スルタミシリン
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Japanese Journal
- 症例報告 アンピシリン・スルバクタム(ユナシンS)によるacute generalized exanthematous pustulosisの1例
- β-ラクタマーゼ阻害剤配合抗生物質製剤「ユナシン-S静注用」の体内動態
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Japan Pharmaceutical Reference
販売名
ユナシン-S皮内反応用
組成
1アンプル中:
試験薬(用時溶解)
- 日局 スルバクタムナトリウム 150μg(力価)
日局 アンピシリンナトリウム 300μg(力価)
溶解液・対照液
禁忌
効能または効果
- ユナシン-S静注用0.75g、ユナシン-S静注用1.5gの使用に際しての皮内反応に使用する。
- 添付の溶解液で溶解し、スルバクタムナトリウム・アンピシリンナトリウムとして450μg(力価)/mLの溶液を調製する。この液約0.02mLを皮内に注射する。
また、対照として生理食塩液約0.02mLを試験液注射部位から十分離れた位置に皮内注射する。
(調製方法)
生理食塩液は2mL入っています。
溶解用として1mL使用します。
残液から対照用として0.02mL使用します。
判定方法
- 試験液及び対照液とも、注射15〜20分後の各注射局所の反応を観察し、下記基準により判定する。
○判定基準
陽性
- 発赤の直径 15mm以上
又は膨疹の直径 10mm以上
陰性
判定不能
- 対照液が陽性を示す場合
- なお、下記の場合も陽性と判定する。
- 偽足(みみずばれ)を伴う膨疹を認めた場合
- 注射局所の反応以外に全身反応(しびれ感、熱感、頭痛、眩暈、耳鳴、不安、頻脈、不快感、口内異常感、喘鳴、便意、発汗等)を認めた場合
- 試験液の反応が対照液の反応に比べて明らかに強い場合
処置
- 陽性と判定される場合は、ユナシン-S静注用の投与を避けること。
慎重投与
(次の患者には慎重に使用すること)
- ペニシリン系又はセフェム系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者[交叉アレルギー反応が起こるおそれがある。]
- アレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者
重大な副作用
ショック(頻度不明)
- ショックがあらわれるおそれがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
- 英
- sultamicillin
- 同
- SBTPC
- 化
- トシル酸スルタミシリン sultamicillin tosilate
- 商
- ユナシン
- 関
- 抗菌薬
薬効薬理
抗菌作用
- (1) 本薬はブドウ球菌属、レンサ球菌属、腸球菌、肺炎球菌などのグラム陽性菌から淋菌、大腸菌、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌などのグラム陰性菌まで広い抗菌スペクトルを有し、殺菌的に作用する。
- (2) アンピシリン感性菌はもとより耐性菌にも強い抗菌力を発揮し、Rプラスミドを有する大腸菌やプロテウス・ブルガリスの本薬による形態変化を観察するとアンピシリンのMIC濃度ではみられないスフェロプラスト化や溶菌が本薬のMIC濃度で顕著にみられる。
- (3) β-ラクタマーゼ産生菌を含む複数菌による混合感染に対してスルバクタムのβ-ラクタマーゼ阻害作用によりアンピシリンの生体内での安定性を高めて本来の抗菌力を発揮させるので、本薬はアンピシリン単独投与時より強い感染防御効果が認められている(マウス)。
作用機序
- 生体内で遊離したスルバクタムはβ-ラクタマーゼのIc、II、III及びIV型を強く、Ia及びV型を軽度に不可逆的に不活性化する25)。従って本薬ではβ-ラクタマーゼによるアンピシリンの加水分解が阻害され、アンピシリン本来の広く、強い抗菌力が発揮される。
添付文書
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/6131008F1030_1_02/6131008F1030_1_02?view=body
[★]
- 英
- ampicillin
- 同
- アミノベンジルペニシリン aminobenzylpenicillin ABPC
- 商
- ビクシリン(クロキサシリン、アンピシリン)。アンスルマイラン、スルバクシン、スルバシリン、ピシリバクタ、ユーシオン、ピスルシン、ユナシン、ユナスピン(スルバクタム、アンピシリン)
- ソルシリン、ペントレックス、Polycillin, Omnipen
- 関
- 抗菌薬、ペニシリン
[★]
アンピシリンナトリウム、スルバクタムナトリウム