- 38歳の男性。強い呼吸困難のため救急車で搬入された。同僚によると朝から喉が痛いため、ヨード剤でうがいをし、市販のトローチをなめたところ、15分経過したころから次第に呼吸が苦しくなってきたという。来院時、呼びかけに応答はなく、頚動脈の拍動をわずかに触知する。顔面にはチアノーゼが著明である。
- まず行う処置はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 50歳の男性。
- 職場の定期健康診断の胸部エックス線写真で右下肺野に結節陰影が初めて認められた。自覚症状はない。25歳ころから1日30本の喫煙歴がある。
- 尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球426万、Hb13.8g/dl、Ht40%、白血球6,800、血小板24万。血清生化学所見:空腹時血糖103 mg/dl、総蛋白7.2g/dl、アルブミン3.4g/dl、尿素窒素12mg/dl、クレアチニン0.9mg/dl、尿酸5.6 mg/dl、総コレステロール208mg/dl、トリグリセライド106mg/dl、AST20単位、ALT18単位、LDH330単位(基準176~353)、γーGTP48単位(基準8~50)。心電図に異常を認めない。
- 医師の対応として最も適切なのはどれか。
- a. 来年まで経過を観察するよう伝える。
- b. すぐに禁煙するよう指導する。
- c. 結果を説明し精密検査が必要であることを伝える。
- d. 詳しくは説明せず専門病院へ紹介する。
- e. がんの可能性が高いと家族に伝える。
[正答]
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[★]
- 5か月の乳児。早朝ぐったりしているのに母親が気付いたとして救急車で搬入された。意識はなく対光反射も認められない。脈拍は触れず、心・肺は停止している。直腸温は35.0℃。全身にチアノーゼ、打撲傷および紫斑を認める。30分間心肺蘇生を試みた後、死亡を確認した。
- a. 母親からの成育歴の聴取
- b. 全身エックス線単純撮影
- c. 病理解剖
- d. 死亡診断書の作成
- e. 警察への届出
[正答]
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