- 英
- sporotrichosis
- 同
- スポロトリクス症 スポロトリクム症、シェンク病 Schenck disease
- 関
- 真菌症、Sporothrix schenckii、スポロトリクス属、深在性皮膚真菌症
概念
病原体
感染経路
疫学
- 世界中に広く発生:温暖多湿の地域、とくに南米、アフリカ、日本などが多発国
- 日本:関東、近畿、九州地方に多く、北海道、東北地方には少ない。
- 年齢:は小児と中高年
- 職業:農業や戸外労働者
- 季節:冬
- 部位:顔面と上肢
- 潜伏期:3週間
症候
検査
診断
治療
予後
参考
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/03/26 18:16:18」(JST)
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スポロトリコーシス |
分類及び外部参照情報 |
within
|
ICD-10 |
B42. |
ICD-9 |
117.1 |
DiseasesDB |
29797 |
eMedicine |
med/2161 derm/400 |
MeSH |
D013174 |
プロジェクト:病気/Portal:医学と医療 |
テンプレートを表示 |
スポロトリコーシス(sporotrichosis)は、真菌の一つであるsprothrix schenckiiの感染による皮膚、皮下組織に潰瘍性の病変を生じる疾患であり、日本において深在性皮膚真菌症としてはもっとも発生率が高い[1]。スポロトリクム症とも呼ばれる[2]。
概要[編集]
世界中で広く発生している真菌症であるが高温多湿の地域での発生率が高い[1]。皮膚外傷を受けることにより感染するため、好発部位は小児は顔面、成人は上肢となる[1]。症状は皮膚に小型で非圧痛性の、赤いぐじゅぐじゅした結節[3]ができ、最終的に自壊して潰瘍化する[2]。飛び石状にリンパ管を介して上行性に連続して生じる病型が典型像である[1]。
治療[編集]
治療法としては古くからヨードカリ内服や温熱療法が有効とされ[1]、近年ではイトラコナゾール、アムホテリシンBなどの抗菌薬の内服も行われる[1][2]。
脚注[編集]
- ^ a b c d e f 南山堂医学大辞典 第12版 ISBN 978-4525010294
- ^ a b c メルクマニュアル 第18版 日本語版 ISBN 978-4822203986
- ^ 新家庭の医学
関連項目[編集]
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 吉崎 麻子,吉崎 歩,鍬塚 大,竹中 基,西本 勝太郎,宇谷 厚志
- 日本小児皮膚科学会雑誌 = Journal of pediatric dermatology 30(1), 55-57, 2011-02-28
- NAID 10027866935
- 遺伝子解析により早期に診断できたスポロトリコーシスの1例 (特集 真菌症)
- 左上肢に生じたリンパ管型スポロトリコーシスの1例 (特集 真菌症)
Related Links
- スポロトリコーシス(sporotrichosis)は、真菌の一つであるsprothrix schenckiiの感染 による皮膚、皮下組織に潰瘍性の病変を生じる疾患であり、日本において深在性皮膚 真菌症としてはもっとも発生率が高い。スポロトリクム症とも呼ばれる。
- スポロトリコーシス。スポロトリコーシスとはどんな病気か 真菌であるスポロトリックス・ シェンキーが皮膚に感染して、慢性の結節(しこり)や潰瘍性の病変を生じる病気です。 原因は何か 原因菌のスポロトリックス・シェンキーは自然( gooヘルスケア 家庭の医学 。
- I スポロトリコーシス. 原因菌は Sporothrix schenckii で, 自然界に広く腐生し. ており, 人 から人への感染は原則としてない. 病変組織. 中では分芽胞子として存在する. 培養条件 により, 酵母. 形と菌糸形の集落を形成することから二形性真菌といわ. れている.
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★リンクテーブル★
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- 65歳の男性。 1か月前からの右手背の潰瘍を伴う結節を主訴に来院した。自宅で熱帯魚を飼育している。右手背に、中央に潰瘍を伴う直径 1 cmの結節を認める。表在リンパ節は触知しない。発熱はない。胸部 CTで肺野に異常を認めない。潰瘍の滲出液の PCR検査で結核菌は陰性。 Sabouraud寒天培地での培養検査は陰性。滲出液の Ziehl-Neelsen染色標本 (別冊 No. 11)を別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108I042]←[国試_108]→[108I044]
[★]
- 68歳の女性。20年前から躯幹と四肢とに大小の皮疹が散在性に多発し、次第に硬く触れるようになり、最近一部が隆起してきたため来院した。時々掻痒がある以外には自覚症状はない。背部の写真と生検組織H-E染色標本とを以下に示す。
- 診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [095D033]←[国試_095]→[095D035]
[★]
- 英
- mycosis, mycotic disease
- 同
- 真菌感染症 fungal infection、真菌感染
- 関
- 真菌、抗真菌薬
-
-
代表的な真菌症 CBT QB vol2 p.193
[★]
- 英
- leg ulcer
- 関
- 下腿潰瘍
分類
- 動脈性潰瘍:虚血性が原因なので治療は末梢血行の改善がfirst
- 静脈性潰瘍:中年女性、立ち仕事が多い者に後発。下腿内側>下腿外側。
- 糖尿病性潰瘍
- 中枢神経系の疾患に基づく麻痺(脳卒中、脊髄損傷、二分脊椎症)
- ハンセン氏病
[★]
- 関
- 空洞形成、空洞
空洞性肺病変の鑑別
- IRE.527
- 肺化膿症で実質の破壊が進展し膿が貯留して肺膿瘍を形成する。この場合にも空洞性肺病変を生じうる。
[★]
- 英
- subcutaneous nodule
- 関
- リウマチ熱
皮下結節が見られうる疾患
- NDE改変
参考
- http://img.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/49/48/kr_hiro/folder/1495066/img_1495066_50628132_0?1188101538
- http://stat.ameba.jp/user_images/20100220/23/demiholly/39/d1/j/t02200293_0240032010422522378.jpg
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- 日
- スポロトリクス・シェンキ
- ラ
- Sporothrix schenckii
- 関
- スポロトリクス属、真菌
- first aid step1 2006 p.147
- 自然界の常在菌として土壌に生息。
- 皮膚から浸入し、真皮内で増殖
- 造園業や農業経営者に多い
- 秋から冬に多い
感染症
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- 英
- cutaneous sporotrichosis
[★]
- 英
- bird、avian
- 関
- 鳥類