- 英
- necrotizing fasciitis
- 同
- 連鎖球菌性壊疽 streptococcal gangrene
- 関
- 壊死性軟部組織感染症
- 筋膜や脂肪組織の急速な壊死をきたす皮下組織の炎症 (SMB.246)
- Clostridium perfingens, Clostridium speticum, Staphylococcus aureusも同様の症状を示す。
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/06/27 02:53:09」(JST)
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壊死性筋膜炎(えしせいきんまくえん)にはA群β溶連菌(時に黄色ブドウ球菌)の単独感染によるものと嫌気性菌(ビブリオ、嫌気性レンサ球菌)と腸内細菌のグラム陰性桿菌との混合感染によるものとがある。嫌気性ガス産生菌(クロストリジウム・非クロストリジウム)によるガス壊疽とは別物である。進行は急速で、最終的にショックにより死亡することもある。
関連項目
- 炎症
- 病理学/口腔病理学/口腔外科学
- 医師/歯科医師/病理専門医
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Japanese Journal
- 陰部に発症したA群溶血性連鎖球菌による壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)の1例
- 越智 敦彦,直井 牧人,江夏 徳寿,藤崎 明,船田 哲,鈴木 康一郎,志賀 直樹,太田 智則,久慈 弘士,細川 直登,岩田 健太郎
- 日本泌尿器科學會雜誌 102(4), 644-648, 2011-07-20
- … 連鎖球菌感染の内,特にA群溶血性連鎖球菌による壊死性筋膜炎は短時間に敗血症性ショック,多臓器不全から死に至る可能性がある重症感染疾患であり,救命には早期かつ適切な治療(壊死組織のデブリードマンと抗菌薬加療)が要求される.デブリードマンされた組織の鏡検にて連鎖球菌を認めた場合,それがA群溶血性連鎖球菌であるかどうかは,培養結果を待つことなく咽頭用の迅速A群溶血性連鎖球菌抗原検出キット(ストレ …
- NAID 110008688078
- 救命可能であった仙骨部褥瘡に起因した壊死性筋膜炎の2例
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- 丹毒、蜂巣炎、壊死性筋膜炎は表皮の下の皮膚感染症です。溶連菌が真皮の浅層に 感染する丹毒、主として黄色ブドウ球菌が真皮深層に感染する蜂巣炎、A群溶連菌や 混合感染が真皮深層に感染する壊死性筋膜炎に分類されます。
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- 次の文を読み、 28、 29の問いに答えよ。
- 44歳の男性。右下腿の腫脹を主訴に来院した。
- 現病歴: 3か月前に右踵部に、ささくれたような傷ができたことに気付いた。市販の軟膏を塗っていたが創は次第に大きくなってきた。 1か月前に自宅近くの医療機関を受診し、外用薬を処方され塗布していた。その後 2週に一度、創部処置のため通院していたが、 7日前から創部の臭気が強くなり軽度の発熱を認めた。 2日前から右下腿が腫脹し疼痛を伴い、全身倦怠感が強くなったため受診した。
- 既往歴: 24歳から高血糖を指摘され、 30歳から投薬を受けていた。 40歳から通院しなくなっていた。
- 生活歴:喫煙は 40歳まで 10本/日を 20年間。 4年前から禁煙している。
- 家族歴:父親が糖尿病。
- 現症:意識は清明。身長 165 cm、体重 55 kg。体温 38.5℃。呼吸数 22/分。脈拍 72/分、整。眼瞼結膜は軽度貧血様だが、眼球結膜に黄染は認めない。口唇と舌は乾燥している。心雑音は聴取しない。右肋骨弓下に肝を 2 cm触知する。右鼠径部に圧痛を伴う径 1 cmのリンパ節を複数個触れる。膝蓋骨上端より 10 cm近位の大腿周径は右 38 cm、左 37.5 cm。膝蓋骨下端より 10 cm遠位の下腿周径は右 36 cm、左33 cm。右膝窩動脈は触知するが、右足背動脈、右後脛骨動脈は触知しない。右下腿に紅斑と腫脹があり、熱感を伴う。両側足底の感覚鈍麻を認める。両下腿の写真 (別冊 No.2A)を別に示す。
- 検査所見:尿所見:蛋白 1+、糖 2+、ケトン体 (-)。血液所見:赤血球 428万、Hb 10.9 g/dl、Ht 35%、白血球 12,200(桿状核好中球 18%、分葉核好中球 64%、単球 4%、リンパ球 12% )、血小板 29万、 PT 77% (基準 80~120)。血液生化学所見: CK 175 IU/l(基準 30~140)、尿素窒素 7 mg/dl、クレアチニン 0.5 mg/dl、血糖 323 mg/dl、HbA1c(NGSP) 8.8% (基準 4.6~6.2)。 CRP 13 mg/dl。下腿造影 CT(別冊 No.2B)を別に示す
- この患者の診断として最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108F027]←[国試_108]→[108F029]
[★]
- 44歳の女性。左下肢の腫脹を主訴に来院した。1年前から発熱と口腔内や陰部に痛みを伴うびらんと潰瘍、移動性の関節痛、下腿から足部の頭尾方向に延びる発赤を伴う有痛性皮疹を繰り返していた。3週前から左下腿の腫脹、疹痛が出現し改善しないため受診した。意識は清明。身長 158cm、体重 45kg。体温 39.9℃。脈拍 100/分、整。血圧 96/60mmHg。口唇粘膜にアフタ性口内炎を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。表在リンパ節の腫大を認めない。左下腿から足関節部にかけて軽度の熱感を認める。四肢関節に腫脹や圧痛を認めない。尿所見:蛋白(-)、潜血(-)、白血球3+。検査所見:赤沈 73mm/1時間。血液所見:赤血球 354万、Hb 9.1g/dL、Ht 28%、白血球 8,400(桿状核好中球 5%、分葉核好中球 67%、好酸球 1%、単球 10%、リンパ球 17%)、血小板 36万、PT-INR 1.2(基準0.9~1.1)、APTT 27.8秒(基準対照 32.2)、フィブリノゲン 525mg/dL(基準 186~355)、Dダイマー 4.1μg/mL(基準 1.0以下)。血液生化学所見:総蛋白 7.3g/dL、アルブミン 2.3g/dL、AST 14U/L、ALT 11U/L、LD 144U/L(基準 120~245)、尿素窒素 9.1mg/dL、クレアチニン 0.4mg/dL、CK 51U/L(基準 30~140)。CRP 12mg/dL。両下肢の写真(別冊No.13A)及び鼠径部の造影CT(別冊No.13B)を別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114A038]←[国試_114]→[114A040]
[★]
- 38歳の男性。発熱と陰嚢痛とを主訴に来院した。5日前から39℃台の発熱、悪寒、頭痛および耳前部の痛みを自覚していた。2日前から発熱と痛みは軽快していた。本日朝から左陰嚢の腫大と疼痛、下腹部痛および悪心を自覚している。2週間前に6歳の息子が流行性耳下腺炎と診断されていた。流行性耳下腺炎のワクチン接種歴はない。その他の既往歴に特記すべきことはない。身長 172cm、体重 68kg。体温 36.8℃。脈拍 76/分、整。血圧 134/80mmHg。呼吸数 16/分。頸部リンパ節は触知しないが両側顎下部に軽度の圧痛を認める。左陰嚢に軽度発赤を認める。左精巣は腫大し強い自発痛を認める。
- 診断として考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111A022]←[国試_111]→[111A024]
[★]
- 45歳の女性。左下腿の皮疹を主訴に来院した。 1か月前に左下腿に紅斑が生じ、急速に拡大してきたという。 30歳時に潰瘍性大腸炎と診断され、自宅近くの診療所でメサラジンの内服治療を受けている。
- 意識は清明。身長158cm、体重52kg。体温36.2℃。脈拍76/分、整。血圧134/80mmHg。呼吸数16/分。左下腿に巨大な潰瘍を認める。潰瘍面の細菌培養は陰性である。左下腿の写真(別冊No. 23)を別に示す。
- 診断として最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106A048]←[国試_106]→[106A050]
[★]
- 28歳の女性。下痢と粘血便とを主訴に来院した。2か月前に海外旅行から帰国後、発熱と下痢とがあった。2週前から粘血便が出現した。体温37.5℃。血圧118/62mmHg。腹部は平坦、軟で、左下腹部に圧痛を認める。筋性防御を認めない。下部消化管内視鏡写真(別冊No.18A)と糞便の顕微鏡写真(別冊No.18B)とを別に示す。
- この疾患に合併するのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104I065]←[国試_104]→[104I067]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [105D018]←[国試_105]→[105D020]
[★]
- 英
- leg ulcer
- 関
- 下腿潰瘍
分類
- 動脈性潰瘍:虚血性が原因なので治療は末梢血行の改善がfirst
- 静脈性潰瘍:中年女性、立ち仕事が多い者に後発。下腿内側>下腿外側。
- 糖尿病性潰瘍
- 中枢神経系の疾患に基づく麻痺(脳卒中、脊髄損傷、二分脊椎症)
- ハンセン氏病
[★]
- 関
- 壊死性筋膜炎
- 激しい持続痛、水疱、皮膚の壊死や斑状出血
- 触診や画像でガス像を認める
- 紅斑の境界を越えて広がる浮腫
- 皮膚の知覚麻痺
- 発熱・好中球増加・譫妄・腎不全を伴った全身状態の悪さ
- 抗菌薬治療中にもかかわらず急速に進行する。
[★]
- 英
- necrotizing fasciitis
- 関
- 壊死性筋膜炎
[★]
- 英
- fascia (KL)
- 関
- 筋肉
- 筋の表面を包む結合組織膜で、筋を保護すると共に、筋収縮の際、接する筋との間に摩擦が起こらないようにし、運動を円滑にする(KL.16)
[★]
- 英
- necrosis
- 同
- ネクローシス
- 関
- アポトーシス、細胞死
[★]
- 英
- necrotic、necrotizing、necrotising
- 関
- 壊死、ネクローシス
[★]
- 関
- 炎光、炎症
[★]
- 英
- fasciitis, fascitis
- 関
- 結節性筋膜炎、筋膜