- 英
- delusional perception
- 関
- 真性妄想、妄想、シュナイダーの一級症状、統合失調症
概念
例
- 黒い犬とすれ違ったとき自分の家に不幸が起こったと考える。
UpToDate Contents
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- 1. 妄想性障害delusional disorder [show details]
… prominent and are related to the delusional theme (eg, the sensation of being infested with insects associated with delusions of infestation). C. Apart from the impact of the delusion(s) or its ramifications, …
- 2. 寄生虫妄想:疫学、臨床症状、評価、診断delusional infestation epidemiology clinical presentation assessment and diagnosis [show details]
… theme (eg, the sensation of being infested with insects associated with delusions of infestation). C. Apart from the impact of the delusion(s) or its ramifications, functioning is not markedly impaired, …
- 3. 皮膚寄生虫妄想の治療treatment of delusional infestation [show details]
… Delusional infestation (also called delusional parasitosis ) is a rare disorder in which affected individuals have the fixed, false belief (delusion) that they are infected by "bugs": parasites, worms …
- 4. 統合失調症に対する心理社会的介入psychosocial interventions for schizophrenia [show details]
…patient may have misinterpreted an inner experience or misattributed the sensation to an outside source. A patient with a delusional belief that he has a device implanted in his body, which is sending signals …
- 5. 成人における精神病に対する臨床症状、鑑別診断および初期マネージメントclinical manifestations differential diagnosis and initial management of psychosis in adults [show details]
…non-bizarre). Frequently encountered types of delusions include: Persecutory delusions (eg, believing one is being followed and harassed by gangs) Grandiose delusions (eg, believing one is a billionaire CEO …
Japanese Journal
- 統合失調症の特異的な症状 (特集 脳神経内科診療に役立つ精神科の知識)
- 妄想知覚と真正妄想 : その今日的位置づけ (特集 これだけは知っておきたい統合失調症(1))
- 食べ物の色に関する妄想知覚を主症状とした高齢初発統合失調症症例
- 安田 学,日野原 圭,山家 邦章 [他],加藤 敏
- 精神神經學雜誌 = Psychiatria et neurologia Japonica 113(4), 351-358, 2011-04-25
- NAID 10029575961
Related Links
- このような妄想知覚、妄想気分、妄想着想は分裂病性妄想形成の特有な形式であり、心理学的に了解できる理由なしに、個々の事象に現実理論の枠組みから外れた特別な意味が与えられる「一次妄想」である。内容は、自分と関係
- 【妄想知覚とは】 妄想知覚 【delusion:妄想知覚】 統合失調症、パーソナリティ障害(人格障害)、躁病などに顕著にみられる症状です。 見たり聴いたりした事に対し、通常の解釈とはかけ離れた感受、解釈をして 思い込み、時には ...
- 妄想反応はその内容が基本的に了解可能であることから、妄想知覚と区別される。だが妄想反応は統合失調症にも不安などに基づく妄想的誤解釈として生じることがあり、その場合、妄想知覚との区別が困難になりうる。
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★リンクテーブル★
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[正答]
※国試ナビ4※ [096B030]←[国試_096]→[096B032]
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[正答]
※国試ナビ4※ [112E014]←[国試_112]→[112E016]
[★]
- 17歳の女子。1年前から登校せず自室に閉じこもることが多くなった。時々独り言がある。母親が説得して来院した。口数が少なく感情の表出も乏しい。近所の人の悪口が耳元に聞こえてくるという。
- この疾患でみられる症状はどれか。
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [101F007]←[国試_101]→[101F009]
[★]
- 英
- schizophrenia
- 同
- 精神分裂病、分裂病
- 関
- 精神疾患、向精神薬、抗精神病薬
ICD-10
- F20.0 Paranoid schizophrenia
- F20.1 Hebephrenic schizophrenia
- F20.2 Catatonic schizophrenia
- F20.3 Undifferentiated schizophrenia
- F20.4 Post-schizophrenic depression
- F20.5 Residual schizophrenia
- F20.6 Simple schizophrenia
- F20.8 Other schizophrenia
- F20.9 Schizophrenia, unspecified
DSM-IV
概念
- 統合失調症 schizophrenia (=精神分裂病 shizo(分裂) + phrenia(心))
- 感情、思考、行動の統合がとれていない。
歴史
- クレペリン Kraepelin,E.(1899):早発性痴呆として統合失調症を分離
- ブロイラー Bleuler,E. (1911):schizophreniaの名称を与えた。ブロイラーの基本症状
- シュナイダー Schneider,K.(1939):シュナイダーの一級症状
疫学
- 100人に1人が罹患している。120人に1人とも(発病危険率0.8%)
- 発症年齢:15-35歳に集中。10歳以下や40歳以降に発症することは少なく、55歳におこるのはまれ。
- 性差:男性の方が発症年齢が少ない。
遺伝性
- 参考1
- 発症には遺伝要因と環境要因の関与が考えられる。
リスクファクター
病前性格
- 非社交的、物静か、控えめ、生真面目、変人
- 臆病、繊細、敏感、神経質、興奮しやすい、自然や書物に親しむ
- 従順、善良、温和、無頓着、鈍感
病型
病因
- 前頭葉、辺縁系、線条体、視床下部 → ドーパミンD2受容体遮断薬が治療薬 (抗精神病薬)
統合失調症の特徴
- 1.意識障害はおこらない
- 2.知的障害は起こらない
- 3. 特異的な症状がない
- 4. 個々の精神機能はそれ自体は障害は起こらない
ブロイラーの4つのA
- ①連合弛緩 Assosiationslockerung
- ②感動鈍麻 Affekverblodung
- ③両価性 Ambivalence
- ④自閉 Autisumus
統合失調症の陽性、陰性症状
- 陽性症状:本来あるべきでないことがあるもの:幻聴
- 陰性症状:本来あるべきものがないもの:感情の鈍麻
症状
- PSY.255-256
- 意欲・感情:不安、緊張、興奮。昏迷、カタレプシー
- 自我:自我の能動性が障害され、自らの思考や行動が他人の意志によって影響されていると思いこむこと。
- 知能:知的能力は低下しない。異常体験に支配されている場合や人格の崩壊が進行した例では、的確な判断能力が損なわれる。
- 疎通性:異常体験に支配されていたり、強い興奮や昏迷を示す場合には疎通性は得られない。
- 病識:統合失調患者は自らが異常な状態にあることを認識できない
診断基準
DSM-IVによる統合失調症の診断基準
A.
|
特徴的症状:以下のうち2つ以上が1ヶ月以上の存在
|
(1) 妄想
|
(2) 幻覚
|
(3) 解体した会話
|
(4) ひどく解体したまたは緊張病性の行動
|
(5) 陰性症状:感情平板化、思考貧困、意欲欠如
|
B.
|
社会的または職業的機能の低下
|
C.
|
期間:少なくとも6ヶ月間存在
|
D.
|
失調感覚障害(統合失調感情障害)と気分障害を除外
|
E.
|
物質や一般身体疾患の除外
|
F.
|
広汎性発達障害との関係:自閉性障害や 他の広汎性発達障害の既往歴がある場合、 顕著な幻覚や妄想が少なくとも1ヶ月存在すること
|
ICD-10による統合失調症の診断基準
- 一ヶ月以上ほとんどいつも明らかに存在すること
検査
治療
- 薬物療法
- 精神療法:支持的精神療法(安定した医師患者関係を樹立する)
- 電気痙攣療法:陽性症状が顕著で薬物療法の効果が見られない場合に適応。陽性症状の有無にかかわらず自殺のおそれがあり、他の治療によって改善に見られない場合も適応。
- 社会復帰のための治療:
- 作業療法:自発性と対人接触が改善。
- レクリエーション療法:
- 認知行動療法:生活技能訓練(ここの患者に適した目標を設定して行動療法を行う。対人及び社会的技能を学習し、実際の生活に応用していく)
参考
- 1. 統合失調症 学習テキスト 病客様とご家族の皆様がともに学んでいただくために 医療法人梁風会高梁病院 心理教育委員会編集
- http://www.ryoufhu.com/hp/sctekisuto.pdf
- 2. 【0738】一卵性双生児の統合失調症について
- http://kokoro.squares.net/psyqa0738.html
[★]
- 同
- Schneiderの一級症状
- 関
- 統合失調症、シュナイダー、ブロイラーの基本症状
概念
- 日本で伝統的に統合失調症の診断のために、Bleulerの基本症状と共に用いられてきた指標。
- 統合失調症の陽性症状から構成されている。
シュナイダーの一級症状
- 身体被影響体験 : 自分の身体に何かされているような感じ
- 会話の最中に突然自分の考えが抜き取られるような気がすること
- 考想伝播 : 自分の考えが周りの他人に知れ渡ってしまうと言う妄想に取り付かれてしまうこと
[★]
- 英
- delusion
概念
- 思考内容の異常 → 思考障害
- 誤った考え方や意味づけに異常な確信を持ち訂正できないような思考内容の異常。
定義
- 1. 非常な信念、何ものにも比べられない主観的な確信
- 2, 経験上こうであるはずだとか、こうだからこうなるという正しい論理に従わせることができない
- 3. 内容がありえないこと
分類
発生過程による分類
- 妄想着想:突然何の前触れもなく妄想が思いつく妄想
- 妄想知覚:実際の知覚に対して特別の意味づけがなされ、強く確信される妄想
- 妄想気分:周りがいつもと違い、何か不気味で「大変なことが起こりそうだ」という不安に襲われる
- 二次妄想:状況・感情・性格の反応として妄想の発生が了解できるもの。鬱病の貧困妄想や罪業妄想などは抑うつ気分から生じたものと了解される。
妄想内容による分類
被害的内容
|
統合失調症に多い
|
迫害妄想
|
自分が迫害されているという妄想
|
被害妄想
|
他人から悪意をもって害されていると信じる妄想
|
追跡妄想
|
追跡されているという妄想
|
関係妄想
|
周囲に起こっている現実を自らに結びつけて考える妄想
|
注察妄想
|
「常に盗聴されている」とか「隠しカメラで監視されている」と思い込む妄想
|
被毒妄想
|
食事に毒を入れられているという妄想
|
嫉妬妄想
|
恋人が浮気していると確信する
|
盗害妄想
|
自分の物を盗まれたと思い込む妄想
|
誇大的内容
|
躁状態、統合失調症
|
誇大妄想
|
自己を過剰評価したり、地位・財産・能力があるように思い込む妄想
|
血統妄想
|
自分が高貴な家系と確信する妄想
|
宗教妄想
|
自分が宗教上の救世主と確信する妄想
|
発明妄想
|
自分がすばらしい発明したと確信する妄想
|
恋愛妄想
|
他人が自分を愛しているという妄想
|
微小的内容
|
うつ状態
|
貧困妄想
|
自分は非常に貧しい、借金を抱えてしまったなどと信じる妄想
|
罪業妄想
|
自分は非常に悪い存在だ、罰せられるべきだ、皆に迷惑をかけているなどと思いこむ妄想
|
心気妄想
|
自分の身体の一部が病気にかかっていると思いこむ妄想
|
虚無妄想
|
自分の体や世界がなくなったと確信する妄想
|
精神疾患と妄想
[★]
- 英
- perception, sensory perception, sense
- 関