- 英
- olmesartan
- 商
- オルメテック、レザルタス配合
- 関
- 降圧薬
合剤
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オルメサルタン メドキソミル
|
IUPAC命名法による物質名 |
(5-methyl-2-oxo-2H-1,3-dioxol-4-yl)methyl 4-(2-hydroxypropan-2-yl)-2-propyl-1-({4-[2-(2H-1,2,3,4-tetrazol-5-yl)phenyl]phenyl}methyl)-1H-imidazole-5-carboxylate
|
臨床データ |
商品名 |
オルメテック, Benicar, Olmetec, WinBP, Golme, Erastapex. |
AHFS/Drugs.com |
monograph |
MedlinePlus |
a603006 |
胎児危険度分類 |
- C (D if used in second or third trimester)
|
法的規制 |
|
投与方法 |
経口 |
薬物動態データ |
生物学的利用能 |
26% |
代謝 |
肝代謝 (透析では除去されない) |
半減期 |
13 時間 |
排泄 |
尿 40%, 胆汁 60% |
識別 |
CAS番号 |
144689-63-4 |
ATCコード |
C09CA08
C09DA08
(利尿薬合剤) C09DB02
(アムロジピン合剤) |
PubChem |
CID: 130881 |
DrugBank |
DB00275 |
ChemSpider |
115748 |
UNII |
6M97XTV3HD |
KEGG |
D01204 |
ChEMBL |
CHEMBL1516 |
化学的データ |
化学式 |
C29H30N6O6 |
分子量 |
558.585 g/mol |
SMILES
-
O=C1O/C(=C(\O1)C)COC(=O)c2c(nc(n2Cc5ccc(c4ccccc4c3nnnn3)cc5)CCC)C(O)(C)C
|
InChI
-
InChI=1S/C29H30N6O6/c1-5-8-23-30-25(29(3,4)38)24(27(36)39-16-22-17(2)40-28(37)41-22)35(23)15-18-11-13-19(14-12-18)20-9-6-7-10-21(20)26-31-33-34-32-26/h6-7,9-14,38H,5,8,15-16H2,1-4H3,(H,31,32,33,34)
-
Key:UQGKUQLKSCSZGY-UHFFFAOYSA-N
|
オルメサルタン メドキソミル は、アンジオテンシンII受容体阻害薬のひとつで、高血圧などの治療に用いられる。第一三共が創生した。日本では、第一三共と興和創薬から販売されており、商標は「オルメテック」。
効能または効果
臨床研究
- オルメサルタンは、2型糖尿病患者において、微量アルブミン尿を軽快させたものの、心血管イベントはプラセボよりも多かった。[1]
- オルメサルタン単独高用量とオルメサルタン+カルシウム拮抗薬併用療法では、心血管イベントに差がみられなかった。[2][3]
- ORIENT study では主要評価項目である複合腎イベントにプラセボと差がみられなかった。[4]
脚注
- ^ Haller H et al. Olmesartan for the delay or prevention of microalbuminuria in type 2 diabetes. N Engl J Med 2011 Mar 10; 364:907. (http://dx.doi.org/10.1056/NEJMoa1007994)
- ^ Ogawa H et al. Angiotensin II receptor blocker-based therapy in Japanese elderly, high-risk, hypertensive patients. Am J Med 2012 Oct; 125:981. (http://dx.doi.org/10.1016/j.amjmed.2011.12.010)
- ^ Kim-Mitsuyama S et al. An angiotensin II receptor blocker–calcium channel blocker combination prevents cardiovascular events in elderly high-risk hypertensive patients with chronic kidney disease better than high-dose angiotensin II receptor blocker alone. Kidney Int 2013 Jan; 83:167. (http://dx.doi.org/10.1038/ki.2012.326)
- ^ Imai E et al.: Effects of olmesartan on renal and cardiovascular outcomes in type 2 diabeteswith overt nephropa thy: a multicentre, randomised, placebo controlled study. Diabetologia. 2011 Dec;54(12):2978-86. Epub 2011 Oct 13. PubMed PMID: 21993710;PubMed Central PMCID: PMC3210358.
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Japanese Journal
- 高血圧治療薬の併用療法 : ARBとCCB併用による臓器保護効果
- 水野 誠
- 日本薬理學雜誌 = Folia pharmacologica Japonica 139(6), 246-250, 2012-06-01
- … 薬(ARB)とカルシウム拮抗薬(CCB)であり,その臓器保護作用に注目して検討を行った.Dahl食塩高血圧ラットは,高血圧の進行と共に臓器障害を発症し死亡するモデルである.本モデルにおいて,ARBのオルメサルタンメドキソミル(OLM)とCCBのアゼルニジピン(AZL)の血圧に影響を与えない用量を併用したところ,各々の単剤に比べ相乗的な延命作用が認められた.この延命作用は,血圧を低下させない用量でも認め …
- NAID 10030760612
- 新規アンジオテンシンAT_1受容体ブロッカーアジルサルタンの in vitro および in vivo 薬理作用
- 楠本 啓司
- 日本薬理學雜誌 = Folia pharmacologica Japonica 139(6), 236-240, 2012-06-01
- … に依存したAII昇圧抑制作用を示し,その作用は既存ARBであるカンデサルタン シレキセチルおよびオルメサルタン メドキソミルよりも持続的であった.さらに高血圧自然発症ラット(SHR)において,アジルサルタンは2週間の反復経口投与により用量に応じた降圧作用を示し,その作用はオルメサルタン メドキソミルと比べて強力かつ持続的であった.またアジルサルタンはSHRで認められるインスリ …
- NAID 10030760569
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- 第36回日本高血圧学会 オルメサルタンの降圧度は背景因子に大きく影響されない 2013/11/20 オルメサルタンは診察室血圧と同程度に早朝家庭血圧を低下させるばかりか、その降圧度は、性、年齢、心疾患既往、飲酒習慣などの背景因子に ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
オルメテック錠5mg
組成
有効成分
添加物
- 低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、結晶セルロース、乳糖水和物、ステアリン酸マグネシウム、黄色三二酸化鉄
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
- アリスキレンフマル酸塩を投与中の糖尿病患者(ただし、他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)[非致死性脳卒中、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧のリスク増加が報告されている。](「重要な基本的注意」の項参照)
効能または効果
- 高血圧症
- 通常、成人にはオルメサルタン メドキソミルとして10〜20mgを1日1回経口投与する。なお、1日5〜10mgから投与を開始し、年齢、症状により適宜増減するが、1日最大投与量は40mgまでとする。
慎重投与
- 両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者(「重要な基本的注意」の項参照)
- 高カリウム血症の患者(「重要な基本的注意」の項参照)
- 重篤な腎機能障害のある患者[腎機能を悪化させるおそれがある。血清クレアチニン値が3.0mg/dL以上の患者での十分な使用経験はないので、このような患者に対しては状態を観察しながら慎重に投与すること。]
- 肝機能障害のある患者[外国において、軽度又は中等度の肝機能障害患者でオルメサルタンの血漿中濃度(AUC)が、健康な成人と比較してそれぞれ1.1倍と1.7倍に上昇することが報告されている。]
- 脳血管障害のある患者[過度の降圧が脳血流不全を惹起し、病態を悪化させるおそれがある。]
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
重大な副作用
血管浮腫
頻度不明注1)
- 顔面、口唇、咽頭、舌の腫脹等が症状としてあらわれることがあるので観察を十分に行うこと。
腎不全
0.1%未満
- 腎不全があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
高カリウム血症
頻度不明注1)
- 重篤な高カリウム血症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
ショック、失神、意識消失
ショック(頻度不明注1))、失神(頻度不明注1))、意識消失(頻度不明注1))
- ショック、血圧低下に伴う失神、意識消失があらわれることがあるので、観察を十分に行い、冷感、嘔吐、意識消失等があらわれた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。特に血液透析中、厳重な減塩療法中、利尿降圧剤投与中の患者では低用量から投与を開始し、増量する場合は患者の状態を十分に観察しながら徐々に行うこと。
肝機能障害、黄疸
肝機能障害(0.1%未満)、黄疸(頻度不明注1))
- AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等の肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
血小板減少
頻度不明注1)
- 血小板減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
低血糖
頻度不明注1)
- 低血糖があらわれることがある(糖尿病治療中の患者であらわれやすい)ので、観察を十分に行い、脱力感、空腹感、冷汗、手の震え、集中力低下、痙攣、意識障害等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
横紋筋融解症
頻度不明注1)
- 筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
アナフィラキシー
頻度不明注1)
- そう痒感、全身発赤、血圧低下、呼吸困難等が症状としてあらわれることがあり、またアナフィラキシーショックを起こしたとの報告もあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
重度の下痢
頻度不明注1)
- 長期投与により、体重減少を伴う重度の下痢があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。なお、生検により腸絨毛萎縮等が認められたとの報告がある。
薬効薬理
- プロドラッグであるオルメサルタン メドキソミルは、経口投与後、主に小腸上皮においてエステラーゼにより加水分解を受け、活性代謝物であるオルメサルタンに変換される。血漿中にはほとんどオルメサルタンとして存在し、その強力なアンジオテンシンII(AII)受容体拮抗作用により降圧作用を示す。
1.アンジオテンシンII受容体拮抗作用
- オルメサルタンは、AIIタイプ1(AT1)受容体に選択的に作用してAIIの結合を競合的に阻害し、昇圧系であるAIIの薬理作用を抑制する。AT1受容体拮抗作用をヒトAT1受容体への125I-AII結合阻害で検討したところ、50%阻害濃度(IC50値)は1.3nMであった。また、オルメサルタンはウサギ及びモルモットの摘出血管において、AIIによる収縮反応を抑制し、その抑制作用は薬物除去後も持続的であった。ラット及びイヌにおいて、オルメサルタン メドキソミルは、経口投与によりAIIによる昇圧反応を持続的に抑制した。
2.降圧作用
- オルメサルタン メドキソミルは経口投与により、腎性高血圧ラット、高血圧自然発症ラット、正常血圧ラットの順に強い降圧作用を示したが、心拍数に影響を与えなかった。
- 高血圧自然発症ラットに24週間反復経口投与すると、耐性を生じることなく安定した降圧作用を示し、反射性の頻脈も認められなかった。また、14日間反復経口投与後、休薬してもリバウンドは認められなかった。
- オルメサルタンを高血圧自然発症ラットに静脈内投与すると総末梢血管抵抗が減少し、腎血管抵抗の減少が認められた。血圧は下降したが、心拍数に変化はなく、心拍出量は増大した。従って、本剤の降圧作用は全身血管の拡張に基づく総末梢血管抵抗の減少によるものと考えられる。
- 高血圧自然発症ラットに20週間反復経口投与すると、血圧の下降とともに尿中蛋白排泄及びアルブミン排泄量の減少が認められ、腎臓の病理所見の改善も認められた。
- 高血圧自然発症ラットに8週間反復経口投与すると、血圧の下降とともに心重量の低下及び心筋線維径の減少が認められ、心肥大を抑制することが確認された。
有効成分に関する理化学的知見
性状
アセトニトリル又はエタノール(99.5)に溶けにくく、水にほとんど溶けない。
分配係数
Pow=(オクタノール相のオルメサルタン メドキソミル濃度/水相のオルメサルタン メドキソミル濃度)
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- hypotensor, depressor, hypotensive drugs hypotensive agent hypotensive drug
- 同
- 降圧剤、血圧降下薬、高血圧症治療薬、抗高血圧薬 antihypertensive antihypertensive drug, antihypertensive drugs
[show details]
ja
hypotensor : 約 1,170 件
depressor : 約 13,000 件
hypotensive drugs : 約 1,410 件
hypotensive agent : 約 1,320 件
hypotensive drug : 約 1,200 件
en
hypotensor : 約 12,100 件
depressor : 約 1,220,000 件
hypotensive drugs : 約 29,100 件
hypotensive agent : 約 37,600 件
hypotensive drug : 約 12,500 件
降圧薬
-
- 近位尿細管:アセタゾラミド:炭酸脱水酵素を阻害
- 太いヘンレループ上行脚:フロセミド:Na+-K+-2Cl-共輸送体(NKCC)を阻害
- 遠位尿細管前半部:チアジド系利尿薬:Na+とCl-の共輸送体を阻害
- 遠位尿細管後半部と集合管:
- スピラノラクトン:アルドステロン受容体に競合的に結合
- トリアムチレン:Na+流入を抑制
-
-
-
- カルベジロール(α1遮断により末梢血管を拡張。β遮断により陽性変力作用を抑制)
- アムスラロールなど
- 強力な降圧効果を示す
- 細胞内へのCa流入を抑制することにより血管平滑筋を弛緩させ末梢血管抵抗を下げる
- 脳、心臓、腎臓への血流を保つ
- 膜電位依存性Caチャネルに作用して血管平滑筋を弛緩させる
-
- 副作用:ジルチアゼムの副作用:洞性徐脈、洞性ブロック
- ニフェジピン: 血管への親和性が高い→抗高血圧薬として優れる
- 副作用:反射性交感神経緊張、顔面紅潮、浮腫(静脈拡張より動脈拡張の度合いが大きいため)、便秘
- 臓器障害の改善、進展予防 beyond blood pressure
- RA系の抑制
- アンジオテンシノゲン→(レニン)→アンジオテンシンI→(アンジオテンシン転換酵素)→アンジオテンシンII-(アンジオテンシン受容体遮断薬)-|アンジオテンシン受容体1
- ACE阻害薬の腎機能保護
- ACE阻害薬:輸入細動脈 拡張、輸出細動脈 拡張 → 糸球体内圧↓
- Ca拮抗薬 :輸入細動脈 拡張、輸出細動脈 なし → 糸球体内圧↑
-
- 副作用
- ACEはブラジキニンを分解するキニナーゼIIと同一の酵素である。ACE阻害薬はこの酵素を阻害するが、ブラジキニンは血管拡張、決勝滲出決勝進出、発痛作用に関わっている。このため咳を誘発することがある。
- 禁忌
- 妊婦。ブラジキニンは胎児の動脈管閉鎖に関わっている。このた、母胎にACE阻害剤を加え、ブラジキニンが増えると胎児の動脈管が閉鎖してしまう。(血管浮腫?)
- 1型アンジオテンシンII受容体拮抗薬(AT1受容体拮抗薬)
降圧薬の積極的な適応と禁忌
- 合併症を有する高齢者高血圧に対する第一選択薬と併用薬
○:第一選択 空欄:適応可 △:注意が必要 ×:禁忌
- 理由はACE参照
使用できる降圧薬
- α2作動薬
- β遮断薬
- α遮断薬
参考
- http://www.jhf.or.jp/a&s_info/guideline/kouketuatu.html
漢方薬
- 降圧目的に釣藤散が使われることが多い。補助的に防風通聖散が用いられることがある。
[★]
- 英
- angiotensin receptor blocker, ARB, angiotensin II type 1 receptor blocker
- 同
- アンジオテンシン受容体拮抗薬
- 関
- 降圧薬
概念
- PHD.408
- アンジオテンシンIIの受容体はAT1とAT2がある。アンジオテンシンIIの生理作用としては血管収縮、アルドステロンの分泌、腎臓におけるNa+再吸収促進、交感神経系の刺激などがある。これらの作用はAT1受容体を介している(AT2受容体は胎児期の発生の際には豊富にあり、成人の一部臓器にも分布しているが、生理機能は不明)。アンジオテンシンII受容体拮抗薬はこのAT1受容体に競合的に結合して降圧をはかる薬剤である。血液中のアンジオテンシンIは循環血液中のACE以外の酵素によってアンジオテンシンIIに転換されうるので、アンジオテンシンII受容体拮抗薬の方がアンジオテンシン転換酵素阻害薬よりRAA系をより阻害するとされている。
1型アンジオテンシンII受容体拮抗薬(AT1受容体拮抗薬)
配合錠
CaB
妊婦に禁忌である理由
- コディオ配合錠MD添付文書より引用
- アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤並びにアンジオテンシン変換酵素阻害剤で、妊娠中期~末期に投与された患者に胎児死亡、羊水過少症、胎児・新生児の低血圧、腎不全、高カリウム血症、頭蓋の形成不全、羊水過少症によると推測される四肢の拘縮、脳、頭蓋顔面の奇形、肺の発育形成不全等があらわれた。
比較
- http://koccr.ame-zaiku.com/dousyudoukouyaku40.htmlより改変
半減期比較
[★]
オルメサルタン、アゼルニジピン
- 関
- 血圧降下剤
[★]
- 英
- olmesartan medoxomil
- 商
- オルメテック、レザルタス配合
- 同
- オルメサルタン・メドキソミル
- 関
- オルメサルタン
ADME
代謝
- オルメテック添付文書
- 代謝産物:オルメサルタンメドキソミルは、経口投与後、腸管及び肝臓あるいは血漿において加水分解され活性代謝物オルメサルタンに代謝される。
- CYP450阻害:ヒト肝ミクロソームで、チトクロームP450分子種7種類(1A1&2,2A6,2C19,2C8&9,2D6,2E1,3A4)の活性について、オルメサルタンによる阻害率を検討したところ、臨床用量で想定される血漿中濃度ではいずれの分子種もほとんど阻害しない。
- CYP450誘導:ヒト培養肝細胞にて、オルメサルタンメドキソミルによるチトクロームP450の誘導は認められず。
排泄
- オルメテック添付文書
- 健康な成人男子6例に14C-オルメサルタンメドキソミル20mgを単回経口投与したところ、血漿中には活性代謝物のオルメサルタンのみ認められた
- 投与した総放射能の12.6%(240時間後まで)が尿中に、77.2%(312時間後まで)が糞中に排泄された。
[★]
- 英
- olmesartan medoxomil
- 関
- オルメサルタンメドキソミル
[★]
- 英
- monkey、simian
- 関
- 類人猿、真猿亜目、直鼻猿亜目