パロキセチン
WordNet
- the 3rd letter of the Roman alphabet (同)c
- (music) the keynote of the scale of C major
- a general-purpose programing language closely associated with the UNIX operating system
PrepTutorEJDIC
- carbonの化学記号
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Related Links
- グラクソ・スミスクライン株式会社がうつ病、不安障害に関する情報をお届けします。
- 2012年6月21日 ... 2012.12.17 パキシルCR その2 公開にあわせてタイトルに その1 を加えました。 ついに 日本でも発売のパロキセチン(商品名:パキシル)CR錠。 ... ちなみに、この構造から わかるように、パキシルCRは粉砕はもちろん、半割も禁止です。
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
パキシルCR錠12.5mg
組成
- 本剤は、徐放性の二層錠に腸溶性フィルムコーティングを施した、放出制御型の腸溶性徐放錠である。
1錠中のパロキセチン塩酸塩水和物(パロキセチンとして)含量
添加物
- 乳糖水和物、ヒプロメロース、グリセリン脂肪酸エステル、ポビドン、ステアリン酸マグネシウム、含水二酸化ケイ素、メタクリル酸コポリマーLD、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリソルベート80、タルク、クエン酸トリエチル、黄色三二酸化鉄
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- MAO阻害剤を投与中あるいは投与中止後2週間以内の患者(「相互作用」及び「重大な副作用」の項参照)
- ピモジドを投与中の患者(「相互作用」の項参照)
効能または効果
- 抗うつ剤の投与により、24歳以下の患者で、自殺念慮、自殺企図のリスクが増加するとの報告があるため、本剤の投与にあたっては、リスクとベネフィットを考慮すること。(「警告」及び「その他の注意」の項参照)
- 通常、成人には1日1回夕食後、初期用量としてパロキセチン12.5mgを経口投与し、その後1週間以上かけて1日用量として25mgに増量する。なお、年齢、症状により1日50mgを超えない範囲で適宜増減するが、いずれも1日1回夕食後に投与することとし、増量は1週間以上の間隔をあけて1日用量として12.5mgずつ行うこと。
- 本剤の投与量は必要最小限となるよう、患者ごとに慎重に観察しながら調節すること。なお、肝障害及び高度の腎障害のある患者では、血中濃度が上昇することがあるので特に注意すること。(「薬物動態」の項参照)
慎重投与
- 躁うつ病患者[躁転、自殺企図があらわれることがある。]
- 自殺念慮又は自殺企図の既往のある患者、自殺念慮のある患者[自殺念慮、自殺企図があらわれることがある。]
- 脳の器質的障害又は統合失調症の素因のある患者[精神症状を増悪させることがある。]
- 衝動性が高い併存障害を有する患者[精神症状を増悪させることがある。]
- てんかんの既往歴のある患者[てんかん発作があらわれることがある。]
- 緑内障のある患者[散瞳があらわれることがある。]
- 抗精神病剤を投与中の患者[悪性症候群があらわれるおそれがある。](「相互作用」の項参照)
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
- 出血の危険性を高める薬剤を併用している患者、出血傾向又は出血性素因のある患者[皮膚及び粘膜出血(胃腸出血等)が報告されている。](「相互作用」の項参照)
重大な副作用
セロトニン症候群
(頻度不明注1), 3))
- 不安、焦燥、興奮、錯乱、幻覚、反射亢進、ミオクロヌス、発汗、戦慄、頻脈、振戦等があらわれるおそれがある。セロトニン作用薬との併用時に発現する可能性が高くなるため、特に注意すること(「相互作用」の項参照)。異常が認められた場合には、投与を中止し、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。
悪性症候群
(頻度不明注1), 3))
- 無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合がある。抗精神病剤との併用時にあらわれることが多いため、特に注意すること。異常が認められた場合には、抗精神病剤及び本剤の投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。本症発現時には、白血球の増加や血清CK(CPK)の上昇がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。
錯乱、幻覚、せん妄、痙攣
(1%未満)
- 錯乱、幻覚、せん妄、痙攣があらわれることがある。異常が認められた場合には、減量又は投与を中止する等適切な処置を行うこと。
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑
(頻度不明注1), 4))
- 中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)
(頻度不明注1), 4))
- 主に高齢者において、低ナトリウム血症、痙攣等があらわれることが報告されている。異常が認められた場合には、投与を中止し、水分摂取の制限等適切な処置を行うこと。
重篤な肝機能障害
(頻度不明注1), 4))
- 肝不全、肝壊死、肝炎、黄疸等があらわれることがある。必要に応じて肝機能検査を行い、異常が認められた場合には、投与を中止する等適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- パロキセチン塩酸塩は選択的なセロトニン(5-HT)取り込み阻害作用を示し、神経間隙内の5-HT濃度を上昇させ、反復経口投与によって5-HT2C受容体のdown-regulationを誘発することにより、抗うつ作用及び抗不安作用を示すと考えられる。
抗うつ作用
- マウス強制水泳試験において反復投与により用量依存的な無動時間の短縮作用を示した。
- マウス尾懸垂試験において用量依存的な無動時間の短縮作用を示した14)。
- 縫線核破壊ラットのムリサイド行動に対して用量依存的な抑制作用を示した15)。
抗不安作用
- ラットsocial interaction試験において反復投与によりsocial interaction時間の増加作用を示した16)。
- ラットVogel型コンフリクト試験において反復投与により抗コンフリクト作用を示した。
- ラット高架式十字迷路試験において反復投与によりopen armにおける滞在時間及び進入回数を増加させた17)。
作用機序
- パロキセチン塩酸塩はin vitroにおいてラット視床下部シナプトソーム分画への5-HT取り込み阻害作用を示した18)。Ex vivo試験においても経口投与により5-HT取り込み阻害作用を示し、反復投与しても5-HT取り込み阻害作用は示すものの、ノルアドレナリン取り込み阻害作用は示さず、その5-HT取り込み阻害作用は最終投与24時間後に消失した18)。
- パロキセチン塩酸塩はラットの背側縫線核及び前頭葉皮質における細胞外5-HT含量を増加させた19)。また、ラットにおける5-HTP誘発head twitch行動の増強作用及びPCA誘発自発運動量増加の抑制作用を示したことから20)、行動薬理学的にも5-HT取り込み阻害作用が示された。
- パロキセチン塩酸塩はmCPP誘発自発運動活性減少に対して単回投与では作用を示さなかったが、反復投与で拮抗作用を示したことから、反復投与により5-HT2C受容体のdown-regulationを誘発することが示された21)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- パロキセチン塩酸塩水和物
(Paroxetine Hydrochloride Hydrate)
化学名
- (-)-(3S,4R)-4-(4-fluorophenyl)-3-[(3,4-methylenedioxy)phenoxymethyl]piperidine monohydrochloride hemihydrate
分子式
分子量
性状
- 白色の結晶性の粉末である。
N,N-ジメチルホルムアミド、メタノール又は酢酸(100)に溶けやすく、エタノール(95)又はエタノール(99.5)にやや溶けやすく、水、アセトニトリル、無水酢酸、2-プロパノール又はテトラヒドロフランに溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- 抗精神病薬
商品
[★]
[★]