- 英
- iris (KH)
- 関
- 眼
発生
WordNet
- plants with sword-shaped leaves and erect stalks bearing bright-colored flowers composed of three petals and three drooping sepals (同)flag, fleur-de-lis, sword lily
- diaphragm consisting of thin overlapping plates that can be adjusted to change the diameter of a central opening (同)iris diaphragm
- muscular diaphragm that controls the size of the pupil which in turn controls the amount of light that enters the eye; it forms the colored portion of the eye
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- (眼球の)虹彩(こうさい) / アイリス(アヤメ科の植物の総称) / にじ(ギリシア神話のにじの女神イリスから出た)
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/06/11 19:57:24」(JST)
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虹彩 |
ヒトの虹彩の一例(青色の部分) 中心の黒い円形の部分は瞳孔。
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眼球の断面図
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英語 |
Iris |
器官 |
感覚器 |
動脈
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長後毛様体動脈
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神経
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長毛様体神経
短毛様体神経
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虹彩(こうさい)とは、脊椎動物及び軟体動物頭足類の目において、角膜と水晶体の間にある薄い膜。瞳孔の大きさを調節して網膜に入る光の量を調節する役割を持つ。カメラの絞りに相当する。アイリス。
目次
- 1 特徴
- 2 虹彩の色
- 3 参考文献
- 4 関連項目
- 5 外部リンク
特徴
虹彩は、目で色のついた部分である。中央には穴(瞳孔)があり、虹彩の中の平滑筋の働きにより、穴を大きくしたり小さくしたりして、網膜に入る光の量を調節する。ヒトの場合、虹彩の模様が個体によって違うことが知られており、このことを利用して個人認証を行なう場合がある(虹彩認証)。
また、上記とは逆に虹彩の模様から健康状態を分析する手法(虹彩分析)もあるので、虹彩の利用に関しては今後も研究が望まれる。
虹彩の色
詳細は「虹彩の色」を参照
虹彩の色は、メラニン色素の量で決まる。通常、「目の色」といった場合は虹彩の色を指す。ここでは、ヒトの虹彩の色について述べる。
- 濃褐色(ブラウン)
- 最もメラニン色素が多い色でもある。最も多い色であり、どんな人種にも見られる色である。個体差もあるが、アフリカ系、アジア系のヒトのほとんどは濃いブラウンで、「黒」と見られる場合も多い。日本で、「目が黒いうちに」と言われるのは、日本人のほとんどは濃いブラウンの虹彩であることに由来する。明るいブラウンのヒトも多いが、濃いブラウンほど多くはない。
- 青(ブルー)
- 世界でブラウンの次に最もありふれた色である。北部ヨーロッパなど、日照量の少ない地域に多く、特にフィンランドやリトアニアでは80%以上がこの色である。アイルランド、イギリスでも多い。その他、中東や中央アジアの高地でも見られる。アメリカ合衆国の非ヒスパニック系白人にも、高い割合で見られるが、これは移民の子孫と見るのが妥当であろう。
- 白人の場合、生まれた当初はブルーで、その後成長するにつれ違う色になる場合が多い。これは、生まれた当初はメラニン色素の沈着が進んでいないためである。日本人でも東北地方周辺には青い目の人々が存在する。
- 淡褐色(ヘーゼル)
- ブラウンとグリーンが混ざった色であるが、おおむね「明るいブラウン」と見なされる色である。ブラウンに次いでメラニン色素の量が多い。中部ヨーロッパ及びスラブ系の人種に多い。少数ながら日本でも確認される(南西日本の特に九州地方に偏在)。
- 灰色(グレー)
- ブルーのバリエーションと考えられる色で、ブルーよりややメラニン色素の量が多い。やはり白人に多い。
- 緑(グリーン)
- ケルト系、ゲルマン系、スラブ系、ハンガリー系に見られるが、数はあまり多くない。中東、中央アジアの白人にも見られる。メラニン色素の量は、ヘーゼルより少なく、ブルーより多い。
- 青紫(バイオレット)
- 極めて稀な色で、ブルーのバリエーションと見られる。メラニン色素の量が少ないため、元々のブルーと血の色が混ざってバイオレットになると考えられている。アルビノを除けば、メラニン色素が最も少ない色である。エリザベス・テイラーがこの色であることが知られている。
- 虹彩異色症
-
詳細は「虹彩異色症」を参照
- 極めて稀であるが、左右の虹彩の色が違う、もしくは虹彩の一部の色が異なる場合がある。これを虹彩異色症という。
参考文献
関連項目
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ウィキメディア・コモンズには、虹彩に関連するカテゴリがあります。 |
外部リンク
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Japanese Journal
- 虹彩とまぶたの形状を考慮したHough円検出による虹彩位置推定手法の提案
- 平野 公太,杉原 真,志堂寺 和則
- 情報処理学会研究報告. EMB, 組込みシステム 2015-EMB-36(52), 1-6, 2015-02-27
- … 虹彩中心と角膜曲率中心を推定することで視線の推定を実現している.虹彩位置を画像から推定する場合,虹彩輪郭がまぶたに隠れることで推定精度が低下する場合がある.本研究は虹彩輪郭の一部がまぶたに隠れた場合の推定精度を向上する手法を提案する.1 フレーム前の推定位置から,画像上に写っていると推測される (信頼度の高い) 虹彩 …
- NAID 110009881340
- 虹彩とまぶたの形状を考慮したHough円検出による虹彩位置推定手法の提案
- 平野 公太,杉原 真,志堂寺 和則
- 情報処理学会研究報告. SLDM, [システムLSI設計技術] 2015-SLDM-170(52), 1-6, 2015-02-27
- … 虹彩中心と角膜曲率中心を推定することで視線の推定を実現している.虹彩位置を画像から推定する場合,虹彩輪郭がまぶたに隠れることで推定精度が低下する場合がある.本研究は虹彩輪郭の一部がまぶたに隠れた場合の推定精度を向上する手法を提案する.1 フレーム前の推定位置から,画像上に写っていると推測される (信頼度の高い) 虹彩 …
- NAID 110009881269
- 角膜と前房(Peters奇形など) (特集 発生学からみた眼の先天奇形)
- うつむき位超音波生体顕微鏡検査を施行したレーザー虹彩切開術後に角膜内皮細胞が減少しているプラトー虹彩の2症例
Related Links
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- ヒトの虹彩の色(ヒトのこうさいのいろ)は、いわゆる目の色(めのいろ)、瞳の色(ひとみ のいろ)のことで、遺伝性の身体的特徴である。主にその表面にある色素に由来し、ヒト やその他の動物は虹彩の色に関する表現型に変異を示す。 ヒトの目の色の ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 67歳の男性。左眼痛と視力低下を主訴に来院した。7日前に植木のせん定をしていた時に、木の枝が左眼に当たったという。翌日から左眼痛と視力低下を自覚し、次第に症状が悪化した。左眼の前眼部写真(別冊No. 24)を別に示す。左眼の視力は眼前手動弁。眼圧は右16mmHg、左18mmHg。
- 最初に病変を生じた部位はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114D053]←[国試_114]→[114D055]
[★]
- a 水晶体摘出には冷凍凝固装置が用いられる。
- b 眼内レンズを挿入すると調節力が回復する。
- c 水晶体を摘出すると正視の場合には遠視になる。
- d 眼内レンズは劣化のため入れ替える必要がある。
- e 眼内レンズは虹彩に固定するタイプが用いられる。
[正答]
※国試ナビ4※ [112C066]←[国試_112]→[112D002]
[★]
- 70歳の男性。羞明と視力障害とを主訴に来院した。視力は右0.4(矯正不能)、左0.5(矯正不能)。眼底には異常がなく手術適応と診断された。この手術に必要な医療用具を以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [097A009]←[国試_097]→[097A011]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [113E005]←[国試_113]→[113E007]
[★]
- 英
- pupillary sphincter, sphincter pupillae muscle
- ラ
- musculus sphincter pupillae
- 同
- 縮瞳筋
- 関
- 動眼神経、副交感神経、交感神経、瞳孔散大筋、虹彩、対光反射。眼
[★]
- 英
- eyeball
- ラ
- bulbus oculi
- 関
- 眼
概念
- (水晶体の支持靱帯 suspensory ligament of lens)
解剖
外眼筋
[★]
- 英
- ciliary body (KH)
- ラ
- corpus ciliare
- 関
- 毛様体筋、毛様体突起
解剖学
発生(L.380)
組織学
[★]
- 英
- iris nodule
- 同
- Lisch nodule
- 関
- 前部ぶどう膜炎、虹彩
- 前部ぶどう膜炎で見られる虹彩表面の結節で、サルコイドーシスや原田病などの肉芽腫性ぶどう膜炎に見られる。
虹彩結節
[★]
- 英
- short posterior ciliary artery SPCA
- ラ
- arteriae ciliares posteriores breves
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
[★]
- 英
- pigmented layer of iris
- ラ
- stratum pigmenti iridis
- 同
- 虹彩前上皮細胞
[★]
- 英
- iridectomy
- 関
- 虹彩切除術
[★]
- 英
- iris neoplasm
- 関
- 虹彩腫瘍
[★]
- 英
- sympathetic iridic heterochromia