フルルビプロフェン
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Japanese Journal
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- 久保田 由美子,古賀 哲也,利谷 昭治
- 西日本皮膚科 59(5), 727-730, 1997
- … 1996年4月16日に歯科処置後, アンピシリン(ペントレックス<SUP>®</SUP>)1T, フルルビプロフェン(フロベン<SUP>®</SUP>)2T, ピロキシカム(バキソ<SUP>®</SUP>)2capを内服翌日, 38度の発熱と全身の紅斑が出現した。 …
- NAID 130004474372
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
フロベン錠40
組成
有効成分
- 1錠中に日本薬局方フルルビプロフェン40mgを含有する。
添加物
- 結晶セルロース、無水リン酸水素カルシウム、軽質無水ケイ酸、カルメロースカルシウム、ステアリン酸カルシウム、カルメロースナトリウム、精製白糖、ゼラチン、D-ソルビトール、タルク、マクロゴール6000、硫酸カルシウム、酸化チタン、カルナウバロウ
禁忌
- 消化性潰瘍のある患者 (ただし、「慎重投与」の項参照)
[プロスタグランジン合成阻害作用による胃粘膜防御能の低下により、消化性潰瘍を悪化させることがある。]
[副作用として血液障害があらわれることがあるので、血液の異常を更に悪化させるおそれがある。]
[副作用として肝機能異常があらわれることがあるので、肝障害を更に悪化させるおそれがある。]
[プロスタグランジン合成阻害作用による腎血流量の低下等により、腎障害を更に悪化させるおそれがある。]
[プロスタグランジン合成阻害作用による水・ナトリウム貯留傾向があるため、心機能不全が更に悪化するおそれがある。]
[プロスタグランジン合成阻害作用による水・ナトリウム貯留傾向があるため、血圧を更に上昇させるおそれがある。]
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- アスピリン喘息 (非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発) 又はその既往歴のある患者
[喘息発作を誘発することがある。]
- エノキサシン水和物、ロメフロキサシン、ノルフロキサシン、プルリフロキサシンを投与中の患者
[「相互作用」の項参照]
[「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照]
効能または効果
関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、歯髄炎、歯根膜炎
フロベン錠40
- 通常、成人1回1錠、1日3回 (3錠/日、フルルビプロフェンとして120mg/日) 食後経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。頓用の場合には、1回1〜2錠 (フルルビプロフェンとして40〜80mg) を経口投与する。
フロベン顆粒8%
- 通常、成人1回0.5g、1日3回 (1.5g/日、フルルビプロフェンとして120mg/日) 食後経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。頓用の場合には、1回0.5〜1g (フルルビプロフェンとして40〜80mg) を経口投与する。
慎重投与
- 非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍のある患者で、本剤の長期投与が必要であり、かつミソプロストールによる治療が行われている患者
[ミソプロストールは非ステロイド性消炎鎮痛剤により生じた消化性潰瘍を効能・効果としているが、ミソプロストールによる治療に抵抗性を示す消化性潰瘍もあるので、本剤を継続投与する場合には、十分経過を観察し、慎重に投与すること。]
[消化性潰瘍を再発させることがある。]
[血液の異常を悪化又は再発させるおそれがある。]
[血小板機能低下が起こることがあるので、出血傾向を助長するおそれがある。]
[肝障害を悪化又は再発させるおそれがある。]
- 腎障害又はその既往歴のある患者あるいは腎血流量が低下している患者
[腎障害を悪化又は再発あるいは誘発させるおそれがある。]
[心機能異常を悪化させるおそれがある。]
[血圧を上昇させるおそれがある。]
[気管支喘息患者の中にはアスピリン喘息患者も含まれており、それらの患者では喘息発作を誘発することがある。]
[「重要な基本的注意」「高齢者への投与」の項参照]
[他の非ステロイド性消炎鎮痛剤で症状が悪化したとの報告がある。]
[他の非ステロイド性消炎鎮痛剤で症状が悪化したとの報告がある。]
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状
- ショック、アナフィラキシー様症状 (いずれも頻度不明※) があらわれることがあるので、観察を十分に行い、胸内苦悶、悪寒、冷汗、呼吸困難、四肢しびれ感、血圧低下、血管浮腫、蕁麻疹等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
急性腎不全、ネフローゼ症候群
- 急性腎不全、ネフローゼ症候群 (いずれも頻度不明※) 等の重篤な腎障害があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、乏尿、血尿、尿蛋白、BUN・血中クレアチニン上昇、高カリウム血症、低アルブミン血症等が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
胃腸出血
- 胃腸出血 (頻度不明※) があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
再生不良性貧血
- 再生不良性貧血 (頻度不明※) があらわれるとの報告があるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
喘息発作
- 喘息発作 (頻度不明※) を誘発することがあるので、喘鳴、呼吸困難感等の初期症状が発現した場合は投与を中止すること。
中毒性表皮壊死融解症 (Toxic Epidermal Necrolysis: TEN)、皮膚粘膜眼症候群 (Stevens-Johnson症候群)、剥脱性皮膚炎
- 中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、剥脱性皮膚炎 (いずれも頻度不明※) があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
抗炎症作用16)
- カラゲニン浮腫 (ラット)、紫外線紅斑 (モルモット) の急性炎症に対するID50(経口投与) は、それぞれ0.48mg/kg、0.19mg/kgで、アスピリン (それぞれ122.0mg/kg、150.0mg/kg) 及びインドメタシン (それぞれ6.8mg/kg、4.8mg/kg) に比し強力である。
アジュバンド関節炎 (ラット) の慢性炎症に対しては、3mg/kg/日の経口投与で約50%の抑制作用を示し、インドメタシンと同程度の作用を示す。
鎮痛作用17, 18)
- 酢酸ライシング法 (マウス) によるID50(経口投与) は3.1mg/kgで、アスピリン (255.0mg/kg) に比し少量で作用を示す。
ラット足蹠の炎症性疼痛 (Randall-Selitto法) に対する最小有効量 (経口投与) は0.33mg/kgで、アスピリン (90mg/kg) に比し強い作用を示す。
プロスタグランジン生合成阻害作用19)
- 関節リウマチ患者の滑液膜細胞のミクロソームでのプロスタグランジン生合成の50%阻害濃度は0.06μMで、インドメタシン (0.54μM)、ジクロフェナクナトリウム (0.2μM) より強い作用を示す。
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
化学名:
- (2RS )-2-(2-Fluorobiphenyl-4-yl) propanoic acid
分子式:
分子量:
融点:
- 114〜117℃
- フルルビプロフェンは白色の結晶性の粉末で、わずかに刺激性のにおいがある。
メタノール、エタノール (95)、アセトン又はジエチルエーテルに溶けやすく、アセトニトリルにやや溶けやすく、水にほとんど溶けない。
エタノール (95) 溶液 (1→50) は旋光性を示さない。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- flurbiprofen、flurbiprofen axetil
- 商
- アドフィード、アップノン、ステイバン、ゼポラス、ファルケン、フロベン、フループ、フルルバン、ヤクバン、ロピオン
- 関
- フルルビプロフェンアキセチル