- 同
- (老人福祉法では次のように定義されているが多分同じ→)老人介護支援センター
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/04/04 19:36:24」(JST)
[Wiki ja表示]
日本の介護保険サービス給付(2013年)[1]
居宅型
3,661億円
(49.2%) |
訪問通所
2,880億円
(38.7%) |
訪問介護/入浴 |
789億円(10.7%) |
訪問看護/リハ |
185億円(2.5%) |
通所介護/リハ |
1,688億円(22.7%) |
福祉用具貸与 |
218億円(2.9%) |
短期入所(ショートステイ) |
373億円(5.0%) |
その他 |
373億円(4.9%) |
地域密着型
813億円
(10.9%) |
小規模多機能型居宅介護 |
150億円(2.0%) |
認知症グループホーム |
482億円(6.5%) |
その他 |
181億円(2.4%) |
施設型
2,593億円
(34.9%) |
介護福祉施設 |
1,322億円(17.8%) |
介護保健施設 |
1,003億円(13.5%) |
介護療養施設 |
266億円(3.6%) |
居宅介護支援(ケアマネ) |
368億円(5.0%) |
総額 |
7,437億円 |
老人福祉施設(ろうじんふくししせつ)とは、老人福祉を行う施設のことである。
法律では、老人福祉法(昭和38年法律第133号)の第5条の3に定めがあり、老人福祉施設とは、老人デイサービスセンター、老人短期入所施設、養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、軽費老人ホーム、老人福祉センター、老人介護支援センターとされている。
目次
- 1 老人福祉施設の種類
- 2 第三者評価
- 3 脚注
- 4 関連項目
- 5 外部リンク
老人福祉施設の種類
- 老人デイサービスセンター
- 老人デイサービスセンターとは、高齢者(以下)に対して入浴、食事の提供、機能訓練、介護方法の指導その他の便宜を提供する施設である。対象となる高齢者は、以下の通り。
- 行政の措置によって通わせる者(65歳以上の者であって、身体上又は精神上の障害があるために日常生活を営むのに支障がある者が、やむをえない事由により介護保険法に規定する通所介護を利用することが著しく困難であると認められるとき)。
- 介護保険法その他の政令で利用を認められた者。
- 老人短期入所施設
- 老人短期入所施設とは、養護者の疾病その他の理由により、居宅において介護を受けることが一時的に困難となった高齢者(以下)に対して、短期間入所させ、養護することを目的とする施設のことである。対象となる高齢者は、以下の通り。
- 行政の措置によって通わせる者(65歳以上の者であって、身体上又は精神上の障害があるために日常生活を営むのに支障がある者が、やむをえない事由により介護保険法に規定する通所介護を利用することが著しく困難であると認められるとき)。
- 介護保険法その他の政令で利用を認められた者。
- 養護老人ホーム
- 養護老人ホームとは、主に経済的な理由で居宅において養護を受けることが困難な65歳以上の自立者を入所させ、養護することを目的とする施設のことである。 特別養護老人ホームと違い、介護保険施設では無い。行政による措置施設であり、入居の申し込みは施設ではなく市町村に行う。
- 特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)
- 特別養護老人ホームとは、65歳以上であって、常時の介護を必要としかつ居宅においてこれを受けることが困難であり、やむを得ない事由により介護保険法に規定する介護老人福祉施設に入所することが著しく困難である者、または、介護福祉施設サービスに係る施設介護サービス費の支給に係る者などを入所させ、養護することを目的とする施設である。
- 軽費老人ホーム
- 軽費老人ホームとは、無料又は低額な料金で、老人を入所させ、食事の提供その他日常生活上必要な便宜を供与することを目的とする施設(老人デイサービスセンター、老人短期入所施設、養護老人ホーム、特別養護老人ホームを除く)のことである。A型、B型があり、よく言われるケアハウスも、この軽費老人ホームの一種である。
- 老人福祉センター
- 老人福祉センターとは、無料又は低額な料金で、老人に関する各種の相談に応ずるとともに、老人に対して、健康の増進、教養の向上及びレクリエーションのための便宜を総合的に供与することを目的とする施設のことである。
- 老人介護支援センター
- 老人介護支援センターとは、老人福祉に関する専門的な情報提供、相談、指導や、居宅介護を受ける老人とその養護者などと老人福祉事業者と間の連絡調整、その他援助を総合的に行うことを目的とする施設のことである。
第三者評価
一方で老人福祉施設の持つ不透明性から公的機関による客観的な第三者評価を行うという流れもある。福祉サービスの第三者評価事業は、1997年、厚生省(当時)において検討が始まった社会福祉基礎構造改革において、その理念を具体化する仕組みの一つとして位置づけられた。社会福祉基礎構造改革は、社会環境の変化による国民の福祉需要の増大・多様化を背景として、戦後50年にわたる社会福祉事業法に基づいた社会福祉諸制度の共通的な基盤制度の見直しを図ろうとしたものである。
その後、2003年には以下のような形式でまとめられる。
- 「サービスの提供過程、評価などサービスの内容に関する基準を設ける必要がある。これを踏まえ、施設、設備や人員配置などの外形的な基準については、質の低下を来たさないよう留意しつつ、弾力化を図る必要がある。
サービス内容の評価は、サービス提供者が自らの問題点を具体的に把握し、改善を図るための重要な手段となる。こうした評価は、利用者の意見も採り入れた形で客観的に行われることが重要であり、このため、専門的な第三者評価機関において行われることを推進する必要がある[2]。
又、2000年6月に施行された社会福祉法第78条では福祉サービスの質の向上のための措置等に関して、「福祉サービスの質の向上のための措置等」として次のように規定してある。
- 第78条
- 社会福祉事業の経営者は、自らその提供する福祉サービスの質の評価を行うことその他の措置を講ずることにより、常に福祉サービスを受ける者の立場に立って良質かつ適切な福祉サービスを提供するよう努めなければならない。
- 国は、社会福祉事業の経営者が行う福祉サービスの質の向上のための措置を援助するために、福祉サービスの質の公正かつ適切な評価の実施に資するための措置を講ずるよう努めなければならない。
社会福祉法第78条第2項では、国は、福祉サービスの質の公正かつ適切な評価の実施に資するための措置を講じるよう規定しており、福祉サービスの第三者評価事業はこの規定に基づき国が基盤づくりを進めているものである。今後、このような流れの中でより多くの施設の情報開示が待たれる分野と言えるだろう。
2007年11月現在、広島県を除く全ての地方自治体で、任意の制度として福祉サービス第三者評価制度が実施されている。もっとも熱心に取り組む東京都は、3年に一度の受審を義務として課した。
脚注
- ^ 厚生労働白書 平成26年版 (Report). 厚生労働省. (2013). 資料編p232. http://www.mhlw.go.jp/toukei_hakusho/hakusho/.
- ^ 『社会福祉基礎構造改革について(中間まとめ)』(1998年6月)
関連項目
外部リンク
- 独立行政法人福祉医療機構. “福祉・保健・医療情報 - WAM NET(ワムネット)”. 2011年12月9日閲覧。
- “公益社団法人 全国老人福祉施設協議会”. 2011年12月9日閲覧。
- 介護事業所・生活関連情報検索「介護サービス情報公表システム」 - 全国約19万か所の介護サービス事業所の情報を見られる厚生労働省の検索サイト
|
この項目は、社会科学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(PJ:社会科学)。 |
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- View Finder(2011-3)南砺市 五箇山在宅介護支援センター 越冬を支える
- 日本における福祉用具を巡る現状と課題 : ソーシャルワークと制度の視点から
- 明石市における摂食嚥下障害患者に対する治療的介入を含めたネットワーク作りの構築
- 戸田 和夫,沖垣 壮一,山川 達也,坂部 登志子,丸山 哲矢,塚原 正志,萱澤 成行,永坂 美晴,森本 あゆみ,川口 智也
- プライマリ・ケア = Japanese journal of primary care 32(3), 175-177, 2009-09-15
- NAID 10026242059
Related Links
- 平成26年度全国地域包括・在宅介護支援センター研修会を平成27年2月6日に開催 開催要綱はこちら 平成26年度 地域包括・在宅介護支援センター研究大会のポスターセッション資料をUPいたしました。 会員ページへ>>
- 在宅の介護が必要な高齢者やそのご家族に対して、介護などに関する相談に応じ、保健・福祉サービスが総合的にう ... ※平成26年4月1日より一部の在宅介護支援センターの名称を変更いたしました。住所・電話番号の変更はありません。
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 次の文を読み、49、50の問いに答えよ。
- 51歳の男性。手指のふるえを主訴に来院した。
- 現病歴 : 3年前に肝機能異常を指摘され、1か月間の禁酒でAST、ALT、γ-GTPが著明に改善した。その2か月後から再度常用飲酒が始まり、最近、手のふるえ、食欲不振および不眠を認めるようになった。アルコールによる肝障害を自分で理解しつつも、周囲から指摘されるのを拒み、飲酒問題を語ろうとしない。
- 既往歴 : 特記すべきことはない。
- 現症 : 身長170cm、体重68kg。脈拍72/分、整。血圧120/70mmHg。安静時に両手指の細かなふるえがみられる。腹部はやや膨隆し、肝を右肋骨弓下に4cm触知する。
- 検査所見 : 尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球450万、Hb14.7g/dl、Ht44%、白血球7,200、血小板12万。血清生化学所見:空腹時血糖110mg/dl、AST130単位(基準40以下)、ALT75単位(基準35以下)、ALP280単位(基準8~50)、コリンエステラーゼ410単位(基準400~800)。
[正答]
※国試ナビ4※ [097F049]←[国試_097]→[097G001]
[★]
- 67歳の女性。2か月前、脳出血のため右半身麻痺となり入院治療中である。退院後、多くの機関と連携して社会生活に復帰させたい。この患者に適切でない施設はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [098H080]←[国試_098]→[098I002]
[★]
- 英
- dementia
- 同
- 痴呆、痴呆症、器質痴呆 organic dementia
- 関
- amyotrophic lateral sclerosis、ハチンスキー虚血スコア
定義
- いったん正常に発達した知的機能が持続的に低下し、複数の認知障害があるために社会生活に支障をきたすようになった状態。(参考1)
- 1. 知的機能が脳の器質性障害によって低下
- 2. 認知機能が選択的に障害された状態(PSY.312)
- 3. 記憶と判断力の障害を基本とする症候群(PSY.312)
認知症の概念
- 1. 記憶障害
- 2. 記憶以外の認知機能の障害
- 3. それらによる日常生活や職業生活の障害
- 4. 意識障害によらないこと
認知症と区別すべき病態
など
認知症の分類
-
-
- ピック病:行動の障害、人格変化。Pick球やPick細胞が存在
原因疾患
原因
- KPS.369
認知症症状
1. 中核症状
- 記憶障害:初期には記銘力、短期記憶から障害される。早期:エピソード記憶 → 重症:意味記憶
- 判断力低下
- 見当識障害
- 言語障害(失語)
- 失行
- 失認
2. 周辺症状
認知症と老化現象との違い
- 老化現象
- 体験の一部を忘れる ← ヒントを与えられると思い出せる
- 名前や日付などをとっさに思い出せる
- 日常生活に支障はない
- 物忘れに対して自覚がある
- 体験した全てを忘れる。最近の記憶がない ← ヒントを与えられてても思い出せない
- 時間や自分のいる場所が分からない
- 日常生活を営むことが困難
- 物忘れに対して自覚がない
検査
診断
|
アルツハイマー病
|
脳血管性認知症
|
ピック病
|
認知症
|
全般的認知症
|
まだら認知症
|
アルツハイマー病に類似。 早期には人格、注意力が障害され、 次第に記憶力も障害される。
|
人格
|
晩期に人格障害
|
保たれる
|
早期に人格障害
|
病識
|
なし(初期にはあり)
|
あり
|
なし
|
経過
|
進行性
|
動揺性、階段状に進行性
|
進行性
|
基礎疾患
|
特になし
|
高血圧、糖尿病、心疾患
|
特になし
|
画像検査
|
対称性の脳溝開大
|
脳実質内に脳梗塞巣
|
側頭葉と前頭葉の萎縮
|
機能画像検査
|
側頭葉、頭頂葉での代謝低下
|
前頭葉を中心とした多発性の脳代謝低下
|
前頭葉、側頭葉での代謝低下
|
treatable dementia
- 治療可能な認知症を診断しておく。根本的な治療が可能で、認知機能は可逆的である。
- → 治療できる認知症
治療
認知症高齢者を対象とした事業・施設
国試
[★]
- 関
- 老人福祉施設、老人福祉法、在宅介護支援センター
事業内容
- 1. 地域の老人の福祉に関する各般の問題につき、老人、その者を現に養護する者、地域住民その他の者からの相談に応じ、必要な助言を行う。
- 2. 主として居宅において介護を受ける老人又はその者を現に養護する者と市町村、老人居宅生活支援事業を行う者、老人福祉施設、医療施設、老人クラブその他老人の福祉を増進することを目的とする事業を行う者等との連絡調整
- 3. その他の厚生労働省令で定める援助を総合的に行う
[★]
- 英
- welfare facility for the aged
- 関
- 老人福祉法
老人福祉施設
[★]
- 英
- support、backup、patronage、support
- 関
- 援助、支持、奨励、担体、補助、サポート、バックアップ、裏づけ、裏付け、支える
[★]
- 英
- care、caring、caregiving、care
- 関
- 看護、心配、世話、注意、治療、ケア、ケアリング
[★]
- 英
- center、centre
- 関
- 中央、中心、中央に置く、中枢
[★]
- 英
- home
- 関
- 家、ホーム