好中球アルカリホスファターゼスコア
WordNet
- take a siesta; "She naps everyday after lunch for an hour" (同)catnap, catch a wink
- sleeping for a short period of time (usually not in bed) (同)catnap, cat sleep, forty_winks, short sleep, snooze
- a soft or fuzzy surface texture
- the 14th letter of the Roman alphabet (同)n
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- (特に日中の)『ひと眠り』,昼寝 / ひと眼りする,まどろむ
- (ラシャなどの)けば
- ナポレオン(カードゲームの一種)
- 〈新聞記者などが〉〈勝ち馬の名〉‘を'予想する
- nitrogenの化学記号
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Japanese Journal
- 好中球アルカリホスファターゼ(NAP)スコア (広範囲 血液・尿化学検査 免疫学的検査(第7版・2)その数値をどう読むか) -- (血球化学検査)
- ほぼ同時期に母に慢性骨髄性白血病, 娘に骨髄線維症を発症した家族例
- 安田 紀久子,奥村 昇司,森 昭裕,井上 洋,内藤 和行
- 日本内科学会雑誌 91(9), 2771-2773, 2002-09-10
- 症例は83歳,女性(母)と59歳女性(子).母は, 1998年より除々に白血球数上昇. 1999年10月,白血球25,600/μlとなる. Ph染色体陽性,好中球アルカリホスファターゼ(NAP)スコア低値,骨髄穿刺にて慢性骨髄性白血病(CML)と診断.子は1996年より会社検診で貧血を指摘される. 1999年12月,息切れを自覚し近医受診. Hb7.4にて当院紹介され,骨髄生検にて骨髄線維症(MF …
- NAID 10011015244
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- アルカリフォスファターゼ染色, neutrophil alkaline phosphatase score (NAP) 臨床的 意義 好中球アルカリフォスファターゼ(neutrophil alkaline phosphatase score;NAP) スコアとは、末梢血の成熟好中球のアルカリフォスファターゼ(ALP)活性の程度を ...
- ... が細菌などを貪食し殺菌する際に用いられる酵素である。 NAPスコアは特に慢性 骨髄性白血病では異常低値を示し、診断に有用である。一般に好中球が増加した場合 はNAPスコアは増加するので、診断的意味は少ないが低値の場合は診断的意義がある 。
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★リンクテーブル★
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- 66歳の男性。発熱と意識障害とのため来院し、直ちに入院した。
- 1週前から37℃台の発熱が続き、昨日から家族との会話に支障をきたすようになった。2か月前に冠動脈狭窄に対して冠動脈ステント留置術を受けた。その後、再狭窄予防のため抗血小板薬の投与を受けていた。
- 呼びかけに応じるが話す内容にまとまりがない。体温38.2℃。脈拍112/分、整。血圧130/86mmHg。眼瞼結膜は蒼白で眼球結膜に黄染を認める。
- 血液所見:赤血球270万、Hb7.8g/dl、Ht25%、網赤血球56‰、白血球6,700、血小板3万。末梢血塗抹May-Giemsa染色標本を以下に示す。
- 考えられる検査所見はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [098D033]←[国試_098]→[098D035]
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- 英
- paroxysmal nocturnal hemoglobinuria PNH
- 同
- 発作性夜間ヘモグロビン尿症 *難病 http://www.nanbyou.or.jp/sikkan/116_2_i.htm
- マルキアファーヴァ-ミケリ症候群 Marchiafava-Micheli syndrome
- 関
- 難病
- first aid step1 2006 p.187
- red urine in the morning
概念
疫学
原因
- 補体活性化異常、活性化経路制御分子の欠損 → 造血幹細胞レベルの異常
- 発作性夜間血色素尿症 PNH:paroxysmal nocternal hemglobulinemia
- CD55 DAF decay accelerating factor C3b,C5bの酵素阻害
- CD59 HRF homologous restriction factor MAC形成阻害
- =Protectin, Mac inhibitor
- PIG-A GPIアンカー型蛋白質の欠損
病態
- 静脈血栓症:原因は不明。血小板膜上の補体が小胞化による補体複合体の除去を活性化する。循環中に流れ出たこのmicroparticleはホスファチジルセリンに富んでおり、血栓原性が高い。(参考1)
症状
- 貧血、黄疸、夜間の溶血発作(血中CO2濃度の上昇が原因)
合併症
検査
血算
- → 正球性正色素性貧血、慢性経過で鉄が不足し小球性低色素性貧血
- 好中球アルカリフォスファターゼスコア:低値(NAPスコア:低下)
血液生化学
- LDH:上昇
- ハプトグロビン:減少
- 間接ビリルビン:上昇
- 慢性の血管内溶血により鉄が欠乏 → 血清鉄↓、血清フェリチン↓
尿検査
- 血管内溶血によりヘム鉄は糸球体濾過されて、ヘモグロビンは尿細管で再吸収され、鉄はヘモジデリンとして尿中に排泄される。 (ポルフィリンどこいった?)
- 発作時に認められる
治療
- ほとんどの患者で生涯にわたる支持療法(suppertive care)を受ける人が多い。(HIM.661)
- 若い患者で重症のPNHであれば同種骨髄移植を提案すべき(should be offered) (HIM.661)
支持療法
- フィルターで白血球を除去した赤血球製剤を使用。伝統的に溶血を引き起こすwhite cell reaction(白血球に対する抗HLA抗体による抗原抗体反応、のこと?)を防止するために洗浄赤血球が用いられてきたが、これは無駄である。(HIM.661)(also see. 参考2)
- 葉酸
- 鉄剤
- 補体成分C5に対するヒト化モノクローナル抗体 エクリズマブ eclizumab
- ×
糖質コルチコイド:長期にわたる使用におけるエビデンスなし
根治療法
USMLE
参考
- 1. [charged] Clinical manifestations of paroxysmal nocturnal hemoglobinuria - uptodate [1]
- 2. [charged] Diagnosis and treatment of paroxysmal nocturnal hemoglobinuria - uptodate [2]
[★]
- 英
- chronic myeloid leukemia chronic myelogenous leukemia chronic myelocytic leukemia CML
- 関
- 白血病、染色体異常
- 血液・造血器 081030I
- first aid step1 2006 p.294,303,304,309,310,
概念
- 造血幹細胞に遺伝子的な変異が生じ、正常な分化能を保持したまま腫瘍性に増殖し、特に顆粒球系の血球の増殖をきたす。
- 白血球は著増、血小板は増加するが、赤血球は正常もしくは減少する。
- 慢性に経過するが、急性転化(blastic crisis)により急性白血病と同様の病態をとりうる。
検査
- 赤血球:→or↓
- 白血球:↑↑↑
- 血小板:↑ → 急性転化例では↓
- 好中球アルカリホスファターゼ:低値
- NAPスコア:低下 → 急性転化例では↑
- 血清ビタミンB12、LDH、尿酸、リゾチーム:高値 → 白血球の破壊による
- 白血病裂孔:なし → 分化能は保たれているため
- 染色体:Ph染色体の出現
- → 急性転化例では複数のPh染色体、環状Ph1、形態異常をきたしたPh染色体の出現がみられる(QB.G247)。頻度:複数のPh染色体の出現>トリソミー>17番同腕染色体>19トリソミー?(+19) (WCH.2243)。染色体の変化は血液学的な変化に数ヶ月先だって起こるが、必ずしもblast crisisに繋がるわけではない(WCH.2243)。急性転化例の2/3では骨髄性、1/3でリンパ性にtransformationする。後者の場合、MPO染色陰性、PAS染色陽性、B細胞表面抗原の発現(多くの場合CD10,CD19を発現し,sIgは欠く)、TdT発現(抗体の遺伝子再構成における多様性付与に関与)。(WCH.2243)
治療
- イマチニブが第一選択となる。適応があれば同種幹細胞移植。
治療に用いる薬物・治療法
- イマチニブ
- 自己幹細胞移植:?
- 同種幹細胞移植
- 白血球除去(leukapheresis)・脾摘
- インターフェロンα:イマチニブが登場する前は、同種幹細胞移植ができない症例において治療の選択肢の一つであった。
- ヒドロキシウレア:。インターフェロンと併用して使われる。代謝拮抗薬。DNA合成を阻害する。骨髄抑制、二次発癌は稀。
- シタラビン:Ara-CTPとなり、DNA合成過程のシチジン二リン酸(CDP)還元酵素やDNAポリメラーゼを阻害
慢性期
- 参考2
移行期
- 参考2
急性期
- 参考2
- 1. myeloid crisisに対してはAML、lymphoid crisisに対してはALLに対する寛解導入療法に準じた化学療法を行う。
- 2. 同種幹細胞移植
国試
参考
- http://www.gan-pro.com/professional/cancer/child-leukemia/chronic-myelogenous-leukemia.html
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- 英
- NAP score
- 同
- NAPスコア
- 関
- 好中球アルカリホスファターゼ染色
意義
- アルカリホスファターゼは好中球が細菌などを貪食し殺菌する際に用いられる酵素で、好中球機能と密接に関連する。一般的に好中球が増加するとNAPスコアは上昇する。このため、増加では臨床的意義がそれほど高くないが、低値の場合、CML, PNH, MDSなどを疑う手がかりとなる。
WCH. 19
Low LAP Score (M<15)
- infection or toxic exposure
造血系疾患
High LAP Score (M>130)
- 感染症 infection
- growth factor therapy
- 炎症性疾患 inflammatory disorder
- 妊娠、経口避妊薬 pregnancy, oral contraceptive
- ストレス stress
- 薬物 drug(lithium, corticosteroid, estrogen)
造血系疾患
YN.G-48改変
参考
- http://www.srl.info/srlinfo/kensa_ref_CD/KENSA/SRL5101.htm
- http://www.beckmancoulter.co.jp/hematology/morphology/ALPase.html
[★]
- 関
- 好中球アルカリホスファターゼ染色
慢性骨髄性白血球とその急性転化の診断
異常好中球の判定
真性赤血球増加症と二時性赤血球増加症の鑑別
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- 英
- leukemoid reaction
- 同
- 白血性反応 leukemic reaction、偽白血病 仮性白血病 pseudoleukemia
- 関
定義
- 末梢血中の白血球が著明に増加し(5万/μL以上)、幼若な白血球(特に骨髄芽球)が出現している病態
鑑別
- NAPスコアは正常・上昇 ← 好中球ホスファターゼが上昇傾向
国試
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好中球アルカリホスファターゼ
- 関
- NAPスコア、好中球アルカリホスファターゼスコア
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- 英
- core
- 関
- 核心、芯、母核、ヌクレオカプシド
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- 英
- score
- 関
- スコア化、点数化