ストレプトマイシン

streptomycin, SM
硫酸ストレプトマイシン streptomycin sulfate
抗結核薬結核
  • 蛋白合成阻害


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/08/01 00:45:54」(JST)

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Japanese Journal

  • 放線菌の転写及び翻訳系の改変による潜在能力の開発と抗生物質の探索
  • 保坂 毅,今井 優,藤原 達也
  • 信州大学農学部紀要 48(1・2), 9-15, 2012-03-00
  • … 我々はこれまでの研究で,薬剤耐性変異(リファンピシン耐性変異やストレプトマイシン耐性変異など)を利用して放線菌細胞内のRNA ポリメラーゼ(転写)やリボソーム(翻訳)を改変することで,放線菌の潜在的な二次代謝産物の生産能力を効率よく活性化できることを証明してきた。 …
  • NAID 40019253568
  • 1992年-2010年に沖縄県で分離された鶏由来 Salmonella の血清型, 薬剤感受性および薬剤耐性遺伝子の保有状況
  • 又吉 正直,俵山 美絵,小田 葉子,長島 裕美,諌山 章子
  • 鶏病研究会報 47(3), 160-166, 2011-11-25
  • … 薬剤別耐性はオキシテトラサイクリン(OTC)9.2%、ストレプトマイシン(SM)7.6%、カナマイシン(KM)2.3%、アンピシリン(ABPC)1.6%、クロラムフェニコール(CP)0.3%、ナリジクス酸(NA)0.2%であった。 …
  • NAID 10030166519

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ストレプトマイシン (streptomycin) は抗生物質のひとつである。化学式はC21H39O12 N7である。最初に発見されたアミノグリコシド類であり、結核の治療に用いられた最初の 抗生物質である。略して「ストマイ」ともいう。放線菌の一種Streptomyces griseusに ...
ストレプトマイシンとして、通常成人1日1g(力価)を筋肉内注射する。週2〜3日、 あるいははじめの1〜3ヵ月は毎日、その後週2日投与する。また、必要に応じて局所に 投与する。 ただし、高齢者(60歳以上)には1回0.5〜0.75g(力価)とし、小児あるいは 体重の ...


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ストレプトマイシン左ボタンを押してドラッグする  液剤20(ストレプトマイシンストレプトマイシンストレプトマイシン ストレプトマイシンの画像 p1_24

Japan Pharmaceutical Reference

薬効分類名

  • アミノグリコシド系抗生物質製剤

販売名

硫酸ストレプトマイシン注射用1g「明治」

組成

  • 硫酸ストレプトマイシン注射用1g「明治」は、1バイアル中に下記の成分を含有する。

有効成分

  • ストレプトマイシン硫酸塩 1g(力価)

禁忌

  • 本剤の成分並びにアミノグリコシド系抗生物質又はバシトラシンに対し過敏症の既往歴のある患者

効能または効果

適応菌種

  • ストレプトマイシンに感性の結核菌、ペスト菌、野兎病菌、ワイル病レプトスピラ

適応症

  • 感染性心内膜炎(ベンジルペニシリン又はアンピシリンと併用の場合に限る)、ペスト、野兎病、肺結核及びその他の結核症、ワイル病

[肺結核及びその他の結核症に対して使用する場合]

  • ストレプトマイシンとして、通常成人1日1g(力価)を筋肉内注射する。週2?3日、あるいははじめの1?3ヵ月は毎日、その後週2日投与する。また必要に応じて局所に投与する。
    ただし、高齢者(60歳以上)には1回0.5?0.75g(力価)とし、小児あるいは体重の著しく少ないものにあっては適宜減量する。
    なお、原則として他の抗結核薬と併用する。

[その他の場合]

  • ストレプトマイシンとして、通常成人1日1?2g(力価)を1?2回に分けて筋肉内注射する。
    なお、年齢、症状により適宜増減する。

<注射液の調製法>

  • 溶解には、1バイアルに日局注射用水又は日局生理食塩液3?5mLを加える。
    本剤は用時溶解し、溶解後は速やかに使用すること。
  • 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
  • 腎障害のある患者には、投与量を減ずるか、投与間隔をあけて使用すること。(「慎重投与」の項参照)

慎重投与

  • 腎障害のある患者[高い血中濃度が持続し、腎障害が悪化するおそれがあり、また、第8脳神経障害等の副作用が強くあらわれるおそれがある。]
  • 肝障害のある患者[肝障害を悪化させるおそれがある。]
  • 重症筋無力症の患者[神経筋遮断作用がある。]
  • 高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
  • 経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者[ビタミンK欠乏症状があらわれることがあるので観察を十分に行うこと。]

重大な副作用

  • 難聴、耳鳴、眩暈(5%以上又は頻度不明)等の第8脳神経障害(主として前庭機能障害)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、投与を中止することが望ましいが、やむを得ず投与を続ける必要がある場合には、慎重に投与すること。
  • 急性腎不全等の重篤な腎障害(0.1%未満)があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  • ショック、アナフィラキシー様症状(0.1%未満)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、蕁麻疹、心悸亢進、発汗、悪寒、頭痛、全身倦怠感、血圧低下、呼吸困難等があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  • 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)(0.1%未満)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  • 発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎(0.1%未満)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
  • 溶血性貧血、血小板減少(0.1%未満)があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  • AST(GOT)、ALT(GPT)、LDH、γ-GTP等の上昇を伴う肝機能障害、黄疸(0.1%未満)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。

薬効薬理

in vitro抗菌作用

  • ストレプトマイシンは、グラム陰性菌及び結核菌に殺菌的に作用した。2)

有効成分に関する理化学的知見

性 状

  • ストレプトマイシン硫酸塩は白色?淡黄白色の粉末である。
    本品は水に溶けやすく、エタノール(95)に極めて溶けにくい。

一般名

  • ストレプトマイシン硫酸塩 Streptomycin Sulfate

略 号

  • SM

化学名

  • 2-Deoxy-2-methylamino-α-L-glucopyranosyl-(1→2)-5-deoxy-3-C-formyl-α-L-lyxofuranosyl-(1→4)-N,N′-diamidino-D-streptamine sesquisulfate

分子式

  • C21H39N7O12・1 1/2H2SO4

分子量

  • 728.69

分配係数

  • (log10 1-オクタノール層/水層、20±5℃)
    (下表参照)

★リンクテーブル★
国試過去問095C018」「095A099」「111E031」「085A023
リンク元アミノグリコシド系抗菌薬」「抗結核薬」「プロカイン」「腎排泄」「Bacillus anthracis
拡張検索家族性ストレプトマイシン難聴」「硫酸ジヒドロストレプトマイシン」「ジヒドロストレプトマイシン」「硫酸ストレプトマイシン
関連記事レプ

095C018」

  [★]

  • 60歳の男性。活動性肺結核の診断で入院した。イソニアジドリファンピシン及びストレプトマイシンによる治療を開始した。肺機能検査は正常であった。治療開始1か月後、発熱と発疹とを認めた。飲酒は週にビール2, 3本を30年間。血液所見:白血球11,000(好酸球11%)。化学所見GOT60:単位(基準40以下)、GPT112単位(基準35以下)、アルカリホスファターゼ420単位(基準260以下)、γ-GTP90単位(基準8~50)。IgM-HAV抗体陰性、HBs抗原陰性。
  • この患者の病態の原因として最も可能性が高いのはどれか。

[正答]


※国試ナビ4※ 095C017]←[国試_095]→[095C019

095A099」

  [★]

  • 抗結核薬と副作用の組合せで誤っているのはどれか。

[正答]


※国試ナビ4※ 095A098]←[国試_095]→[095A100

111E031」

  [★]

  • 抗結核薬のうち副腎皮質ステロイドの効果を減弱させるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 111E030]←[国試_111]→[111E032

085A023」

  [★]

  • 適切な組み合わせ
  • a. (1)(2)(3)
  • b. (1)(2)(5)
  • c. (1)(4)(5)
  • d. (2)(3)(4)
  • e. (3)(4)(5)

アミノグリコシド系抗菌薬」

  [★]

aminoglycoside antibiotic
抗菌薬、アミノグリコシド系薬、アミノグリコシド
GOO. chapter.45
  • タンパク質合成阻害による抗菌薬は静菌的なのもが多いが、アミノグリコシド系抗菌薬は「殺菌的」に作用

構造

  • amino sugars linked to an aminocyclitol ring by glycosidic bonds (GOO.1155)
  • 名前の通りアミノ基-NH2を多数有しているため正電荷を帯びる
→経口吸収不良
→脳脊髄液に移行しにくい。
→腎排泄されやすい

動態

  • 内服不可能→外来患者に使いにくい
  • 細胞膜(内膜)の通過は膜電位ポテンシャルに依存している。ここが律速段階となる。 → 細胞内移行性悪
阻害、拮抗要素:二価陽イオン、高浸透圧、pHの低下、嫌気的条件
膿瘍など嫌気的条件、酸性の高浸透圧尿など細菌の膜電位ポテンシャルが低下する場合に薬効低下

作用機序

  • 1. 翻訳開始を阻害
  • 2. 翻訳を停止させる
  • 3. 誤ったアミノ酸を取り込ませる
  • 異常蛋白が細胞膜に挿入され、膜の透過性を変えてさらにアミノグリコシド系抗菌薬の取り込みを促す

薬理作用

  • 薬効は迅速。濃度依存的
  • post-antibiotic effectがある。
抗菌薬の血漿濃度がminnimum inhibitory concentration以下になっても殺菌活性が残存。殺菌活性の残存時間は濃度依存的

抗菌スペクトル

  • 広い

副作用

  • 腎障害:近位尿細管の壊死変性。用量依存的
  • 耳毒性:CN VIII障害。内耳の有毛細胞を破壊。用量依存的
  • 神経・筋遮断作用:(稀であるが)神経筋遮断作用(およびこれによる無呼吸)を呈する。遮断作用はネオマイシンが一番強く、カナマイシン、アミカシン、ゲンタマイシン、トブラマイシンがこれに続く。通常、胸腔内、腹腔に大量投与した時に生じるが、静脈内、筋肉内、あるいは経口投与でも起こりうる。大抵の発作(神経筋接合部が遮断される発作)は麻酔薬やその他の神経筋接合部遮断薬の投与で生じる(←どういう意味?)。重症筋無力症の患者はアミノグリコシド系抗菌薬による神経筋接合部遮断作用を受けやすい。(GOO.1164)

アミノグリコシド系抗菌薬

抗結核薬」

  [★]

antituberculous, antitubercular agent antituberculous agent antitubercular drug antituberculous drug antituberculosis drugs, antituberculotic
抗結核剤
結核
  • first aid step1 2006 p.172

抗結核薬一覧

  • 覚え方:INH-SM-PZA-INH-RFP-EB → INH-SPIRE(inspire)
  • イソニアジドだけは予防薬として用いられる(first aid step1 2006 p.172)
  • 2nd line drugとしてcycloserineがある。

作用点

抗結核薬の副作用

プロカイン」

  [★]

procaine
塩酸プロカイン procaine hydrochlorideプロカイン塩酸塩
塩プロ
アミサリンオキシブプロカインオムニカインネオベノールプロカニンベノキシールラクリミンロカイン塩プロ塩酸ベノキシネートNovocain
局所麻酔薬


参考

    • ロカイン注1%(1mL)/ *ロカイン注1%(2mL)/ *ロカイン注1%(5mL)/ *ロカイン注2%(1mL)/ *ロカイン注2%(2mL)/ *ロカイン注2%(5mL)
[display]http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1211401A4067_1_02/1211401A4067_1_02?view=body

腎排泄」

  [★]

renal excretion
肝排泄薬物排泄


国試

Bacillus anthracis」

  [★]

炭疽菌
Bacillus anthracis
脾脱疽菌
バシラス属細菌炭疽 anthrax



感染経路

  • 接触感染(創傷部)、吸入、接触感染

病型

治療薬

感染症予防法

  • 四類

家族性ストレプトマイシン難聴」

  [★]

familial streptomycin-induced hearing loss
ストレプトマイシンストレプトマイシン難聴

硫酸ジヒドロストレプトマイシン」

  [★]

dihydrostreptomycin sulfate
ジヒドロストレプトマイシン

ジヒドロストレプトマイシン」

  [★]

dihydrostreptomycin
硫酸ジヒドロストレプトマイシン

硫酸ストレプトマイシン」

  [★] ストレプトマイシン

レプ」

  [★]

roentgen equivalent physical
ラド rad