セフジニル
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Japanese Journal
- O17-009 セフニール細粒小児用10%の健康成人における生物学的同等性(一般演題 口頭発表,糖尿病/後発医薬品,医療薬学の創る未来 科学と臨床の融合)
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- セフニール(抗生物質で、細菌による感染症の治療薬 )について主な作用 副作用 用い方と注意点を説明します ... 副作用 発疹、じんま疹などの過敏症状が起こることがあります。ペニシリン系の抗生物質に過敏な人は、この薬でも過敏症が ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
セフニールカプセル50mg
組成
1カプセル中の有効成分:
添加物:
- トウモロコシデンプン、カルメロースCa、ステアリン酸Mg、ステアリン酸ポリオキシル
カプセル本体:酸化チタン、ラウリル硫酸Na、ゼラチン
禁忌
効能または効果
適応菌種>
- 本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、淋菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、クレブシエラ属、プロテウス・ミラビリス、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、ペプトストレプトコッカス属、アクネ菌
適応症
- 表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、肛門周囲膿瘍、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、膀胱炎、腎盂腎炎、尿道炎、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、麦粒腫、瞼板腺炎、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎
- 通常、セフジニルとして成人1回100mg(力価)を1日3回経口投与する。
なお、年齢及び症状に応じて適宜増減する。
- 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
- 高度の腎障害のある患者では血中濃度が持続するので、腎障害の程度に応じて投与量を減量し、投与の間隔をあけて使用すること。血液透析患者では1日100mg1回投与が望ましい。
- 鉄剤との併用は避けることが望ましい。
やむを得ず併用する場合には、本剤の投与後3時間以上間隔をあけて投与する。(「相互作用」の項参照)
慎重投与
ペニシリン系抗生物質に対し、過敏症の既往歴のある患者
本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者
高度の腎障害のある患者(「用法・用量に関連する使用上の注意」の項参照)
経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者
- [ビタミンK欠乏症状があらわれることがあるので、観察を十分に行うこと。]
高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
重大な副作用
ショック:
(頻度不明)
- ショックを起こすことがあるので、観察を十分に行い、不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
アナフィラキシー様症状:
(頻度不明)
- アナフィラキシー様症状(呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
皮膚障害:
(頻度不明)
- 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、発熱、頭痛、関節痛、皮膚や粘膜の紅斑・水疱、皮膚の緊張感・灼熱感・疼痛等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
血液障害:
(頻度不明)
- 汎血球減少、無顆粒球症(初期症状:発熱、咽頭痛、頭痛、けん怠感等)、血小板減少(初期症状:点状出血、紫斑等)、溶血性貧血(初期症状:発熱、ヘモグロビン尿、貧血症状等)があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
大腸炎:
(頻度不明)
- 偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎があらわれることがある。腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
間質性肺炎、PIE症候群:
(頻度不明)
- 発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎、PIE症候群等があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
腎障害:
(頻度不明)
- 急性腎不全等の重篤な腎障害があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
劇症肝炎、肝機能障害、黄疸:
(頻度不明)
- 劇症肝炎等の重篤な肝炎、著しいAST(GOT)、ALT(GPT)、Al‐Pの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
抗菌作用
- グラム陽性菌及び陰性菌に広範囲な抗菌スペクトルを持ち、特にグラム陽性菌のブドウ球菌属、レンサ球菌属などに対して強い抗菌作用を示し、作用は殺菌的である。
また、β-lactamaseに安定で、β-lactamase産生菌にもすぐれた抗菌力を示す。
作用機序
- 作用点は菌種により異なるが、ペニシリン結合たん白(PBP)に親和性が高く、細菌細胞壁の合成を阻害することで抗菌作用を発揮する。
有効成分に関する理化学的知見
- 白色〜淡黄色の結晶性の粉末である。水、エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。pH7.0の0.1mol/Lリン酸塩緩衝液に溶ける。
★リンクテーブル★
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商品
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- 英
- cefdinir
- 商
- セフゾン, Omnicef、セフニール
- 第3世代セフェム系抗菌薬
- 経口抗菌薬
- 7位に2-アミノチアゾリルヒドロキシイミノ基を有する構造
- 内服後約4時間で最高血中濃度に達し、半減期約1.7時間で主として尿中に排泄される。
- 各種β-ラクタマーゼに安定
- 特にグラム陽性菌に対する抗菌力を増したことで、グラム陰性菌・陽性菌にバランスのとれた抗菌力を示す。