- certificate
- 英
- death certificate, certificate of death
- 関
- 死体検案書、死因
死亡診断書・死体検案書(SLE. 303-305)
書類名
|
発行できる者
|
条件
|
死亡診断書
|
医師、歯科医
|
・医師が生前その患者を診察治療し、確定診断を付け、その患者が同一診断名で死亡した場合が、病死体となり死亡診断書を交付する。 ・「無診察治療などの禁止」の例外:「診察中の患者が受診後24時間以内に死亡した場合に交付する診断書については、この限りでない」。異状がない限り、改めて死語診察をしなくても死亡診断書を交付することを認める。 ・(24時間を超えても)診療継続中の患者が、診察にかかる疾患で死亡したことが予期できる場合には、改めて死語診察を行い、生前に診察していた疾病が死因と判定できれば、求めに応じて死亡診断書を発行できる。
|
死体検案書
|
医師
|
上記以外
|
参考
- 1. 平成23年度版死亡診断書(死体検案書)記入マニュアル
- http://www.mhlw.go.jp/toukei/manual/
国試
WordNet
- present someone with a certificate
- a document attesting to the truth of certain stated facts (同)certification, credential, credentials
- authorize by certificate
PrepTutorEJDIC
- 『証明書』,証書,証券 / 『免証状』,認許状,(学位を伴わない)修業証書
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2021/03/03 15:55:54」(JST)
[Wiki ja表示]
| この記事は特に記述がない限り、日本国内の法令について解説しています。また最新の法令改正を反映していない場合があります。ご自身が現実に遭遇した事件については法律関連の専門家にご相談ください。Wikipedia:法律に関する免責事項もお読みください。 |
死亡診断書(しぼうしんだんしょ)とは、死亡事由などについての検案について記した書類で診断書の一つである。死体検案書と同様に死亡を証明する効力を持つ。診断した医師、歯科医師のみ(飼育動物が対象であれば獣医師のみ)が死亡診断書を発行できる。また、死因統計作成の資料としても用いられる。
最終診察後24時間以内でなくても、死因が明らかに継続的に診療中のものであると予測される場合については死亡診断書が作成される[1][2]。
それ以外の場合はたとえ病院内で死亡した場合であっても死亡診断書を作成することはできず、医師は死体を検案しなければならない。
死亡届を届出者が死亡の事実を知った日から7日以内(国外で死亡したときは、その事実を知った日から3か月以内)に届け出ることが必要であり、死亡者の本籍地、死亡地、届出人の現住所地の順位で当該市町村長・特別区長へ提出する。その際の様式として、死亡診断書(死体検案書)との併用が殆どである。
死亡診断書と死体検案書の使い分け
死体検案書と死亡診断書の書式は同一であるので、不必要な方を二重線で取り消さなければならない(死亡診断書を発行する場合は死体検案書記載に該当する部分を取り消す)。検案を行ってもわからない場合は「不詳」と、時刻・時間を正確に計算できない場合は「(推定)」と記載する。また記載する必要のない項目については偽造防止のために斜線を引く。
記載事項
- 氏名、性別、生年月日
- 死亡したとき
- 死亡したところおよびその種別
- 死亡したところの種別
- 死亡したところ
- 施設の名称
- 死亡の原因
- (ア)直接死因と発病(発症)又は受傷から死亡までの期間
- (イ)(ア)の原因と発病(発症)又は受傷から死亡までの期間
- (ウ)(イ)の原因と発病(発症)又は受傷から死亡までの期間
- (エ)(ウ)の原因と発病(発症)又は受傷から死亡までの期間
- 直接死因には関係しないが上記の疾病経過に影響を及ぼした傷病名等
- 手術の有無と手術年月日
- 解剖の有無とその主要所見
- 死亡の種類
- 外因死の追加事項
- 傷害が発生したとき
- 傷害が発生したところの種別
- 傷害が発生したところ
- 手段および状況
- 生後一年未満で病死した場合の追加事項
- 出生児体重
- 単胎・多胎の別
- 妊娠週数
- 妊娠分娩時における病態又は異状
- 母の生年月日
- 前回の妊娠の結果
- その他特に付言すべき事柄
- 検案年月日、検案書発行年月日と医師の住所・署名・捺印(すべて自書で署名した場合は、捺印はなくともよい)
刑法との関連
医師が公務所に提出すべき診断書、検案書または、死亡証書に虚偽の記載をしたときは、3年以下の禁固、又は、30万円以下の罰金に処す。(刑法第160条)
脚注
出典
- ^ 平成21年度版死亡診断書記入マニュアル、p6
- ^ “平成31年度版死亡診断書(死体検案書)記入マニュアル (PDF)”. 厚生労働省. p. 5. 2020年1月15日閲覧。
関連項目
- 診断書
- 法医学
- 死亡届
- 検案
- 異状死
- 異状死体
- 監察医
外部リンク
- 死亡診断書(死体検案書)記入マニュアル平成30年度版 (PDF) - 厚生労働省
- 死亡診断書(死体検案書)記入マニュアル平成31度版 - 厚生労働省(平成31年4月24日付追補内容反映版)
- 死亡診断書(死体検案書)記入マニュアル令和2年度版 - 厚生労働省
|
この項目は、医学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:医学/Portal:医学と医療)。 |
|
この項目は、歯学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:歯学/Portal:医学と医療)。 |
死 |
---|
医学的側面 |
- 細胞死
- 壊死
- プログラム細胞死
- アポトーシス
- オートファジー
- 自己融解
- かさぶた
- 妊娠中絶
- 検死
- 脳死
- 臓器ドナー
- ターミナルケア
- DNR/尊厳死
- 安楽死
- ラザロ徴候
- 末期症状
|
---|
死亡率 |
- 防ぎうる死
- 乳幼児死亡率
- 乳児死亡率
- 妊産婦死亡率
- 周産期死亡率
- Micromort
- メメント・モリ
- 不老不死
|
---|
超常現象 | |
---|
法的側面 |
- 人の終期
- 認定死亡
- 死亡診断書
- 変死体
- 殺人
- 死刑囚
- 法医病理学
|
---|
その他 |
- 死と文化
- 死の準備教育
- 擬死
- ダークツーリズム
- 死の行進
- ダーウィン賞
- 命日
- 辞世
- デストルドー
- 自殺
- 絶滅
- 屍姦
- アンデッド
|
---|
|
|
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
- 1. Death certificates and death investigations in the United Statesdeath certificates and death investigations in the united states [show details]
… Death certificate completion and appropriate medical examiner involvement after death are important components of patient care. Training in proper death certificate completion is likely inadequate as …
- 2. 死産:母親へのケアstillbirth maternal care [show details]
…which varies from state to state. Many parents in the United States are upset that a fetal death certificate is issued instead of a birth certificate in cases of stillbirth. The requirements for fetal…
- 3. 妊産婦死亡の概要overview of maternal mortality [show details]
…to household characteristics. Death certificates – In the United States, a 2003 revision of the death certificate added a pregnancy checkbox to connect death certificates and ICD-10 coding for maternal …
- 4. 小児や青年による「窒息ゲーム」およびその他の首絞め行動the choking game and other strangulation activities in children and adolescents [show details]
…attribution of complications to strangulation activities is likely to be underreported because death certificates lack the detail necessary to distinguish death related to strangulation activities from other …
- 5. ダウン症:マネージメントdown syndrome management [show details]
…congenital malformations, circulatory disease, and dementia. In a similar study using United States death certificates from 1983 to 1997, the improvement in survival was thought to be due to increased placement …
Japanese Journal
- 老衰とフレイル (特集 非がん疾患に対する緩和ケア) -- (疾患別の特性)
- 子どもの死をいかに防ぐか : チャイルドデスレビュー(CDR)における法医学の役割 (特集 法医学の新たな展開)
- 27年間保存を法務局に要請 : 法務省 死亡診断書5年廃棄問題で : 各地の便り
Related Links
- 1 死亡診断書(死体検案書)の意義. 2 死亡診断書と死体検案書の使い分け. 3 医師が患者の死亡に立ち会えなかった場合. 4 作成に当たっての留意事項. (1) 一般的事項. (2) 「死亡診断書(死体検案書)」. (3) 氏名・性・生年月日. (4) 死亡したとき. (5) 死亡したところ及びその種別.
- 死亡診断書とは、人間の死亡を医学的・法律的に証明するものです。亡くなった人を診療してきた医師が、死亡に至るまでの過程を可能な限り詳細に記入します。死亡診断書がなければ、亡くなった人は法的には生存しているとみなされます
- 死亡診断書とは、人の死を医学的、法律的に証明し、医師や歯科医だけが作成できる書類です。
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 1歳5か月の女児。保育所から心肺停止のため搬入された。3日前に感冒様症状で近医を受診し、
- 抗ヒスタミン薬と鎮咳去痰薬とを処方されていた。保育所では当日の午前中は元気であったが、
- 午後1時半に突然39℃台の発熱に気付き水分を摂取させ、父親が迎えに来るまで眠らせていた。
- 午後4時に父親が迎えに来て患児を見たところ顔面蒼白に気付き、救急車を要請した。
- 救急隊到着時には患児は心肺停止状態にあった。救急車内および病院とで蘇生を試みたが午後5時32分に死亡が確認された。
- 気管挿管時に気管内に吐物は認めなかった。病院到着後に実施したインフルエンザ迅速検査でA型インフルエンザ抗原陽性であった。
- 検視の結果、事件性はないと判断された。担当医が行うのはどれか。2つ選べ。
[正答]
CE
- インフルエンザが死因とは言い切れず、死因は不明なので異状死
※国試ナビ4※ [103G043]←[国試_103]→[103G045]
[★]
- 68歳の男性。午前2時ころ救急隊によって搬送された。当直医が診察したところすでに死亡していた。この患者は前日午後4時ころ、他院の内科外来を受診しており、不安定狭心症と診断されている。入院治療を勧められたが患者はこれを拒否し、投薬を受けて帰宅したとのことである。死体の後頭部に擦過傷を認める。
- 当直医の対応として最も適切なのはどれか。
- a. 死因を狭心症として死体検案書を交付する。
- b. 他院の内科外来担当医に受診時診断名を確認し自ら死亡診断書を交付する。
- c. 他院の内科外来担当医に死亡診断書を交付してもらう。
- d. 病院長に死亡診断書を交付してもらう。
- e. 所轄警察署の警察医に死体検案を依頼する。
[正答]
E
- 後頭部の擦過傷が存在しており、異状死およびその疑いと考える
※国試ナビ4※ [095C002]←[国試_095]→[095C004]
[★]
- 60歳の女性。早朝に自宅敷地内の倉庫で梁にロープを掛け、縊頸した状態で発見された。近くから自筆の遺書が発見され、病苦が原因の自殺であること、対外的には病死として処理して欲しいことなどが記されていた。糖尿病による慢性腎不全のため、かかりつけ医で週3回透析治療を受けていた。かかりつけ医とは別の医師が警察官とともに臨場し、検案することとなった。
- 検案医の行動として正しいのはどれか。
- a 死亡診断書を作成する。
- b かかりつけ医に死体検案書の発行を依頼する。
- c 索条痕がロープの性状と一致しているかを確認する。
- d 作成書類の「死亡したとき」欄に死亡確認時刻を記載する。
- e 作成書類の「死因の種類」欄は、死者の意向を尊重して病死とする。
[正答]
※国試ナビ4※ [111C019]←[国試_111]→[111C021]
[★]
- 83歳の男性。 3日前に転院してきた。 1か月前にオートバイと接触し、左大腿骨骨折と左橈骨骨折とを受傷したが、順調に回復し、リハビリテーション目的で転院となった。転院直後から、夜間せん妄が出現していた。本日、看護師が階段の踊り場で心肺停止状態となっている患者を発見した。医師が死亡確認し検案したところ、頭部に出血を伴う皮膚損傷を認めた。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106B045]←[国試_106]→[106B047]
[★]
- 64歳の男性。末期癌で在宅ケアを受けている。担当医は週に2回午後に往診している。最後に担当医が往診した翌日の午前中に訪問看護師から死亡を看取ったとの連絡があった。担当医は直ちに往診し、診療中の末期癌で死亡したと判断した。
- 担当医の取るべき処置で正しいのはどれか。
- a. 警察へ連絡し、監察医を依頼する。
- b. 警察へ連絡し、死体検案書を交付する。
- c. 警察へは連絡せず、死体検案書を交付する。
- d. 警察へは連絡せず、死亡診断書を交付する。
- e. 死亡を看取った訪問看護師に死亡診断書を書かせる。
[正答]
※国試ナビ4※ [098B001]←[国試_098]→[098B003]
[★]
- a 不明熱の患者が、入院5日目に原因不明のショック状態となり死亡した。
- b 予定されていた肝切除術を受けた患者が、多臓器不全となり術後5日目に死亡した。
- c 末期がん患者が、在宅医の診察75時間後に心停止となり同医師が訪問して死亡を確認した。
- d 外食中に意識を失って救急車で搬入され、くも膜下出血と診断された患者が、20時間後に死亡した。
- e うつ病で通院中の患者が、診察6時間後に溺水状態で同病院に救急車で搬入され主治医が死亡を確認した。
[正答]
※国試ナビ4※ [111F011]←[国試_111]→[111F013]
[★]
- 65歳の女性。自宅のトイレ内で便器に座ったまま、意識不明の状態で家族に発見され搬入された。到着時、すでに心肺停止状態であった。既往症と通院歴とに特記すべきことはない。画像診断および諸検査によって大動脈解離による心タンポナーデと診断し、搬入1時間後に死亡を確認した。
[正答]
※国試ナビ4※ [103E043]←[国試_103]→[103E045]
[★]
- 中年の男性。道路で血を流して倒れているところを通行人に発見された。救急隊到着時には心肺停止状態で、病院に搬送されたが死亡が確認された。背部から出血があり、血液を拭き取ったところ確認された創の写真(別冊No. 11)を別に示す。
- 死亡を確認した医師が、まず行うべきなのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112C048]←[国試_112]→[112C050]
[★]
- 身元不明の中年男性。公園のベンチで意識がもうろうとしていたため搬入された。体温37.5℃。脈拍52/分、整。血圧170/110mmHg。外傷はなく、画像診断および各種検査の結果、脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血と診断され、治療が施されたが、来院3時間後に死亡が確認された。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [102E040]←[国試_102]→[102E042]
[★]
- 86歳の女性。監察医制度の指定地域にある自宅で死亡した。所轄の警察署が死因について犯罪との関連性はないと判断したので、死亡診断書の作成のため、2日前に初めて往診した医師が自宅に呼ばれた。しかし、前回の診療内容からは死に至った経過を説明できないことから、死因を明らかにするためには解剖が必要と考えられた。
- この解剖はどれにあたるか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105H024]←[国試_105]→[105H026]
[★]
- 5か月の乳児。早朝ぐったりしているのに母親が気付いたとして救急車で搬入された。意識はなく対光反射も認められない。脈拍は触れず、心・肺は停止している。直腸温は35.0℃。全身にチアノーゼ、打撲傷および紫斑を認める。30分間心肺蘇生を試みた後、死亡を確認した。
- a. 母親からの成育歴の聴取
- b. 全身エックス線単純撮影
- c. 病理解剖
- d. 死亡診断書の作成
- e. 警察への届出
[正答]
※国試ナビ4※ [099C023]←[国試_099]→[099C025]
[★]
- a ナイフで刺された患者について警察に通報した。
- b 患者を診ずに家族と話しただけで処方箋を交付した。
- c 輸血を拒否している成人患者に予定手術で輸血した。
- d 患者の意識がなかったので、病状を患者の上司に説明した。
- e 患者の家族に依頼され、死亡診断書に虚偽の死因を記載した。
[正答]
※国試ナビ4※ [108G002]←[国試_108]→[108G004]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [101B012]←[国試_101]→[101B014]
[★]
- a. 死因の種類で自殺は不慮の外因死に分類される。
- b. 医師本人が署名した場合は押印は不要である。
- c. 最終診察後48時間目に死亡した場合は交付できる。
- d. 記載できない部分は空欄のままにしておく。
- e. 歯科医師は発行できない。
[正答]
※国試ナビ4※ [098E006]←[国試_098]→[098E008]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [109C002]←[国試_109]→[109C004]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [102E033]←[国試_102]→[102E035]
[★]
- a 死因統計の資料となる。
- b 歯科医師も交付できる。
- c 死亡診断書と同時に交付できる。
- d 検案をした医師以外の医師も交付できる。
- e 検案日と検案書交付日とは同一でなくてはならない。
[正答]
※国試ナビ4※ [106H009]←[国試_106]→[106H011]
[★]
- a 異状死に対して行う。
- b [[解剖の結果を家族へ説明する。
- c 死亡診断書の作成に必須である。
- d 生命保険の書類作成に必須である。
- e 死亡確認から6時間以内に行わなければならない。
[正答]
※国試ナビ4※ [110G004]←[国試_110]→[110G006]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [100G005]←[国試_100]→[100G007]
[★]
- a 病院が届け出る。
- b 剖検所見は記載しない。
- c 署名と押印とが必要である。
- d [[主治医以外は記載できない。
- e 死因として老衰と記載できる。
[正答]
※国試ナビ4※ [113F023]←[国試_113]→[113F025]
[★]
第49条
- 出生の届出は、十四日以内(国外で出生があつたときは、三箇月以内)にこれをしなければならない。
- 2 届書には、次の事項を記載しなければならない。
- 一 子の男女の別及び嫡出子又は嫡出でない子の別
- 二 出生の年月日時分及び場所
- 三 父母の氏名及び本籍、父又は母が外国人であるときは、その氏名及び国籍
- 四 その他法務省令で定める事項
- 3 医師、助産師又はその他の者が出産に立ち会つた場合には、医師、助産師、その他の者の順序に従つてそのうちの一人が法務省令・厚生労働省令の定めるところによつて作成する出生証明書を届書に添付しなければならない。ただし、やむを得ない事由があるときは、この限りでない。
第九節 死亡及び失踪
(死亡届)
第86条
- 死亡の届出は、届出義務者が、死亡の事実を知つた日から七日以内(国外で死亡があつたときは、その事実を知つた日から三箇月以内)に、これをしなければならない。
- 2 届書には、次の事項を記載し、診断書又は検案書を添付しなければならない。 ← 死亡診断書あるいは死体検案書が必要
- 一 死亡の年月日時分及び場所
- 二 その他法務省令で定める事項
- 3 やむを得ない事由によつて診断書又は検案書を得ることができないときは、死亡の事実を証すべき書面を以てこれに代えることができる。この場合には、届書に診断書又は検案書を得ることができない事由を記載しなければならない。
第87条
- 左の者は、その順序に従つて、死亡の届出をしなければならない。但し、順序にかかわらず届出をすることができる。
- 第一 同居の親族
- 第二 その他の同居者
- 第三 家主、地主又は家屋若しくは土地の管理人
- 2 死亡の届出は、同居の親族以外の親族、後見人、保佐人、補助人及び任意後見人も、これをすることができる。
第88条
- 死亡の届出は、死亡地でこれをすることができる。
- 2 死亡地が明らかでないときは死体が最初に発見された地で、汽車その他の交通機関の中で死亡があつたときは死体をその交通機関から降ろした地で、航海日誌を備えない船舶の中で死亡があつたときはその船舶が最初に入港した地で、死亡の届出をすることができる。
第89条
- 水難、火災その他の事変によつて死亡した者がある場合には、その取調をした官庁又は公署は、死亡地の市町村長に死亡の報告をしなければならない。但し、外国又は法務省令で定める地域で死亡があつたときは、死亡者の本籍地の市町村長に死亡の報告をしなければならない。
法令
- 戸籍法(昭和二十二年十二月二十二日法律第二百二十四号)
- http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S22/S22HO224.html
[★]
- 英
- certificate of death, death certificate
- 関
- 死亡診断書、死体検案、監察医制度
死亡診断書・死体検案書
- SLE. 303-305
書類名
|
発行できる者
|
条件
|
死亡診断書
|
医師、歯科医
|
・医師が生前その患者を診察治療し、確定診断を付け、その患者が同一診断名で死亡した場合が、病死体となり死亡診断書を交付する。 ・「無診察治療などの禁止」の例外:「診察中の患者が受診後24時間以内に死亡した場合に交付する診断書については、この限りでない」。異状がない限り、改めて死語診察をしなくても死亡診断書を交付することを認める。 ・(24時間を超えても)診療継続中の患者が、診察にかかる疾患で死亡したことが予期できる場合には、改めて死語診察を行い、生前に診察していた疾病が死因と判定できれば、求めに応じて死亡診断書を発行できる。
|
死体検案書
|
医師
|
上記以外
|
用途
- 死亡届、生命保険、自動車損害賠償保険法による支払い請求
国試
[★]
- 英
- notice of death, death registration
- 関
- 死体検案書、死亡診断書。戸籍法#第86条
[★]
- 英
- death、demise、decease、obituary
- 関
- 死、消滅、崩御
[★]
- 英
- diagnosis, Dx, diagnoses