
|
高率
|
中程度
|
比較的まれ
|
黄色腫
|
発疹状
|
黄色板状 結節状 腱黄色腫
|
手掌線 結節状 発疹状
|
|
発疹状
|
耐糖能
|
正常
|
正常
|
正常
|
異常多い
|
異常多い
|
高尿酸血症
|
なし
|
なし
|
少ない
|
多い
|
多い
|
遺伝
|
劣性遺伝
|
優性遺伝
|
劣性遺伝
|
優性遺伝
|
不明
|
頻度
|
まれ
|
多い 500人中 1人(ヘテロ) 100万人中 1人(ホモ)
|
多い 200人中 1人
|
少ない 1万人中 2-3人
|
最も多い
|
まれ
|
血清静置試験
|
上層:乳濁
|
透明
|
わずかに混濁
|
混濁、 時にミルク状
|
混濁
|
上層:乳濁
|
下層:透明
|
下層:混濁
|
特徴
|
|
|
small dense LDL の存在
|
broad β
|
|
|
- 頻度:IIa > IIb > IV
- 遺伝(AR)I, III (AD)その他
- 症状
- 動脈硬化:IIa,IIb,III
- 膵炎:TG多い:I,IV,V
- TC優位に多いのがIIa, TG優位に多いのがIV
- リポ蛋白のパターンは、IIa + IV = IIb で IIIはその中間(IDL)。I + IV = V
|
治療方針の原則
|
カテゴリー
|
脂質管理目標値(mg/dL)
|
リスク群
|
LDL-C以外の主要危険因子
|
LDL-C
|
HDL-C
|
TG
|
一次予防
|
まず生活習慣の改善を 行った後、薬物治療の 適応を考慮する
|
I
|
低リスク群
|
0
|
<160
|
≧40
|
<150
|
II
|
中リスク群
|
1~2
|
<140
|
III
|
高リスク群
|
3以上
|
<120
|
二次予防
|
生活習慣の改善とともに 薬物治療を考慮する
|
冠動脈疾患の既往
|
<100
|
- 加齢(男性≧45歳、女性≧55歳)、高血圧、糖尿病(耐糖能異常を含む)、喫煙、冠動脈疾患の家族歴、低HDL-C血症(<40mg/dL)
- 糖尿病、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症の合併はカテゴリーIIIとする。
[★]
- 英
- syringoma
- 同
- 発疹性汗腺腫 eruptive hidradenoma、発疹性汗管腫 eruptive syringoma
- 関
- 汗腺系腫瘍
臨床写真
- 参考1より引用
概念
- 主として表皮内エクリン汗管への分化を示す良性腫瘍。
- エクリン汗腺の真皮内汗管が限局性に増殖した結果、皮膚色~褐色の1-3mm大の小丘疹を生じる。
- 下眼瞼部に好発するが、それ以外にも体幹前面、腋窩、外陰部にも生じうる。対称性に生じる。
- 体幹前面に播種状に多発した場合は発疹性汗腺腫とよばれる。
疫学
- 女性に多い
- 汗の分泌が増加する思春期以降に顕著となる。
症状
鑑別診断
- 参考1.
診断
治療
- 無治療でも問題ないが、美容上問題となる場合には自由診療で治療対象となりうる。
- CO2レーザー療法での焼灼が有用であると報告されている。
- 凍結療法も有用とされる
予後
- 無治療で問題なく、悪性化しないが、自然消退しない。
参考
- 1. Cutaneous Syringoma: A Clinicopathologic Study of 34 New Cases and Review of the Literature
- https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3726900/
[★]
- 英
- probucol
- 商
- クラフェデン、サクベルコート、シンレスタール、ダウンオイール、ピヨコール、フッコラート、プロスエード、ライドラース、ロレルコ、ワニール
- 高脂血症治療薬
- 家族性高コレステロール血症(FHホモ)にも適応可能
- 黄色腫・動脈硬化巣の退縮作用がある
- 強い抗酸化作用→酸化LDL産生を抑制
- 産生LDLの産生抑制により、マクロファージの貪食を抑制する→CETP活性亢進→コレステロールの逆転送活性化
薬理作用
- 血症TG↓、血症TC↓
- LDL受容体非依存的にLDL異化→胆汁への排泄作用↑
- →家族性高コレステロール血症の適応となる
作用機序
副作用
- CETP活性亢進による
[★]
http://www.uniklinik-bonn.de/42256BC8002B7FC1/vwLookupImagesforLoad/Xanthelasmata.jpg/$FILE/Xanthelasmata.jpg
http://users.telenet.be/huisarts-dokter-naesens/fotos/xanthelasma-2.jpg
http://www.hudlegekontoret.no/var/storage/images/bildearkiv/kliniske/xanthelasmata/xanthelasmata_01/2584-4-eng-GB/xanthelasmata_01_max.jpg
[★]
- 英
- xanthofibroma
- 同
- 黄色肉芽腫 xanthogranuloma、線維性黄色腫 線維黄色腫 fibrous xanthoma、線維性組織球腫 fibrous histiocytoma
- 関
- 黄色腫、若年性黄色肉芽腫
[★]
- 英
- cerebrotendinous xanthomatosis, CTX
- 同
- 脳腱コレステリン症 cerebrotendinous cholesterinosis
- 関
- ヴァン・ボゲール・シェラー・エプシュタイン症候群、cholestanolosis
[★]
- 英
- atypical fibroxanthoma AFX
- 同
- 非定型線維黄色腫
[★]
- 関
- がん、腫瘍、腫瘤、良性新生物
[★]
- 英
- yellow、xanthic、xantho