- 生後5日の新生児。
- 在胎39週4日、出生体重は3,210gで、仮死はなかった。出生時から後頭部に腫瘤が認められている。生後3日から時々少量の鼻出血に気付かれている。
- 家族歴に特記すべきことはない。
- 血液所見:赤血球320万、Hb9.8g/dl、白血球9,200、血小板2.2万。プロトロンビン時間(PT)16秒(基準対照11.3)、AFIT73秒(基準対照32.2)。
- 血清生化学所見:総ビリルビン8.1mg/dl、AST48単位(基準40以下)、ALT32単位(基準35以下)、LDH450単位(基準170~580)。後頚部腫瘤の写真を以下に示す。
- この疾患で正しいのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 6歳の男児。血尿を指摘され来院した。
- 2週前から腹痛と膝関節痛とがみられ、3日後から下腿に皮疹が出現したため近医で治療を受けていた。昨日顕微鏡的血尿を指摘され紹介された。
- 血圧98/46mmHg。腹痛と関節痛とは訴えない。下腿に皮疹を認める。
- 尿所見:蛋白(-)、糖(-)、沈渣に赤血球30~40/1視野、白血球0~1/1視野。
- 血液所見:赤血球430万、白血球9,600、血小板28万。出血時間2分30秒(基準対照3分以下)、プロトロンビン時間(PT)11.0秒(基準対照11.3)、APTT31.6秒(基準対照32.2)。
- 血清生化学所見:総蛋白7.2g/dl、アルブミン3.7g/dl、尿素窒素13mg/dl、クレアチニン0.6mg/dl、総コレステロール160 mg/dl。免疫学的所見:ASO333単位(基準250以下)。抗核抗体陰性。CH50 32単位(基準25~35)。
- 来院時の下腿の写真を以下に示す。
- この腎疾患について正しいのはどれか。
[正答]
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[★]
- 66歳の男性。発熱と意識障害とのため来院し、直ちに入院した。
- 1週前から37℃台の発熱が続き、昨日から家族との会話に支障をきたすようになった。2か月前に冠動脈狭窄に対して冠動脈ステント留置術を受けた。その後、再狭窄予防のため抗血小板薬の投与を受けていた。
- 呼びかけに応じるが話す内容にまとまりがない。体温38.2℃。脈拍112/分、整。血圧130/86mmHg。眼瞼結膜は蒼白で眼球結膜に黄染を認める。
- 血液所見:赤血球270万、Hb7.8g/dl、Ht25%、網赤血球56‰、白血球6,700、血小板3万。末梢血塗抹May-Giemsa染色標本を以下に示す。
- 考えられる検査所見はどれか。
[正答]
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