- 英
- monoamine
- 関
- モノアミン神経伝達物質
定義
- アミノ酸から脱炭酸により作られる物質
- 1つのアミン基-NH2と炭酸水素基Rからなる
- R-NH2
- 生理活性のあるカテコールアミンやインドールアミンの総称
生合成モノアミン
WordNet
- a molecule containing one amine group (especially one that is a neurotransmitter)
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 様々な期間の寒冷暴露がラット視床下部背内側核における脳内モノアミン濃度に及ぼす影響
- 齊藤 武比斗
- 共栄大学研究論集 9, 55-59, 2011-03-31
- … 本研究においては、様々な期間の寒冷暴露が視床下部背内側核(DMH)の脳内モノアミン類(ノルエピネフリン、セロトニン、ドーパミン)濃度にどのように影響するか検討することを目的とした。 … サンプル中のモノアミン濃度は高速液体クロマトグラフィーを用いて定量した結果、28日間の寒冷暴露を行った群においてのみ、コントロール群と比較してノルエピネフリン濃度が有意に低い値を示した。 …
- NAID 110008428292
- うつ病のメカニズム (特集 うつ病やストレスに関する最新事情)
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- モノアミン神経伝達物質(モノアミンしんけいでんたつぶっしつ、monoamine neurotransmitter)はアミノ基を一個だけ含む神経伝達物質または神経修飾物質の 総称である。セロトニン、ノルアドレナリン、アドレナリン、ヒスタミン、ドーパミンなどが 含まれる。
- モノアミン酸化酵素(monoamine oxidases, MAO, EC番号 1.4.3.4)はモノアミン神経 伝達物質の酸化を促進させる酵素群の総称である。モノアミン酸化酵素は、生体の ほとんどの細胞においてミトコンドリア外膜に閉じ込められた状態で存在する。 人間 において ...
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★リンクテーブル★
[★]
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [097G106]←[国試_097]→[097G108]
[★]
- a. モノアミンが関与している。
- b. 大脳に炎症性変化が存在する。
- c. 陰性症状に対する薬物効果は高い。
- d. 発症初期の積極的な治療的介入が重要である。
- e. 有病率は人口10万当たり約10である。
[正答]
※国試ナビ4※ [102A004]←[国試_102]→[102A006]
[★]
- 英
- schizophrenia
- 同
- 精神分裂病、分裂病
- 関
- 精神疾患、向精神薬、抗精神病薬
ICD-10
- F20.0 Paranoid schizophrenia
- F20.1 Hebephrenic schizophrenia
- F20.2 Catatonic schizophrenia
- F20.3 Undifferentiated schizophrenia
- F20.4 Post-schizophrenic depression
- F20.5 Residual schizophrenia
- F20.6 Simple schizophrenia
- F20.8 Other schizophrenia
- F20.9 Schizophrenia, unspecified
DSM-IV
概念
- 統合失調症 schizophrenia (=精神分裂病 shizo(分裂) + phrenia(心))
- 感情、思考、行動の統合がとれていない。
歴史
- クレペリン Kraepelin,E.(1899):早発性痴呆として統合失調症を分離
- ブロイラー Bleuler,E. (1911):schizophreniaの名称を与えた。ブロイラーの基本症状
- シュナイダー Schneider,K.(1939):シュナイダーの一級症状
疫学
- 100人に1人が罹患している。120人に1人とも(発病危険率0.8%)
- 発症年齢:15-35歳に集中。10歳以下や40歳以降に発症することは少なく、55歳におこるのはまれ。
- 性差:男性の方が発症年齢が少ない。
遺伝性
- 参考1
- 発症には遺伝要因と環境要因の関与が考えられる。
リスクファクター
病前性格
- 非社交的、物静か、控えめ、生真面目、変人
- 臆病、繊細、敏感、神経質、興奮しやすい、自然や書物に親しむ
- 従順、善良、温和、無頓着、鈍感
病型
病因
- 前頭葉、辺縁系、線条体、視床下部 → ドーパミンD2受容体遮断薬が治療薬 (抗精神病薬)
統合失調症の特徴
- 1.意識障害はおこらない
- 2.知的障害は起こらない
- 3. 特異的な症状がない
- 4. 個々の精神機能はそれ自体は障害は起こらない
ブロイラーの4つのA
- ①連合弛緩 Assosiationslockerung
- ②感動鈍麻 Affekverblodung
- ③両価性 Ambivalence
- ④自閉 Autisumus
統合失調症の陽性、陰性症状
- 陽性症状:本来あるべきでないことがあるもの:幻聴
- 陰性症状:本来あるべきものがないもの:感情の鈍麻
症状
- PSY.255-256
- 意欲・感情:不安、緊張、興奮。昏迷、カタレプシー
- 自我:自我の能動性が障害され、自らの思考や行動が他人の意志によって影響されていると思いこむこと。
- 知能:知的能力は低下しない。異常体験に支配されている場合や人格の崩壊が進行した例では、的確な判断能力が損なわれる。
- 疎通性:異常体験に支配されていたり、強い興奮や昏迷を示す場合には疎通性は得られない。
- 病識:統合失調患者は自らが異常な状態にあることを認識できない
診断基準
DSM-IVによる統合失調症の診断基準
A.
|
特徴的症状:以下のうち2つ以上が1ヶ月以上の存在
|
(1) 妄想
|
(2) 幻覚
|
(3) 解体した会話
|
(4) ひどく解体したまたは緊張病性の行動
|
(5) 陰性症状:感情平板化、思考貧困、意欲欠如
|
B.
|
社会的または職業的機能の低下
|
C.
|
期間:少なくとも6ヶ月間存在
|
D.
|
失調感覚障害(統合失調感情障害)と気分障害を除外
|
E.
|
物質や一般身体疾患の除外
|
F.
|
広汎性発達障害との関係:自閉性障害や 他の広汎性発達障害の既往歴がある場合、 顕著な幻覚や妄想が少なくとも1ヶ月存在すること
|
ICD-10による統合失調症の診断基準
- 一ヶ月以上ほとんどいつも明らかに存在すること
検査
治療
- 薬物療法
- 精神療法:支持的精神療法(安定した医師患者関係を樹立する)
- 電気痙攣療法:陽性症状が顕著で薬物療法の効果が見られない場合に適応。陽性症状の有無にかかわらず自殺のおそれがあり、他の治療によって改善に見られない場合も適応。
- 社会復帰のための治療:
- 作業療法:自発性と対人接触が改善。
- レクリエーション療法:
- 認知行動療法:生活技能訓練(ここの患者に適した目標を設定して行動療法を行う。対人及び社会的技能を学習し、実際の生活に応用していく)
参考
- 1. 統合失調症 学習テキスト 病客様とご家族の皆様がともに学んでいただくために 医療法人梁風会高梁病院 心理教育委員会編集
- http://www.ryoufhu.com/hp/sctekisuto.pdf
- 2. 【0738】一卵性双生児の統合失調症について
- http://kokoro.squares.net/psyqa0738.html
[★]
- 英
- brain stem
- ラ
- truncus cerebri, truncus encephali
概念
中枢
循環中枢
以下3つの中枢が存在し、相互に干渉し合う。
昇圧中枢(交感神経興奮性中枢)
降圧中枢(交感神経抑制性中枢)
呼吸中枢
嘔吐中枢
排尿中枢
[★]
- 英
- tricyclic antidepressant, tricyclic anti-depressant agent
- 関
- 抗うつ薬、四環系抗うつ薬
- イミプラミン
概念
- 環状の構造を三つ持つ抗うつ薬
- 治療効果発現には2-3週間必要
種類
作用機序
副作用
- 視力障害、口渇、便秘、尿閉
- 頻脈
- 起立性低血圧
- 血中ノルアドレナリンの上昇
- 鎮静、眠気
[★]
- 英
- monoamine neurotransmitter
- 関
- モノアミン
モノアミン神経伝達物質
モノアミン神経伝達物質を産生する細胞 (神経核の局在はB.29参照)
代謝
[★]
- 英
- monoaminergic nervous system
- 関
- モノアミン作動性神経 モノアミン作動性ニューロン monoaminergic neuron
[★]
- 英
- vesicular monoamine transport protein
- 関
- 小胞モノアミン輸送体
[★]
- 英
- vesicular monoamine transporter
- 関
- 小胞モノアミン輸送体
[★]
モノアミン作動性ニューロン
- 同
- 349
[★]
- 英
- amine
- 関
- 生体アミン
概念
- アンモニア(NH3)の水素原子(H)を1~3個アルキル基で置換した塩基性有機化合物
分類
置換基の数
- 第一アミン RNH2
- 第二アミン R2NH
- 第三アミン R3N
生体内のアミン
あみん