セフォタキシム
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- 使用制限等 1. 本剤成分又は含有成分でショックの既往歴、アニリド系局所麻酔剤に対し過敏症の既往 記載場所: 使用上の注意 注意レベル: 禁止 2. 類薬で過敏症の既往歴、本剤成分又は含有成分で過敏症の既往歴 記載場所:
- 医薬品情報 サイト イーファーマ(トップ) >品名索引(せ) >現表示ページ >薬効名索引(抗生物質製剤) 商品名 セフォタックス注射用1g (成分:セフォタキシムナトリウム,セフォタキシム)
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
セフォタックス注射用0.5g
組成
販売名
有効成分・含有量(1バイアル中)
禁忌
- 本剤の成分によるショックの既往歴のある患者
- リドカイン等のアニリド系局所麻酔剤に対し過敏症の既往歴のある患者(筋注用の溶解液としてリドカイン等のアニリド系局所麻酔剤を用いる場合)
効能または効果
適応菌種
- セフォタキシムに感性のレンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属
適応症
- 敗血症、感染性心内膜炎、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、化膿性髄膜炎
- 通常成人には、セフォタキシムとして1日1〜2g(力価)を2回に分けて静脈内又は筋肉内に注射する。
通常小児には、セフォタキシムとして1日50〜100mg(力価)/kgを3〜4回に分けて静脈内に注射する。
なお、難治性又は重症感染症には症状に応じて、1日量を成人では4g(力価)まで増量し、2〜4回に分割投与する。また小児では150mg(力価)/kgまで増量し、3〜4回に分割投与する。なお、小児の化膿性髄膜炎では300mg(力価)/kgまで増量できる。
静脈内注射に際しては、注射用水、生理食塩液又はブドウ糖注射液に溶解し、緩徐に注射する。また補液に加えて、点滴静注することもできる。筋肉内注射に際しては、0.5%リドカイン注射液に溶解して注射する。
- 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
慎重投与
- ペニシリン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者
- 本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者
- 高度の腎障害のある患者[血中濃度が持続するので減量又は投与間隔をあけて投与すること。【薬物動態】の項参照]
- 経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者[ビタミンK欠乏症状があらわれることがあるので観察を十分に行うこと。]
- 高齢者[「5.高齢者への投与」の項参照]
重大な副作用
ショック
頻度不明
- ショックを起こすことがあるので、観察を十分に行い、症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
アナフィラキシー様症状
頻度不明
- アナフィラキシー様症状(発赤、呼吸困難、浮腫等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
急性腎不全
頻度不明
- 急性腎不全があらわれるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し適切な処置を行うこと。
偽膜性大腸炎
頻度不明
- 偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎があらわれることがある。腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
汎血球減少症、溶血性貧血、無顆粒球症、血小板減少症
頻度不明
- 汎血球減少症、溶血性貧血、無顆粒球症、血小板減少症等があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
肝機能障害、黄疸
頻度不明
- AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
間質性肺炎、PIE症候群
頻度不明
- 他のセフェム系抗生物質で発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎、PIE症候群等があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens‐Johnson症候群)
頻度不明
- 他のセフェム系抗生物質で中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
抗菌作用14〜19)
- 本剤の抗菌スペクトルはグラム陽性・陰性菌の広範囲にわたり、特にグラム陰性桿菌である大腸菌、シトロバクタ−属、クレブシエラ属、エンテロバクタ−属、セラチア属、プロテウス属、インフルエンザ菌に対して強い抗菌力を有する。更に、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属等の嫌気性菌においても抗菌力が認められている。また、ABPC耐性セラチア、GM耐性緑膿菌においても高い感受性を示す。
作用機序14〜19)
- 本剤は細菌の細胞壁合成阻害により抗菌作用を示す。
- 外膜通過性は良好で、β‐lactamaseに抵抗性を有する。また、ペニシリン結合蛋白(PBPs)のIa、Ib、IIIに強い親和性を示し、殺菌的に作用する。
- GM耐性グラム陰性桿菌にも、抗菌作用が認められる。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- セフォタキシムナトリウム(Cefotaxime Sodium)
略 号
化学名
- Monosodium(6R,7R)‐3‐acetoxymethyl‐7‐[(Z)‐2‐(2‐aminothiazol‐4‐yl)‐2‐(methoxyimino)acetylamino]‐8‐oxo‐5‐thia‐1‐azabicyclo[4.2.0]oct‐2‐ene‐2‐carboxylate
分子式
分子量
性 状
- 本品は白色〜淡黄白色の結晶性の粉末である。
本品は水に溶けやすく、メタノールにやや溶けにくく、エタノール(95)に極めて溶けにくい。
★リンクテーブル★
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商品
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- 英
- cefotaxime CTX
- ラ
- cefotaximum cefotaxime sodium
- 化
- cefotaxime sodium
- 商
- CLAFORAN、クラフォラン、セフォタックス
- 関
- 抗菌薬、セフェム系抗菌薬
-
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構造