- 英
- cryoglobulinemia
- 同
- 低温型グロブリン血症、寒冷グロブリン血症
- 関
- クリオグロブリン、クリオグロブリン血症性紫斑
病因
病態
- クリオグロブリンの増加による血液の粘稠度増加。特に寒冷に暴露された部位で顕著となる。
症候
検査
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 2.HCV陽性クリオグロブリン血症に膜性増殖性糸球体腎炎を合併しクリオフィルトレーションならびにステロイド,INF治療を施行した1例(一般演題1部,日本アフェレシス学会第29回関西地方会抄録)
- 長尾 和浩,宮田 仁美,西岡 敬祐,上田 奈つき,野島 崇樹,依田 広,遠藤 修一郎,前田 利彦,田中 麻理,松原 雄,家原 典之,三森 経世,深津 敦司
- 日本アフェレシス学会雑誌 30(2), 169-170, 2011-05-31
- NAID 110008661265
- 1.二重膜濾過血漿交換法を工夫し実施したクリオグロブリン血症の1例(一般演題1部,日本アフェレシス学会第29回関西地方会抄録)
- 岡 佳伴,山口 晴加,赤田 達彦,浅井 英典,國生 幸宏,佐藤 弘章
- 日本アフェレシス学会雑誌 30(2), 169, 2011-05-31
- NAID 110008661264
- クリオグロブリン血症に伴う腎病変 (特集 全身性疾患と腎障害) -- (全身性疾患に伴う腎障害の診断と治療の実際)
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- クリオグロブリンは形質細胞によってつくられる異常な抗体で、血液中に溶けています。クリオグロブリンは正常な体温よりも低い温度になると、固体粒子から成る大きな集積物(沈殿物)を形成します。正常な体温に温めると、再び ...
- クリオグロブリン血症 寒冷曝露にて寒冷蕁麻疹,レイノー Raynaud 現象,紫斑,四肢末端のチアノーゼなどの寒冷過敏反応,眼底出血,動脈血栓,指趾末端の皮盾潰瘍などがみられたら,クリオグロブリン血症を疑い,採血する.
- 概要 クリオグロブリンは37 より低い温度で沈殿し、37 で加温すると再び溶ける性質をもつ免疫グロブリンです。クリオグロブリンは3つのタイプに分類されます。 I型:単クローン性免疫グロブリン(10~15%) II型:多クローン性IgGと単 ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 52歳の男性。胸やけを主訴に来院した。半年前から食後に約30分続く胸やけがあり1か月前から増悪してきたため受診した。数年前から寒冷時に指が白くなることに気付いていた。1年前から両手指、手背および前腕の皮膚がつまめなくなり、両手の指腹に小潰瘍を認めていた。手の写真(別冊No. 23)を別に示す。
- 最も考えられる疾患はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109I065]←[国試_109]→[109I067]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [104B016]←[国試_104]→[104B018]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [107G023]←[国試_107]→[107G025]
[★]
[★]
- 英
- membranoproliferative glomerulonephritis, MPGN
- 同
- メサンギウム毛細管性糸球体腎炎 mesangiocapillary glomerulonephritis MCGN
- 関
- 糸球体腎炎、糸球体疾患
概念
- 糸球体腎炎の病理診断名の一つ。
- 光顕的に(1)メサンギウム細胞・メサンギウム基質の増殖、(2)びまん性の糸球体基底膜の二重化 → 糸球体基底膜上皮細胞の障害と糸球体の炎症を兼ね備える。
- しかも原発性であること。
分類
WHO分類
- 電顕所見よる高電子密度沈着物の部位で分類
- 全周性のメサンギウム間入とメサンギウム領域、内皮細胞下腔の高電子密度沈着物がみられる
- II型 :糸球体基底膜内
- III型:内皮細胞下腔と上皮細胞下腔の両方
頻度
ネフローゼ症候群
- 膜性増殖性糸球体腎炎が原因となって生じるネフローゼ症候群の小児10%、成人5%を占める。
病因
- 50%の症例に先行感染が見られるという、、、
- 何らかの原因がきっかけで補体(C3やC4)が関与することになり、病変を形成 → 50~70%が低補体血症を示す。
病因による分類
沈着物
- I,III型:免疫複合体、C3、C4
- II型 :C3 ← 免疫複合体ではない。 → 移植腎に再発するため血液中の未知物質が原因
補体の活性経路
- I, III型:C3,C4,IC :classical pathway
- II型 :C3 nephritic factor:alternative pathway
症状
- 血尿(肉眼的血尿, 1/3の症例)・蛋白尿、腎機能低下(糸球体濾過量の低下)(1/3の症例)、高血圧(1/3の症例)
- 糸球体腎炎+ネフローゼ症候群がみられる
- チャンス蛋白尿やチャンス血尿で発見される(らしい・・・)
検査
尿検査
免疫血清学
- I型:CH50, C3, C4, C1q の低下
- II型:C3, CH50の持続低下(75%の症例)
病理所見
[show details]
- A PAS染色:係蹄の分葉化、メサンギウム細胞と基質の増加
- B PAM染色:基底膜の二重化
- C 抗C3抗体 蛍光顕微鏡:係蹄壁に沈着
光顕所見
蛍光所見
- IgG、C3が係蹄壁にfringe pattern
電顕所見
- I型 :内皮下沈着物 ← 糸球体の内側
- II型 :(Dense Deposit Disease)基底膜の緻密層(lamina densa)にリボン状の広範な沈着物 ← 基底膜の真ん中
- III型 :内皮下、上皮下、基底膜内に沈着物
治療
- 治療は、副腎皮質ステロイド薬、免疫抑制薬、抗血小板薬、抗凝固薬などを併用する。 → 多剤併用(カクテル)療法、時にステロイドパルス療法が有効
予後
- 進行性で予後は不良
- 10年後に50%が腎不全に進行(10年腎生存率50-60%)
- 予後不良例:「硬化病変の高度なもの」、「半月体・尿細管-間質病変が高度なもの。」
- I型よりII型は予後不良。II型は半月体形成する。 ← 予後が悪いことを裏付け。
- II型は移植腎に再発(ほぼ100%)
国試
[★]
- 英
- gangrene, gangrenosum
- ラ
- gangraena
- 関
- 脱疽
概念
- 疾患あるいは血行障害によって壊死に陥った組織が腐敗性変化を起こし汚穢褐色、ないしは黒色に変色した状態をいう。
鑑別
[★]
- 英
- Raynaud phenomenon, Raynaud's phenomenon
- 関
- (国試)Raynaud現象、レイノー病、レイノー症状 Raynaud症状、レイノー症候群
概念
- 寒冷刺激などが誘因となり四肢末梢の発作的血流障害(小動脈の攣縮)をきたし、蒼白から始まり、チアノーゼ、および発赤という色調変化を示す末梢循環障害による現象をいう。
疫学
- 健常人の5%までに見られる(REU.44)
- 90%以上が女性、25歳以下(REU.44)
分類
- 出現頻度:強皮症(>95%)、筋炎(25%)、シェーグレン症候群(20-30%)、全身性エリテマトーデス(20-30%)、関節リウマチ(<5%)。
病因
- REU.44、皮膚病アトラス 西山 茂夫
誘因
症状
- 第一指をのぞく手の指にレイノー現象は好発する。多くの場合左右対称。足趾はまれにある。
治療
- 生活療法:寒冷をさけ保温する。禁煙。
- 薬物療法:血管拡張薬(カルシウム拮抗薬)、プロスタグランジン、交感神経遮断薬。
- カルシウム拮抗薬はニフェジピンを使うが、ジルチアゼムでも有効。ニコチン酸系薬や硝酸薬も有効。(REU.45)
- アンジオテンシンII受容体拮抗薬、ACE阻害薬、シロスタゾールも有効な事がある。(REU.45)
- 手術療法:頚部の交感神経切断術。ただし一過性。(REU.45)
参考
- 1. [charged] Clinical manifestations and diagnosis of the Raynaud phenomenon - uptodate [1]
[★]
- 英
- complement activity, complement titer
- 同
- 血清補体価 serum complement level, serum complement titer
- 関
- CH50
概念
- 抗体に感作されたヒツジ抗体を50%溶血を生じさせる血清量。
- 補体活性の指標となる;古典経路と共通経路の評価。
正常値
補体価が変化する病態 (OLM.394)
高値
低値
-
-
- 2. 代替経路が亢進する病態
← 補体価では代替経路は評価していない ← どういうこと?
- 蛋白質漏出性病態(肝機能が保たれていれば、補償される)
- 生体外で肝や血清を放置すると古典経路が活性化される状態で、血清抗体価は減少するが補体成分タンパク量は減少しない。EDTAを抗凝固剤として用いるとこの現象はみられない。 ← ?
- 慢性C型肝炎、肝硬変、混合型クリオグロブリン血症
血清補体価の低下
国試
[★]
- 英
- leg ulcer
- 関
- 下腿潰瘍
分類
- 動脈性潰瘍:虚血性が原因なので治療は末梢血行の改善がfirst
- 静脈性潰瘍:中年女性、立ち仕事が多い者に後発。下腿内側>下腿外側。
- 糖尿病性潰瘍
- 中枢神経系の疾患に基づく麻痺(脳卒中、脊髄損傷、二分脊椎症)
- ハンセン氏病
[★]
- 英
- mixed cryoglobulinemia
- 関
- クリオグロブリン血症
[★]
- 英
- cryoglobulin, Cry
- 関
- 低温型グロブリン
概念
- 血清を低温(4℃)に保存すると、白色またはゲル状化し、37℃に戻すと再融解するという可逆的変化を示す。
分類
- タイプI:Mタンパク
- タイプII:Mタンパク+多クローン性免疫グロブリン
- タイプIII:多クローン性免疫グロブリン
LAB.755
検査に与える影響
- 37℃以下で沈殿するとき補体を取り込むため補体価が低下する。
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
[★]
- 英
- globulin (Z)
- 商
- ヴェノグロブリン、ガンマーグロブリン、ガンマガード、ガンマグロブリン、グロブリン、グロベニン、サイモグロブリン、サングロポール、ゼットブリン、テタノセーラ、テタノブリン、テタノブリンIH、ヒスタグロビン、ベニロン、ヘパトセーラ、ヘブスブリン、ヘブスブリンIH、ポリグロビン、乾燥HBグロブリン、乾燥はぶ抗毒素、乾燥まむし抗毒素、抗Dグロブリン、抗D人免疫グロブリン、抗HBs人免疫グロブリン、破傷風グロブリン
- 関
- アルブミン、フィブリノーゲン
機能 (PT.234)
- α1-グロブリン
- α2-グロブリン
- ビタミンやホルモンを運搬
- α2-グロブリンの一種であるハプトグロビンは溶血により生じたヘモグロビンを捕捉し、尿細管の閉塞を防ぐ
- βグロブリン
- γグロブリン
[★]
- 英
- sis, pathy
[★]
- 英
- cryo
- 関
- クライオ、寒冷