大腿の内転筋>:大腿の内転筋
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/06/10 17:45:34」(JST)
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大内転筋 | ||||||
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分類 | ||||||
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部位 | ||||||
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ラテン名 | ||||||
Musculus adductor magnus | ||||||
英名 | ||||||
Adductor magnus muscle |
大内転筋(だいないてんきん、adductor magnus muscle)は人間の恥骨の筋肉で股関節の内転、屈曲を行う。
恥骨下枝の前面および坐骨(下)枝の前面から坐骨結節までの間に起こり、強大な筋腹は大腿骨の内側面を下方へ向かい、2つの部分に分かれ、一部は筋のまま粗線の内側唇に、他の部は腱となって大腿骨の内側上顆の内転筋結節で終わる。
大内転筋は股関節を内転またははさみ込む動作に関連している。歩行や走行、サッカーや空手等の蹴る動作、組み技格闘技にて相手の胴体に脚を巻きつけるクロスガードポジション、足関節技や腕ひしぎ十字固めを掛ける際に脚で相手をクラッチ、ホールドする動作に関わり、競技やスポーツにおいて非常に重要な筋肉である。
その反面、鍛えることが難しく、肉離れ等で痛めやすいデリケードな部位でもある。トレーニング方法としては大きく分けて二通りあり、大きく股関節を開いて動作をするワイドスタンススクワットや四股、もう一つは脚を閉じる運動があり、アダクション等を使用する。
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リンク元 | 「下肢の筋」「股関節の運動に関与する筋」「歩行」「腰神経叢」「坐骨神経」 |
関連記事 | 「内転」「内転筋」 |
-歩行も参考
肉単P | 筋名 | 内転 | 外転 | 内旋 | 外旋 | 屈曲 | 伸展 | 支配神経 |
R-2 | 大腰筋 | ◇*1 | ● | 腰神経叢 | ||||
R-3 | 腸骨筋 | ◇*1 | ● | 腰神経叢、大腿神経 | ||||
R-7 | 大殿筋 | ● | ● | 下殿神経 | ||||
R-8 | 中殿筋 | ● | ●*2 | 上殿神経 | ||||
R-9 | 小殿筋 | ● | ●*2 | 上殿神経 | ||||
R-6 | 大腿筋膜張筋 | ● | ● | ● | 上殿神経 | |||
R-10 | 梨状筋 | ● | 仙骨神経叢 | |||||
R-16 | 上双子筋 | ● | 仙骨神経叢 | |||||
R-17 | 下双子筋 | ● | 仙骨神経叢 | |||||
R-19 | 大腿方形筋 | ● | 仙骨神経叢 | |||||
R-15 | 内閉鎖筋 | ● | 仙骨神経叢 | |||||
R-14 | 外閉鎖筋 | □*1 | ● | 閉鎖神経 | ||||
S-1 | 長内転筋 | ● | □ | 閉鎖神経 | ||||
S-2 | 短内転筋 | ● | □ | 閉鎖神経 | ||||
S-3 | 大内転筋 | ● | □*3 | ●*4 | 閉鎖神経、脛骨神経 | |||
S-6 | 恥骨筋 | ● | ● | 閉鎖神経、大腿神経 | ||||
S-7 | 薄筋 | ● | ◇ | □ | 閉鎖神経 | |||
S-9 | 大腿直筋 | ● | 大腿神経 | |||||
S-14 | 縫工筋 | ◇ | ◇ | ● | 大腿神経 | |||
T-2 | 大腿二頭筋短頭 | ◇ | ◇ | 腓骨神経 | ||||
T-2 | 大腿二頭筋長頭 | ◇ | ● | 脛骨神経 | ||||
T-3 | 半膜様筋 | ◇ | ● | 脛骨神経 | ||||
T-4 | 半腱様筋 | ◇ | ● | 脛骨神経 | ||||
肉単P | 筋名 | 内転 | 外転 | 内旋 | 外旋 | 屈曲 | 伸展 | 支配神経 |
● :両方 ◇ :K.126,127 □ :M.354
*1:作用は弱い *2:前部のみ(M.354) *3:前部のみ(M.354) *4:後部のみ(M.354)
痙性片麻痺歩行 | hemiplegic gait | 錐体路障害 | 脳血管障害 変形頚椎症 多発性硬化症 頸髄ミエロパチー | |
ぶん回し歩行 | ||||
円弧歩行 | ||||
痙性対麻痺歩行 | spastic paraplegic gait | 両大脳半球・脳幹・脊髄側索における両側錐体路障害 | 家族性痙性対麻痺 脳性小児麻痺(Little病) HTLV-I associated myelopathty | |
はさみ歩行 | scissor gait | |||
パーキンソン歩行 | parkinsonian gait | 錐体外路障害 | パーキンソン病 | |
小刻み歩行 | short-stepped gait | パーキンソン症候群 | ||
失調歩行 | 小脳性運動失調・前庭性運動失調 | 小脳障害 前庭神経障害 |
OPCA LCCA Wernicke脳症 | |
酩酊様歩行 | ||||
脊髄後索性 | 深部感覚障害による空間見当識障害(位置覚・振動覚) | 脊髄癆 亜急性脊髄連合変性症 Friedreich失調症 多発性神経炎 | ||
踵打歩行 | ||||
鶏歩 | steppage gait | 下位運動ニューロン(腓骨神経麻痺で生じる下腿筋の筋力低下) | Charcot-Marie-Tooth病 腓骨神経麻痺 ポリオ 糖尿病 | |
動揺性歩行 | waddling gait | 肢体筋の障害 | Duchenne型筋ジストロフィー 多発筋炎 Kugelberg-Welander病 | |
トレンデレンブルグ歩行 | Trendelenburg gait | |||
アヒル様歩行 | ||||
間欠性跛行 | intermittent claudication | 下肢動脈の血流障害 下肢神経の障害 |
T12 | L1 | L2 | L3 | L4 | 走行(M.181) | 機能(M.181) | |
肋下神経 | ○ | 外側弓状靱帯の後方を通って腹部に入り、外下方に走り、腰方形筋の前面を横切る。腹横筋と内腹斜筋を通り抜けて外腹斜筋と腹壁前外側面の皮膚に分布 | 外腹斜筋と腹壁前外側面の皮膚を支配 | ||||
腸骨下腹神経 | ○ | ○ | 内側弓状靱帯の後方で腹部に入り、下外方に走って腰方形筋の前面を通る。腹壁の筋を上腸骨棘の近くで貫き、内腹斜筋と外腹斜筋を貫いて恥骨上部に分布 | 恥骨上部 | |||
腸骨鼡径神経 | ○ | ○ | 内側弓状靱帯の後方で腹部に入り、下外方に走って腰方形筋の前面を通る。腹壁の筋を上腸骨棘の近くで貫き、内腹斜筋と外腹斜筋を貫いて鼡径領域に分布 | 鼡径領域 | |||
陰部大腿神経 | ○ | ○ | 大腰筋の前面を貫き、下方に走り、腰筋筋膜の深層に潜る。総・外腸骨動脈の外側で分岐し大腿枝と陰部枝に分岐する | ||||
外側大腿皮神経 | ○ | ○ | 腸骨筋の表面を下外方に走り、鼡径靱帯の深層かつ上前腸骨棘のすぐ内側で大腿に入る | 代替の前外側面の皮膚 | |||
大腿神経 | ○ | ○ | ○ | ||||
閉鎖神経 | ○ | ○ | ○ | 大腰筋の内側縁に沿って下行。閉鎖孔の閉鎖管を抜ける。前枝と後枝に分かれる。 | 筋枝(外閉鎖筋、長内転筋、短内転筋、大内転筋、恥骨筋、薄筋)皮枝(閉鎖神経皮枝) |
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
筋枝:股関節の伸展。膝関節の屈曲。足関節以遠の全運動 皮枝:大腿後面内側部。下腿の外側半。足全て
仙骨神経叢>:仙骨神経叢
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
N. 155
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