- 2歳の女児。2日前から38℃の発熱が持続し、嘔吐と左上下肢のけいれんとが出現したので来院した。生後6か月にFallot四徴症の診断で短絡手術を受けた。来院時けいれんは消失しているが、左上下肢をうまく動かせない。血液所見:赤沈20mm/1時間、赤血球550万、Hb14.3g/dl、Ht50%、白血球13,600(桿状核好中球18%、分葉核好中球44%、単球8%、リンパ球30%)。CRP7.2 mg/dl (基準0.3以下)。この病態でみられる症候はどれか。
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 54歳の男性。今朝から意識レベルが低下し、言葉がもつれるようになり来院した。
- 10年前に健康診断で高血圧と言われたが放置していた。1年前に血圧190/122mmHgと尿蛋白2+とを指摘された。4か月前から時々鼻出血が出現していた。最近、頭痛と全身倦怠感とが出現し次第に増悪してきた。
- 体温36.4℃、脈拍86/分、整。血圧260/180mmHg。項部硬直はない。心尖部にIV音を聴取する。腹部に血管雑音はない。下腿に浮腫を認めない。尿所見:蛋白3+、糖(±)、沈渣に赤血球70~80/1視野、顆粒円柱10~20/1視野。
- 血清生化学所見:尿素窒素72mg/dl、クレアチニン4.2mg/dl。心電図と眼底写真とを以下に示す。
- 考えられるのはどれか。
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[正答]
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[★]
- 58歳の男性,歩行時の右下肢疼痛を訴えて来院した。
- 2年前から300mの歩行で右殿部から下肢にかけて痛みを自覚するようになった。痛みのために次第に歩行可能距離は短くなり、最近では安静時にも疼痛が出現するようになった。
- 右下肢は冷たく足背動脈の脈拍動は触知しない。脈拍74/分、整。血圧160/88mmHg。
- 血液所見:赤血球450万、Hb13.2g/dl、Ht43%、白血球6,800。
- 骨盤部の動脈造影写真とその6秒後の写真とを以下に示す。
- この患者の適切な治療方針はどれか。
[正答]
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