- 英
- piroxicam
- ラ
- piroxicamum
- 商
- アルデイン、ドラフトン、バキソ、パルパシン、ピオパール、フェルデン、ベリーズ。Feldene
- 関
- 非ステロイド性抗炎症薬、(プロドラッグ)アンピロキシカム
WordNet
- a nonsteroidal anti-inflammatory drug (trade name Feldene) used to treat arthritis and other inflammatory conditions (同)Feldene
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/07/04 00:59:33」(JST)
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ピロキシカム
|
IUPAC命名法による物質名 |
(8E)-8-[hydroxy-(pyridin-2-ylamino)methylidene]-
9-methyl-10,10-dioxo-10λ6-thia-9-azabicyclo[4.4.0]
deca-1,3,5-trien-7-one |
臨床データ |
胎児危険度分類 |
C, D if used in the third trimester or near delivery |
法的規制 |
POM |
投与方法 |
PO |
薬物動態的データ |
代謝 |
4 to 10% renal |
半減期 |
30 to 86 hours |
排泄 |
4 to 10% renal |
識別 |
CAS登録番号 |
36322-90-4 |
ATCコード |
M01AC01 M02AA07
, S01BC06
|
PubChem |
CID 5280452 |
DrugBank |
APRD01187 |
ChemSpider |
10442653 |
KEGG |
D00127 |
化学的データ |
化学式 |
C15H13N3O4S |
分子量 |
331.348 g/mol |
ピロキシカム(英: piroxicam)とはリウマチ症状、変形性関節症、初期の月経困難症、術後疼痛の緩和や炎症性の症状の鎮痛薬として使用される非ステロイド性抗炎症薬の一つ。
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 川田 暁
- 日本臨床免疫学会会誌 = Japanese journal of clinical immunology 34(1), 8-12, 2011-02-28
- … がってこれらの2つの疾患の概念・原因薬剤・臨床症状・治療と予防について理解しておく必要がある.薬剤性光線過敏症の原因薬剤としては,ニューキノロン系抗菌剤,ピロキシカムとそのプロドラッグであるアンピロキシカムが圧倒的に多い.最近塩酸チリソロール,シンバスタチン,ダカルバジンなどが増加傾向にある.光接触皮膚炎の原因薬剤としては,ケトプロフェン(ゲル剤,テープ剤 …
- NAID 10029431543
- ドキソルビシン, カルボプラチン, ピロキシカムにより長期完全寛解が得られた犬の眼窩部軟骨肉腫の1例
- 矢野 将基,森 崇,山田 雅人,坂井田 誠,村井 厚子,酒井 洋樹,丸尾 幸嗣
- 日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association 61(12), 945-848, 2008-12-20
- NAID 10025574986
- ドキソルビシン,カルボプラチン,ピロキシカムにより長期完全寛解が得られた犬の眼窩部軟骨肉腫の1例
- 矢野 将基,森 崇,山田 雅人,坂井田 誠,村井 厚子,酒井 洋樹,丸尾 幸嗣
- 日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association 61(12), 945-948, 2008-12
- … ドキソルビシンとカルボプラチンを3週間おきに交互投与し、同時にピロキシカムを経口投与したところ、投与後1週間目より腫瘍は徐々に縮小し、臨床的に消失した。 …
- NAID 120004582166
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- ピロキシカム. 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』. 移動: 案内、 検索 ... ピロキシカム(英: piroxicam)とはリウマチ症状、変形性関節症、初期の月経困難症、術 後疼痛の緩和や炎症性の症状の鎮痛薬として使用される非ステロイド性抗炎症薬の ...
- バキソとは?ピロキシカムの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる( おくすり110番:薬事典版)
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
アンピロームカプセル13.5mg
組成
1カプセル中の有効成分:
添加物:
- D-マンニトール、部分アルファー化デンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、ショ糖脂肪酸エステル、ステアリン酸Mg
カプセル本体:黄色三二酸化鉄、酸化チタン、ラウリル硫酸Na、ゼラチン
禁忌
消化性潰瘍のある患者(ただし、「慎重投与」の項参照)
重篤な血液の異常のある患者
重篤な肝障害のある患者
重篤な腎障害のある患者
重篤な心機能不全のある患者
重篤な高血圧症のある患者
妊娠末期の患者(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
本剤の成分又はピロキシカムに対し過敏症の既往歴のある患者
アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者
- [重篤な喘息発作を誘発又は再発させることがある。]
リトナビルを投与中の患者(「相互作用」の項参照)
効能または効果
下記疾患並びに症状の鎮痛、消炎
- 関節リウマチ
変形性関節症
腰痛症
肩関節周囲炎
頸肩腕症候群
腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群に対し本剤を用いる場合には、慢性期のみに投与すること。
本剤は、他の非ステロイド性消炎鎮痛剤の治療効果が不十分と考えられる患者のみに投与すること。
通常、成人にはアンピロキシカムとして27mgを1日1回食後に経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜減量する。
本剤は1日最大27mg(ピロキシカムとして20mg)までの投与とすること。
本剤の投与に際しては、その必要性を明確に把握し、少なくとも投与後2週間を目処に治療継続の再評価を行い、漫然と投与し続けることのないよう注意すること。
- [外国において、本剤が、他の非ステロイド性消炎鎮痛剤に比較して、胃腸障害及び重篤な皮膚障害の発現率が高いとの報告がされている。](「重要な基本的注意」の項参照)
慎重投与
消化性潰瘍の既往歴のある患者
非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍のある患者で、本剤の長期投与が必要であり、かつミソプロストールによる治療が行われている患者
- [ミソプロストールは非ステロイド性消炎鎮痛剤により生じた消化性潰瘍を効能・効果としているが、ミソプロストールによる治療に抵抗性を示す消化性潰瘍もあるので、本剤を継続投与する場合には、十分経過を観察し、慎重に投与すること。]
血液の異常又はその既往歴のある患者
出血傾向のある患者
肝障害又はその既往歴のある患者
腎障害又はその既往歴のある患者
心機能障害のある患者
- [水、ナトリウムの貯留が起こる可能性があり、心機能障害を悪化させるおそれがある。]
高血圧症のある患者
- [水、ナトリウムの貯留が起こる可能性があり、血圧を上昇させるおそれがある。]
過敏症の既往歴のある患者
気管支喘息のある患者
潰瘍性大腸炎の患者
- [病態を悪化させることがある。]
- クローン病の患者[病態を悪化させることがある。]
高齢者(「重要な基本的注意」の項参照)
重大な副作用
消化性潰瘍(穿孔を伴うことがある)、吐血、下血等の胃腸出血 :
(頻度不明)
- 消化性潰瘍(穿孔を伴うことがある)、吐血、下血等の胃腸出血があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
ショック、アナフィラキシー様症状:
(頻度不明)
- ショック、アナフィラキシー様症状(蕁麻疹、潮紅、血管浮腫、呼吸困難等)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群) :
(頻度不明)
- 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
急性腎不全:
(頻度不明)
- 急性腎不全を起こすことがあるので、乏尿、血尿、尿蛋白、BUN・血中クレアチニン上昇、高カリウム血症、低アルブミン血症等があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
肝機能障害、黄疸:
(頻度不明)
- AST(GOT)・ALT(GPT)の上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、定期的に肝機能検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- (頻度不明)
- 本剤の活性本体であるピロキシカムで以下のような副作用があらわれるとの報告がある。このような副作用があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
再生不良性貧血、骨髄機能抑制、ネフローゼ症候群
薬効薬理
- アンピロキシカムはピロキシカムのエステル型プロドラッグであり、シクロオキシゲナーゼ阻害作用がある。
有効成分に関する理化学的知見
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- Stevens-Johnson syndrome, SJS
- 同
- スティーヴンス-ジョンソン症候群 Stevens-Johnson症候群 スティーヴンス・ジョンソン症候群 スチーブンス・ジョンソン症候群、皮膚粘膜眼症候群、粘膜・皮膚・眼症候群
- 関
- 多形滲出性紅斑(多形紅斑)、中毒性表皮壊死症(TEN)
概念
- 多形紅斑 + 粘膜(口腔粘膜、外陰部、鼻粘膜、肛門周囲)・眼(眼球、眼瞼結膜)の病変(びらん、水疱、出血性水疱) + 全身症状(発熱、全身倦怠、関節痛、筋痛、胸痛、胃腸障害)
- 中毒性表皮壊死症(TEN)に進展しうる。
スティーブンス・ジョンソン症候群と中毒性表皮壊死症
- スティーブンス・ジョンソン症候群と中毒性表皮壊死症は独立した概念か、あるいは重症度の違いによる区分かについては統一見解がない、と思う。(文献ではぼかして書いてあるためにいまいちわかりにくい)
- 資料1では重症度の違いによるという立場に基づき以下のように定義している。
- スティーブンス・ジョンソン症候群:体表面積の10%以下の表皮が剥脱する。90%以上の患者で2箇所以上の粘膜(眼、口腔、会陰)に病変を有する。
- 中毒性表皮壊死症:体表面積の30%以上の表皮が剥脱する。粘膜は全例で冒される。
- SJS/TEN overlap syndrome:体表面積の10~30%の表皮が剥脱する。
症状
[show details]
[show details]
- 皮疹:四肢伸側~顔面~体幹。浮腫が強い多形紅斑。水疱や出血を伴う。
- 粘膜症状:(口腔粘膜、外陰部、鼻粘膜、肛門周囲):びらん、水疱、出血性水疱
- 眼症状:(眼球、眼瞼結膜):びらん、水疱、出血性水疱
- 全身症状:発熱、全身倦怠、関節痛、筋痛、胸痛、胃腸障害
- 重症:上気道粘膜・消化管粘膜
検査
- 参考2(中毒性表皮壊死症の場合)
- 貧血所見(赤血球・Hb減少?)
- リンパ球:減少
- 好酸球:正常。増多はまれ
- 好中球:減少(1/3の患者で見られ、予後不良と関連がある)
- 血清アミノトランスフェラーぜ:(値は2-3倍を示す。1/2の患者で見られる。肝炎は10%の患者で見られる)
原因
- 感染症:ウイルス、マイコプラズマ、溶血性レンサ球菌などの細菌、真菌などの感染
参考
- 1. [charged] スティーブンス・ジョンソン症候群および中毒性表皮壊死融解症:管理、予後、および長期の後遺症 - uptodate [1]
- 2. [charged] スティーブンス・ジョンソン症候群および中毒性表皮壊死融解症:臨床症状、病因;および診断 - uptodate [2]
国試
[★]
- 英
- ampiroxicam
- 商
- フルカム Flucam、アンピローム
- 関
- 非ステロイド性抗炎症薬