アンピシリンナトリウム・スルバクタムナトリウム合剤
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 新規高用量化承認薬は治療をどう変えるか スルバクタム/アンピシリン (特集 高用量抗菌薬をどう使いこなすか : 新規承認薬を含めて)
- スルバクタム/アンピシリンの1日用量に関するアンケート調査結果
- 三鴨 廣繁,門田 淳一,竹末 芳生,柳原 克紀
- 日本化学療法学会雜誌 = Japanese journal of chemotherapy 59(6), 634-641, 2011-11-10
- NAID 10030226874
- P2-436 スルバクタム/アンピシリン合剤の投与回数が治療期間に及ぼす影響(一般演題 ポスター発表,感染症対策,臨床から学び臨床へと還元する医療薬学)
Related Links
- 製剤の調査資料 2006年臨床 2004年臨床 [出典] 山口恵三、石井良和、岩田守弘、他:Meropenemを含む各種注射用抗菌薬に対する2004年臨床分離株の感受性サーベイランス。
- 商品名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分 スルバクタム・アンピシリン静注用0.75g「サンド」 (後発品) Sulbactam/Ampicillin for Intravenous Injection 0.75g[SANDOZ] サンド 6139504F1090 294円/瓶 処方せん医薬品 ...
- スルバクタム・アンピシリン静注用1.5g「サンド」,スルバクタムナトリウム・アンピシリンナトリウム静注用 医薬品情報 サイト イーファーマ(トップ) >品名索引(す) >現表示ページ >薬効名索引(抗生物質製剤) 商品名 スルバクタム ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
スルバクタム・アンピシリン静注用0.75g「サンド」
組成
有効成分・含量(1バイアル中)
- 日局 スルバクタムナトリウム0.25g(力価)
日局 アンピシリンナトリウム0.5g(力価)
禁忌
- 本剤の成分によるショックの既往歴のある患者
- 伝染性単核症の患者[アンピシリンの投与により発疹が高頻度に発現したとの報告がある。]
効能または効果
適応菌種
- 本剤に感性のブドウ球菌属、大腸菌、プロテウス属、インフルエンザ菌
適応症
肺炎、肺膿瘍、腹膜炎の場合
- 通常成人にはスルバクタムナトリウム・アンピシリンナトリウムとして、1日6g(力価)を2回に分けて静脈内注射又は点滴静注する。
膀胱炎の場合
- 通常成人にはスルバクタムナトリウム・アンピシリンナトリウムとして、1日3g(力価)を2回に分けて静脈内注射又は点滴静注する。
- 通常小児にはスルバクタムナトリウム・アンピシリンナトリウムとして、1日60〜150mg(力価)/kgを3〜4回に分けて静脈内注射又は点滴静注する。
静脈内注射に際しては、日局注射用水、日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液に溶解し、緩徐に投与する。
なお、点滴による静脈内投与に際しては、補液に溶解して用いる。
- 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、β−ラクタマーゼ産生菌、かつアンピシリン耐性菌を確認し、疾病の治療上必要な最少限の期間の投与にとどめること。
慎重投与
- セフェム系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者
- 本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー反応を起こしやすい体質を有する患者
- 高度の腎障害のある患者
- 経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者[ビタミンK欠乏による出血傾向があらわれることがあるので観察を十分に行うこと。]
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
- 1歳以下の小児(「小児等への投与」の項参照)
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状
頻度不明
- ショック、アナフィラキシー様症状を起こすことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)
頻度不明
- 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
血液障害
頻度不明
- 無顆粒球症、貧血(溶血性貧血を含む)、血小板減少等の重篤な血液障害があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
急性腎不全、間質性腎炎
頻度不明
- 急性腎不全、間質性腎炎等の重篤な腎障害があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
偽膜性大腸炎
頻度不明
- 偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎があらわれることがあるので、腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
肝機能障害
頻度不明
- 肝機能障害があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
間質性肺炎、好酸球性肺炎
頻度不明
- 発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎、好酸球性肺炎があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- アンピシリンは、グラム陽性菌、グラム陰性球菌、レプトスピラに加えて、大腸菌、インフルエンザ菌等のグラム陰性桿菌にも作用する。作用機序は細菌の細胞壁合成阻害であって、殺菌的に作用する。1)
スルバクタムは、β−ラクタマーゼのIc、II、III及びIVを強く、β−ラクタマーゼのIa及びVを軽度に不可逆的に不活性化するため、これらの酵素によるアンピシリンの加水分解を防ぎ、アンピシリンに耐性を示すβ−ラクタマーゼ産生菌に対しても感性菌に対すると同様な抗菌力を示す。2)
有効成分に関する理化学的知見
スルバクタムナトリウム
一般名
- スルバクタムナトリウム(Sulbactam Sodium)
略 号
化学名
- Monosodium(2S, 5R)-3, 3-dimethyl-7-oxo-4-thia-1-azabicyclo[3. 2. 0]heptane-2-carboxylate 4, 4-dioxide
分子式
分子量
性 状
- 白色〜帯黄白色の結晶性の粉末である。
水に溶けやすく、メタノールにやや溶けにくく、エタノール(99.5)に極めて溶けにくく、アセトニトリルにほとんど溶けない。
アンピシリンナトリウム
一般名
- アンピシリンナトリウム(Ampicillin Sodium)
略 号
化学名
- Monosodium(2S, 5R, 6R)-6-[(2R)-2-amino-2-phenylacetylamino]-3, 3-dimethyl-7-oxo-4-thia-1-azabicyclo[3. 2. 0]heptane-2-carboxylate
分子式
分子量
性 状
- 白色〜淡黄白色の結晶又は結晶性の粉末である。
水に極めて溶けやすく、エタノール(99.5)にやや溶けにくい。
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
[★]
- 英
- ampicillin
- 同
- アミノベンジルペニシリン aminobenzylpenicillin ABPC
- 商
- ビクシリン(クロキサシリン、アンピシリン)。アンスルマイラン、スルバクシン、スルバシリン、ピシリバクタ、ユーシオン、ピスルシン、ユナシン、ユナスピン(スルバクタム、アンピシリン)
- ソルシリン、ペントレックス、Polycillin, Omnipen
- 関
- 抗菌薬、ペニシリン
[★]
- 英
- sulbactam, SBT
- 商
- アンスルマイラン、スペルゾン、スルタムジン、スルバクシン、スルバクタム・アンピシリン、スルバシリン、スルペゾール、スルペラゾン、セフォセフ、セフォン、セフロニック、ナスパルン、バクフォーゼ、ピシリバクタ、ピスルシン、ユーシオン-S、ユナシン-S、ユナスピン、ワイスタール
- 関
- β-ラクタマーゼインヒビター
[★]
- 関
- ST合剤
スルファメトキサゾールとトリメトプリムの合剤
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/6290100D1088_1_01/6290100D1088_1_01?view=body
- ニューモシスチス肺炎予防のためのスルファメトキサゾール・トリメトプリム投与量の検討
- http://www.jrs.or.jp/quicklink/journal/nopass_pdf/ajrs/006020053j.pdf