エオシン
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/02/19 06:21:32」(JST)
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エオシンY |
|
IUPAC名
2-(2,4,5,7-tetrabromo-6-oxido-3-oxo-3H-xanthen-9-yl)benzoate [in its deprotonated form]
|
識別情報 |
CAS登録番号 |
17372-87-1 |
PubChem |
27020 |
MeSH |
Eosine+Yellowish-(YS) |
- C1=CC=C2C(=C1)C(=O)OC23C4=CC(=C(C(=C4OC5=C(C(=C(C=C35)Br)O)Br)Br)O)Br
|
特性 |
化学式 |
C20H8Br4O5 |
モル質量 |
647.89052 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
エオシンB |
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IUPAC名
4',5'-dibromo-3',6'-dihydroxy-2',7'-dinitro-1-spiro[isobenzofuran-3,9'-xanthene]one
|
識別情報 |
CAS登録番号 |
548-24-3 |
PubChem |
452704 |
MeSH |
Eosine+I+Bluish |
- C1=CC=C2C(=C1)C(=O)OC23C4=CC(=C(C(=C4OC5=C(C(=C(C=C35)[N+](=O)[O-])O)Br)Br)O)[N+](=O)[O-]
|
特性 |
化学式 |
C20H8Br2N2O9 |
モル質量 |
580.09352 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
エオシン(英: Eosin)は、フルオレセインを臭素化してできる赤い蛍光色素。エオジンとも表記される。
顕微鏡検査の際に細胞質、膠原線維、筋線維の染色に用いられる。このエオシンに染まりやすい組織をエオシン好性と呼ぶ。エオシンYとエオシンBの2つの誘導体がある。
出典[編集]
http://en.wikipedia.org/wiki/Eosin
関連項目[編集]
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- 高橋 知多香,松井 智,和田 陽子,小峯 千明,三浦 浩,高瀬 俊彦,宇都宮 忠彦,辻本 恭久,松島 潔
- 日本歯科保存学雑誌 53(2), 174-181, 2010-04-30
- … 筋をクロラミンTに作用させたとき,タンパク質構造が破壊され,メチル基由来のカーボンセンターラジカル(C・)が認められたが,H_2O_2に作用させたとき,ESRシグナルの変化は認められなかった.ヘマトキシリン・エオジン染色において,ラット腹直筋は,クロラミンTおよびH_2O_2の濃度依存的に筋線維の萎縮,結合組織の融解および横紋構造の消失が認められた.ヒト歯根膜培養細胞を用いた24時間後の細胞毒性試験において,細胞生 …
- NAID 110007880723
Related Links
- ヘマトキシリン・エオジン染色は病理組織の最も基本的で重要な一般染色法であり、 組織構造の光顕レベルで. の全体像の把握を目的とする ... エオジンYは酸性色素であり 、色素自体は負に荷電しているため正に荷電している細胞質・. 細胞間質・線維類と結合 し ...
- エオシンは赤~ピンクの色素であり、これに染まる組織をエオジン好性あるいは好酸性 という。具体的には細胞質、軟部組織の結合組織、赤血球、線維素、内分泌顆粒などで ある。特に赤血球はエオシンを強く吸収して、明るい赤に染まる。青藍色に染まることも ...
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★リンクテーブル★
[★]
バクテリア
[★]
- 英
- lysozyme
- 化
- 塩化リゾチーム リゾチーム塩酸塩 lysozyme hydrochloride
- 商
- アクディーム、エリチーム、エンリゾ、スカノーゼリン、ノイチーム、ミタチーム、ムコゾーム、リゾティア、リチーム、リフラップ、レフトーゼ
- 関
- ムラミダーゼ。
- 酵素製剤
- 14kDa/18-20kDa(LAB.491), 129 a.a.
- pIは7.4より大きい → 生理的条件で正に荷電 → 酸性色素のエオジンで赤く染まる
- 生体内では単球が有しており、単球が大量に崩壊する病態では末梢血リゾチーム濃度が上昇する;サルコイドーシス
局在
機能
- 抗細菌作用、ウイルス作用、白血球貪食脳の増強、好手様作用
解釈
血中リゾチーム上昇
尿中リゾチーム上昇
便中リゾチーム上昇
血中リゾチーム低下
参考
- http://www.srl.info/srlinfo/kensa_ref_CD/KENSA/SRL0430.htm
[★]
- 英
- mast cell, mastocyte
- 同
- マスト細胞
- 関
- ヒスタミン、好塩基球
形状
- 20-30μm (HIS.101)
- 細胞質に0.3-0.8μmの顆粒を含む
特徴
- ヘパリン(or コンドロイチン硫酸)、
- ヒスタミン、
- 中性プロテアーゼ(トリプターゼ、キマーゼ、カルボキシペプチダーゼ)
- アリルスルファターゼ
- その他
- β-グルクロニダーゼ
- キニノゲナーゼ
- ペルオキシダーゼ
- スーパーオキシドジスムターゼ
- 好酸球走化因子
- 好中球走化因子
由来
染色像
臨床関連
- 炎症(I型アレルギー)の引き金を引く細胞。喘息患者の気道平滑筋層に存在(健常人では存在しない(HIM. 1598)
[★]
- 英
- fibrinoid degeneration
- 同
- 類線維素変性
- 関
- 膠原病、フィブリノイド壊死、変性
- フィブリンやその分解産物が細胞外基質にしみこみ沈着した状態。
- 病理組織上ではフィブリン様(フィブリノイド)の好酸性(酸性色素、例えばエオジンに染まる(赤))無構造が沈着するもの。
- フィブリノイドの成分は免疫複合体、補体
- 原因疾患:
- 膠原病、アレルギー疾患、悪性高血圧
- 糸球体腎炎(糸球体病変)、関節リウマチ(関節病変)、全身性エリテマトーデス(皮膚病変)、結節性多発動脈炎(動脈壁)
[★]
- 英
- Giemsa stain, Giemsa staining
- 同
- Giemsa染色、ギームザ染色
- 関
- Giemsa液、ギムザ単染色 Giemsa単染色
- 染色液はアズールIIとアズールII・エオジンからなる
- アズールII:塩基性色素:青紫色:核のDNA、細胞質のDNA、アズール顆粒
- エオジン:酸性色素:赤橙色:ヘモグロビン、好酸性顆粒
微生物の染色
- グラム染色が困難なのでギムザ染色を長時間行う
[★]
- 英
- hematoxylin-eosin stain HE stain
- 同
- HE染色
- 関
- 染色法
[★]
- 英
- eosinophilic
- 関
- エオシン好性、好酸、好酸球、好酸性、好酸球性