急性尿細管間質性腎炎 AIN
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- Praga Manuel,Gonzalez Ester
- Kidney international selections 8(4), 148-153, 2010
- NAID 40017367609
- 宇都宮 靖,佐野 仁志,大谷 英之,戸川 雅美,田村 明子,常井 幹生,星加 忠孝,林 篤
- 日本小児腎臓病学会雑誌 = Japanese journal of pediatric nephrology 20(1), 31-34, 2007-04-15
- … 腎生検では糸球体の形態に異常はみられなかったが間質への著明な単核球浸潤があり,急性間質性腎炎の像を呈していた。 …
- NAID 10025700961
- 腎臓・泌尿器 間質性腎炎 (医薬品副作用学--薬剤の安全使用アップデート) -- (副作用各論--重大な副作用)
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- 表1 慢性間質性腎炎の原因と症状---------------------- ----------------- ①鎮痛剤性 ... ①薬剤過敏性の急性間質性 腎炎では、好酸球増多、IgE高値、比較的急速な腎機能の低下がみられる。また、とき ...
- 2)原因(急性腎不全では 脱水,ショック,薬物 ,手術,急速進行性糸球体腎炎,急性間 質性腎. 炎などによるが,慢性腎不全 ... 急性間質性腎炎(薬剤や感染症),狭義の急性 腎不全(ショックなどによる虚血,シスプラチン,ア. ミノグリコシド,造影剤などの腎 ...
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- 58歳の男性。発熱、皮疹および関節痛を主訴に来院した。14日前に急性腰痛症のため自宅近くの診療所で非ステロイド性抗炎症薬を処方され服用していた。2日前から発熱、皮疹および関節痛が出現し増悪してきたため受診した。既往歴に特記すべきことはない。体温 37.3℃、脈拍84/分、整。血圧 138/86mmHg。全身に紅斑性丘疹を播種状に認める。両側の肩関節、肘関節および膝関節に疼痛と腫脹とを認める。尿所見:蛋白(±)、糖(-)、潜血(±)、沈渣に赤血球 1~4/1視野、白血球 5~9/1視野。β2-マイクログロブリン 54,630ng/L(基準 200以下)。血液所見:赤血球 350万、Hb 10.8g/dL、Ht 32%、白血球 9,600(分葉核好中球 49%、好酸球 24%、好塩基球 1%、単球 1%、リンパ球 25%)、血小板 34万。血液生化学所見:総蛋白 7.0g/dL、アルブミン 3.8g/dL、IgG 1,410mg/dL(基準 960~1,960)、IgA 200mg/dL(基準 110~410)、IgE 320IU/mL(基準 250未満)、尿素窒素 24mg/dL、クレアチニン 1.6mg/dL、HbA1c 5.4%(基準 4.6~6.2)。腎生検のPAS染色標本(別冊No. 18)を別に示す。蛍光抗体法では糸球体に免疫グロブリンの沈着を認めない。
- 診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109I056]←[国試_109]→[109I058]
[★]
- 急速進行性糸球体腎炎を呈した患者の腎生検の PAS染色標本 (別冊 No.6A)と蛍光抗体 IgG染色標本 (別冊 No.6B)とを別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108I023]←[国試_108]→[108I025]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [110A012]←[国試_110]→[110A014]
[★]
- 英
- proton pump inhibitor PPI
- 同
- プロトン-カリウムATPアーゼ阻害薬 proton-potassium ATPase inhibitor、H+ポンプ阻害薬
- 胃潰瘍の治癒率を向上する (⇔H2受容体拮抗薬)
プロトンポンプ阻害薬
-
-
相互作用
プロトンポンプ
H+/K+ ATPase ・・・これはNa+/K+ ATPaseと60%相同性を持つ
2,4のαサブユニットと同数のβサブユニットを含む。
αサブユニット10回膜貫通, 120-150kDa, glycoprotein
αは管腔側、原形質膜まで。細胞内輸送に必要。
βサブユニットは管腔側に突き出ており、反対側は膜内に埋もれている。
休止期には小胞体内内腔へのH+,K+,Cl-の移動、分泌期には小胞は管腔の細胞膜と癒合してK+, Cl-を管腔側に排出する一方でH+を排出でしてK+を取り込む。
PPIは弱塩基性
PPIはH+と反応してPPIaとなりS-S-活性体となり、H+,K+-ATPaseのSH基と結合して不可逆的に阻害する。
比較
PPI:胃潰瘍の治癒率↑
H2R阻害薬:十二指腸潰瘍の治癒率↑
PPI問題
胃潰瘍8
十二指腸6
逆流性食道炎8
副作用
血中ガストリン↑→ECL cell↑→リバウンドが激しい
week end therapy: 週末3日だけ投与後休薬
ピレンゼピン(Mi R blocker), PG(プロスタグランジン) → ガストリン↑を軽減
ラベプラゾール:ガストリン濃度を上げず酸分泌↓
→リバウンドが少ない。
PPI抵抗性潰瘍:PPIによる酸分泌抑制不十分
①個人差によるPPIの用量不足
②胃内でのPPIの不活性化→
胃内容の排泄遅延。PPIが不活化、アルカリに晒される。
副作用
- http://www.uptodate.com/contents/overview-and-comparison-of-the-proton-pump-inhibitors-for-the-treatment-of-acid-related-disorders?source=search_result&search=%EF%BC%B0%EF%BC%B0%EF%BC%A9&selectedTitle=1~150#H59974871
[★]
- 英
- acute tubulointerstitial nephritis
- 同
- 急性間質性腎炎 acute interstitial nephritis, AIN
- 関
- 尿細管間質性腎炎
原因
- antibiotics (lactams, sulfonamides, quinolones, vancomycin, erythromycin, minocycline, rifampin, ethambutol, acyclovir)
- NSAIDs,COX-2阻害薬
- 利尿薬(thiazides, furosemide, triamterene)
- 抗てんかん薬(フェニトイン、フェノバルビタール、カルバマゼピン、バルプロ酸)
- その他(カプトプリル、H2受容体阻害薬、プロトンポンプ阻害薬、mesalazine、indinavir、アロプリノール)
[★]
- 英
- intrinsic renal failure, intrarenal failure
- 関
- 腎不全、急性腎不全
病因
血管
糸球体
- 薬物(アミノグリコシドなど)
- 放射線造影剤
- 重金属(シスプラチンなど)
- 尿細管内の色素(ミオグロビン、ヘモグロビン)、結晶(尿酸、シュウ酸)、蛋白(骨髄腫)
腎間質
[★]
- 英
- interstitial nephritis
- ラ
- nephritis interstitialis
- 同
- 尿細管間質性腎炎 tubulointerstitial nephritis TIN、尿細管間質疾患 tubulointerstitial disease、尿細管間質性腎症 tubulointerstitial nephropathy
- 関
- 尿細管間質疾患 tubulointerstitial nephropathy?
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概念
- 病理組織学的に病変の主座が腎尿細管・間質にある腎炎の総称
分類
[★]
- 英
- interstitial、stromal
- 関
- 介在、介在性、間質、間質内、支質、侵入型、ストローマ、ストロマ、組織内、中間部、角膜実質
[★]
- 英
- interstitium, interstitial tissue, stroma
- 関
- 細胞内液、細胞外液
[★]
- 関
- 炎光、炎症
[★]
- 英
- acute
- 関
- 急性的、鋭い、鋭形、急性型