- 英
- short stature
- 関
- 小人症 dwarfism
WordNet
- a genetic abnormality resulting in short stature (同)nanism
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/11/01 22:51:21」(JST)
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低身長(ていしんちょう)とは、身長が相対的に著しく低い状態を示す所見もしくは症状。
解説
低身長の定義は相対的である。一般的に同人種同性同年齢の身長に比して、標準身長-2SD以下(およそ100人に2~3人程度)、もしくは2年間の成長速度が-1.5SD以下である場合に低身長と定義される(成長曲線上にプロットして判定するのが簡便である)。例えば、日本人の15歳男児では平均身長は168.5cm[1][リンク切れ]、標準偏差5.95であるから、この基準に従うならば身長156.6cm以下の日本人15歳男児は低身長の定義を満たすことになる。 低身長はあくまで症状名であり、治療を要する低身長をきたす疾患名としては小人症が相当する。その大部分は原因不明の特発性小人症であり、遺伝的要因もそれほど強くないとされる。
関連
- 成長ホルモン
- 小人症
- ミゼットプロレス
- 巨人症
- 身体障害
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Japanese Journal
- 乗り物酔い薬メクロジンによる低身長治療 (特集 ドラッグ・リポジショニング(DR)による医薬品開発)
- 低身長 (特集 保護者への説明マニュアル) -- (症状に対する説明マニュアル)
- 徳弘 由美子,鍋田 淑華,依藤 純子 [他]
- 日本小児科学会雑誌 = The journal of the Japan Pediatric Society 118(9), 1376-1379, 2014-09
- NAID 40020215784
Related Links
- 成長障害、低身長、成長ホルモンでお悩みの方のためのノボ ノルディスク ファーマ株式 会社が運営するウェブサイトです。
- お子様が低身長症かどうかを簡単に調べることができます。
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★リンクテーブル★
[★]
- 次の文を読み、13~15の問いに答えよ。
- 2歳1か月の男児。発熱と発疹とを主訴に来院した。
- 発育歴 : 在胎40週で出生。出生時の身長49cm、体重3,050g。頚定3か月、独り歩きは1歳3か月。現在、牛乳をコップから飲むことができる。積木を3個重ねることができる。「あーあー」、「うーうー」を言うが、意味のある言葉は言わない。「ワンワンちょうだい。」と言うと犬の縫いぐるみを持ってくる。人見知りをする。
- 現病歴 : 2日前から38.5~39℃の発熱と体幹部の紅斑とが出現し、近医で両眼と口唇との異常を指摘され紹介入院した。今朝から左頚部を触れると強く啼泣する。嘔吐はない。
- 現症 : 意識は清明。身長83cm、体重18kg。体温38.8℃。脈拍120/分、整。左頚部に径3.5cmの腫瘤があり痛がって首を動かさない。皮膚は腹部から腰部にかけ大小さまざまな紅斑を認める。聴診では心雑音なく、呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。口腔粘腹はびまん性に発赤している。右眼の写真と口唇の写真とを以下に示す。
- 検査所見 : 血液所見:赤沈45mm/1時間、赤血球410万、Hb12.5g/dl、Ht 35%、白血球15,000(桿状核好中球7%、分状核好中球56%、好酸球2%、好塩基球1%、単球5%、リンパ球29%)、血小板30万。血清生化学所見:総蛋白7.3g/dl、アルブミン3.5g/dl、総ビリルビン0.4mg/dl、AST55単位(基準40 以下)、ALT60単位(基準35以下)、LDH550単位(基準176~353)。免疫学所見:CRP12.5mg/dl(基準0.3以下)、ASO250単位(基準250以下)。胸部エックス線写真と心電図とに異常を認めない。
- この患児の成長発達の評価で正しいのはどれか。2つ選べ。
- a. 低身長
- b. 肥満
- c. 運動発達の遅れ
- d. 精神発達の遅れ
- e. 言語発達の遅れ
[正答]
※国試ナビ4※ [098C012]←[国試_098]→[098C014]
[★]
- 次の文を読み、39、40の問いに答えよ。
- 1歳6か月の男児。全体的な成長発達の遅れを心配した母親に連れられて来院した。
- 現病歴 : 在胎34週、出生体重2,380g、経膣分娩で出生。頚定4か月、坐位8か月、ひとり歩き16か月であった。現在、「パパ、ママ」など2、3語が言える。母親の言うことは理解し、絵本の指差しはできる。1日に離乳食を3回と牛乳200mlとを摂取している。
- 既往歴 : 7か月時に突発性発疹に罹患した。他に特記すべきことはない。
- 現 症 : 身長77.4cm、体重9,720g。大泉門は閉じている。胸部聴診で心雑音はなく、呼吸音に異常は認めない。腹部で右肋骨弓下に肝を2cm触知するが、脾は触知しない。生歯は12本。
- a. やせである。
- b. 低身長である。
- c. 乳歯萌出が遅れている。
- d. 言語発達が遅れている。
- e. 運動発達は正常である。
[正答]
※国試ナビ4※ [099C038]←[国試_099]→[099C040]
[★]
- 13歳の女子。低身長と無月経とを主訴に来院した。周産期に異常はなかった。生来小柄であり、低身長に気付いていたが、精査を受けたことはなかった。初経は発来していない。身長 130 cm(-3.5 SD)、体重 23 kg(-3.0 SD)。体温 36.2℃。脈拍80/分、整。血圧 104/66 mmHg。呼吸数 12/分。 SpO2 98% ( room air)。胸骨右縁第 2肋間を最強点とする III /VIの収縮期雑音を認める。呼吸音に異常を認めない。外反肘を認める。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。皮膚に皮疹を認めない。陰毛を認めない。乳房は発達していない。尿所見と血液生化学所見とに異常を認めない。胸部エックス線写真に異常を認めない。
- この患者の診断や病態に対する検査で重要でないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108I041]←[国試_108]→[108I043]
[★]
- 75歳の女性。やせが目立ってきたことを主訴に来院した。 30年前から高血圧症に対して、 15年前から骨粗鬆症に対してそれぞれ治療中である。 10年前に脳梗塞を発症し寝たきりとなった。自宅で家族が介護してきたが、四肢関節の拘縮が徐々に進行し、最近は体位変換も困難である。半年前から経口摂取が不良となり、やせが目立ってきた。身長 140 cm、体重 31 kg。皮膚は乾燥している。仙骨部の写真 (別冊No. 3)を別に示す。
- この患者で仙骨部の病変のリスクファクターとなっているのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108H021]←[国試_108]→[108H023]
[★]
- 6歳の男児。低身長を心配した母親に連れられて来院した。受診時は身長 99.2cm、体重 19.0kg。骨盤位で、経腟分娩で出生した。出生時の身長は50.2cm、体重 3,520gであった。父の身長は174cm、母の身長は156cmである。患児の成長曲線(別冊No. 6)を別に示す。
- 母親への説明として適切なのはどれか。
- a 「直ちに成長ホルモンの薬を始めましょう」
- b 「体質的なものなので経過を観察しましょう」
- c 「これから身長が伸びることを期待しましょう」
- d 「成長に関わるホルモンの分泌を評価しましょう」
- e 「今後も身長の伸びが少なければ3年後に再度受診してください」
[正答]
※国試ナビ4※ [113F046]←[国試_113]→[113F048]
[★]
- 1歳6か月の男児。健康診査のために来院した。在胎39週、身長47.8cm、体重2,700gで出生した。現在は身長80.0cm、体重7.9kg。 「ごみポイして」などの言語理解は可能だが、発語は「ワンワン」、 「ママ」、 「プープー」の3語のみである。走ることや手を引かれて階段を昇ることは可能だが、スキップはできない。食事は1日3回で、食事内容は両親とほぼ同じであり、牛乳を1日250mg飲んでいる。
- この児の成長・発達の評価として正しいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106E045]←[国試_106]→[106E047]
[★]
- 8歳の女児。疲れやすいため母親に連れられ来院した。2年前から低身長、頻回の嘔吐および運動後の激しい疲れに気付いていた。2か月前に右半身のけいれんが2回あり、けいれん後に一過性の視力障害があった。母親も低身長であり、糖尿病の治療を受けている。来院時、全身の骨格筋にやせと脱力とがあり、軽度の難聴を認める。血清生化学所見:GOT 65単位(基準40以下)、GPT 50単位(基準35以下)、CK 200単位(基準10~40)、乳酸47mg/dl(基準5~20)。
- 診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [095D044]←[国試_095]→[095D046]
[★]
- 5歳1か月の女児。低身長を主訴に母親に連れられて来院した。幼稚園の身体測定で低身長を指摘された。出生時は身長 48cm、体重 2,750g。出生後に特記すべき異常は認めない。発達は正常であった。身長 95.9cm(-2.5SD)、体重 12.5kg(-2.0SD)。体温 36.8℃。脈拍 96/分、整。血圧 102/60mmHg。顔貌に異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。
- この疾患を鑑別するのに有用でないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109G047]←[国試_109]→[109G049]
[★]
- 3歳6か月の女児。低身長を主訴に来院した。在胎40週、2,930g、自然分娩で出生した。精神運動発達は順調である。身長83.8cm、体重11.8kg。骨年齢2歳6か月。成長曲線を以下に示す。
- 低身長の原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [100H005]←[国試_100]→[100H007]
[★]
- 2歳の男児。低身長を主訴に来院した。四肢短縮型の低身長を呈し、頭部が大きく前頭部が突出している。内反肘で太く短い手指および胸腰椎移行部の亀背を認める。知能は正常である。
- この病態にみられるのはどれか。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [095D046]←[国試_095]→[095D048]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [106I001]←[国試_106]→[106I003]
[★]
- 乳房の腫大を認める15歳の男子でみられるのはどれか。2つ選べ。
- a. 低身長
- b. 陰毛脱落
- c. 血性乳頭分泌
- d. 腫大部の疼痛
- e. 陰嚢の色素沈着
[正答]
※国試ナビ4※ [101B079]←[国試_101]→[101B081]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [107E037]←[国試_107]→[107E039]
[★]
- 胎児期の放射線被ばくの影響として閾線量(しきい)が存在しないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107G018]←[国試_107]→[107G020]
[★]
- 新生児期のクレチン症にみられるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [104I038]←[国試_104]→[104I040]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [101B099]←[国試_101]→[101B101]
[★]
- 英
- short stature with growth hormone deficiency, growth hormone deficient short statue
- 同
- 成長ホルモン分泌不全性低身長、(国試)(差別語)下垂体性小人症 pituitary dwarfism
- 関
- 低身長、成長ホルモン
病型
疫学
- 発症は乳児期以降。 ← 成長がGH dependentになるのは幼児期以降だから? まあ、新生児~乳児期に低GHによる他の症状は出現することがあるだろうけど。
病因
- 特発性:原因は不明であるが、出産時に骨盤分娩、仮死例が多い
症候
- 糖代謝:(重症例では?)新生児、乳幼児では低血糖、筋緊張低下。 ← 低成長ホルモンによる
- 全身:低身長(-2SD/-1.5SD(6歳以下))、低い身長の伸び(-1.5SD)
- 器質性の場合、原疾患による症状:頭蓋咽頭腫、胚芽腫など
[★]
- 英
- dwarfism
- 同
- 侏儒 しゅじゅ、小体症、低身長
- 関
- 低身長、低身長症
[★]
- 英
- short-limbed dwarfism
- 関
- 致死性四肢短縮型低身長症
[★]
- 英
- intrauterine growth retardation
- 同
- IUGR
[★]
- 英
- familial short stature FSS
[★]
- 英
- lethal short-limbed dwarfism
[★]
- 英
- deprivation short statue
[★]
- 英
- body height, stature, height
- 関
- 体重
新生児、乳児、幼児の身長
身長 (x倍数)
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生後
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生後
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身長 (x倍数)
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1
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0
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0
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1
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1.5
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1-1.歳
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1-1.歳
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1.5
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2
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4歳
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4歳
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2
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3
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12歳
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12歳
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3
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乳児期以降の成長
- 乳児期:7 cm/y
- 学童期:5-6 cm/y
- 思春期:8-10 cm/y → 思春期発育急進現象