- 48歳の男性。歩行障害を主訴に来院した。半年前から易疲労感、悪心・嘔吐、めまい及び四肢の感覚鈍麻を自覚している。20歳のときから、自動車修理工場で塗装の仕事をしている。脈拍96/分、整。血圧142/88mmHg。血液所見:赤血球390万、Hb11.5g/dl、白血球4,100、血小板12万。血清生化学所見:総蛋白7.5g/dl、アルブミン5.0g/dl、総ビリルビン1.0mg/dl、AST78単位(基準40以下)、ALT56単位(基準35以下)、LDH450単位(基準176~350)、γ-GTP87単位(基準8~50)。
- 診断確定に必要な尿生化学検査はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 45歳の男性。定期健康診断で異常といわれたので職場の健康管理室に来室した。喫煙歴は20歳から1日30本。飲酒歴は日本酒を1日3合。運動習慣はない。前月の時間外労働時間は86時間であった。身長164cm、体重80kg。血庄158/92mmHg。血清生化学所見:空腹時血糖144mg/dl、総コレステロール240mg/dl、トリグリセライド180mg/dl(基準50~130)、AST22単位(基準40以下)、ALT40単位(基準35以下)、γ-GTP60単位(基準8~50)。産業医の指導として誤っているのはどれか。
- a. 禁煙を勧める。
- b. 節酒を勧める。
- c. 高強度のスポーツを行うよう勧める。
- d. 時間外労働時間を短縮するよう指導する。
- e. 精密検査を受けるよう勧める。
[正答]
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- 64歳の男性。末期癌で在宅ケアを受けている。担当医は週に2回午後に往診している。最後に担当医が往診した翌日の午前中に訪問看護師から死亡を看取ったとの連絡があった。担当医は直ちに往診し、診療中の末期癌で死亡したと判断した。
- 担当医の取るべき処置で正しいのはどれか。
- a. 警察へ連絡し、監察医を依頼する。
- b. 警察へ連絡し、死体検案書を交付する。
- c. 警察へは連絡せず、死体検案書を交付する。
- d. 警察へは連絡せず、死亡診断書を交付する。
- e. 死亡を看取った訪問看護師に死亡診断書を書かせる。
[正答]
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