- 英
- isopropylantipyrine
- ラ
- isopropylantipyrinum
- 同
- プロピフェナゾン propyphenazone、イソプロピルフェナゾン isopropylphenazone
- 商
- SG配合、クリアミン配合、ヨシピリン
- 関
- 非ステロイド性抗炎症薬
Japanese Journal
- 症例 イソプロピルアンチピリンによる蕁麻疹型薬疹の1例
- 25. イソプロピルアンチピリンによる肝障害の1例(第1006回千葉医学会例会・第1内科教室同門会例会)
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- イソプロピルアンチピリンの特徴 解熱鎮痛薬 解熱や鎮痛の作用が比較的強いが、抗炎症作用は弱いとされ、他の解熱鎮痛成分と組み合わせて配合される。ピリン系と呼ばれる解熱鎮痛成分である。1960年代半ばまでは、イソプロ ...
- 副作用:いわゆる「ピリン疹」といわれる発疹をはじめ,血液障害(無顆粒球症,再生不良性貧血,血小板減少症など),腎障害等の重篤な症状がアミノピリンやスルピリンと同様に発現する可能性がある.その他,胃腸障害,頭痛 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
SG配合顆粒
組成
成分・含量(1g中)
- イソプロピルアンチピリン 150mg
アセトアミノフェン 250mg
アリルイソプロピルアセチル尿素 60mg
無水カフェイン 50mg
添加物
- 乳糖水和物,ヒドロキシプロピルセルロース,メチルセルロース,含水二酸化ケイ素
禁忌
本剤,ピラゾロン系薬剤(スルピリン等)又はアミノフェノール系薬剤(アセトアミノフェン等)に対し過敏症の既往歴のある患者
アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[喘息発作を誘発することがある。]
重篤な肝障害のある患者[肝障害を悪化させるおそれがある。]
効能または効果
感冒の解熱,耳痛,咽喉痛,月経痛,頭痛,歯痛,症候性神経痛,外傷痛
- 通常,成人1回1g(分包品1包)を1日3〜4回経口投与する。
- 頓用の場合には,1〜2g(分包品1〜2包)を服用させるが,追加するときは少なくとも4時間以上経過後とする。
- なお,年齢,症状により適宜増減する。
- ただし,1日最高4g(分包品4包)までとする。
慎重投与
血液障害(貧血,白血球減少症等)のある患者[血液障害を悪化させるおそれがある。]
肝障害のある患者[肝障害を悪化させるおそれがある。]
腎障害のある患者[腎障害を悪化させるおそれがある。]
本人又は両親,兄弟に他の薬物に対するアレルギー,蕁麻疹,気管支喘息,アレルギー性鼻炎,食物アレルギー等のある患者
アルコール多量常飲者[肝障害があらわれやすくなる。(「相互作用」の項参照)]
高齢者[「重要な基本的注意」の項参照]
絶食・低栄養状態・摂食障害等によるグルタチオン欠乏,脱水症状のある患者[肝障害があらわれやすくなる。]
重大な副作用
血小板減少,溶血性貧血(頻度不明※):血小板減少,溶血性貧血があらわれることがあるので,観察を十分に行い,このような症状があらわれた場合には,投与を中止すること。
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),急性汎発性発疹性膿疱症(頻度不明※):中毒性表皮壊死融解症,皮膚粘膜眼症候群,急性汎発性発疹性膿疱症があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
ショック,アナフィラキシー様症状(頻度不明※):ショック,アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので,観察を十分に行い,不快感,口内異常感,喘鳴,眩暈,便意,耳鳴,発汗,呼吸困難,血圧低下等があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
喘息発作(頻度不明※):重篤な喘息発作を誘発することがある。
間質性肺炎(頻度不明※):間質性肺炎があらわれることがあるので,観察を十分に行い,咳嗽,呼吸困難,発熱,肺音の異常等が認められた場合には,速やかに胸部X線,胸部CT,血清マーカー等の検査を実施すること。異常が認められた場合には投与を中止し,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
間質性腎炎,急性腎不全(頻度不明※):間質性腎炎,急性腎不全があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
劇症肝炎,肝機能障害,黄疸(頻度不明※):劇症肝炎,AST(GOT),ALT(GPT),γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害,黄疸があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
薬効薬理
解熱鎮痛剤であるイソプロピルアンチピリンとアセトアミノフェンは,体温調節中枢に作用して皮膚血管を拡張し,熱の放散を盛んにして解熱効果を示す。
アリルイソプロピルアセチル尿素は穏和な鎮静薬で,痛みに伴う不安,不快感,恐怖心等の疼痛反応を除去することにより疼痛を緩和するとともに,鎮痛薬の作用を増強する9),10)。
イソプロピルアンチピリンとアセトアミノフェンの配合により,鎮痛作用は増強される。
カフェインの中枢神経興奮作用は神経機能を活発にして,不快感等の疼痛反応を除去することにより,疼痛を緩和し,更に,血管性頭痛に対しては脳血管を収縮して鎮痛作用を示す6)。
有効成分に関する理化学的知見
- 一般的名称:イソプロピルアンチピリン(JAN)[日局]
Isopropylantipyrine
- 化学名:1,5-Dimethyl-4-(1-methylethyl)-2-phenyl-1,2-dihydro-3H-pyrazol-3-one
- 分子式:C14H18N2O
- 分子量:230.31
- 化学構造式:
- 性状:白色の結晶又は結晶性の粉末で,においはなく,味はわずかに苦い。
酢酸(100)に極めて溶けやすく,エタノール(95)又はアセトンに溶けやすく,ジエチルエーテルにやや溶けやすく,水に溶けにくい。
- 融点:103〜105℃
- 分配係数:86.1[pH7.4,1-オクタノール/緩衝液]
- 一般的名称:アセトアミノフェン(JAN)[日局]
Acetaminophen
- 化学名:N-(4-Hydroxyphenyl)acetamide
- 分子式:C8H9NO2
- 分子量:151.16
- 化学構造式:
- 性状:白色の結晶又は結晶性の粉末である。
メタノール又はエタノール(95)に溶けやすく,水にやや溶けにくく,ジエチルエーテルに極めて溶けにくい。
水酸化ナトリウム試液に溶ける。
- 融点:169〜172℃
- 一般的名称:アリルイソプロピルアセチル尿素
Allylisopropylacetylurea
- 化学名:2-Isopropyl-4-pentenoylurea
- 分子式:C9H16N2O2
- 分子量:184.24
- 化学構造式:
- 性状:白色の結晶又は結晶性の粉末で,におい及び味はない。
酢酸(100)に溶けやすく,メタノール,エタノール(95),アセトン又はクロロホルムにやや溶けにくく,ジエチルエーテル又は沸騰水に溶けにくく,水にほとんど溶けない。
- 融点:193〜198℃
- 一般的名称:無水カフェイン(JAN)[日局]
Anhydrous Caffeine
- 化学名:1,3,7-Trimethyl-1H-purine-2,6(3H,7H)-dione
- 分子式:C8H10N4O2
- 分子量:194.19
- 化学構造式:
- 性状:白色の結晶又は粉末で,においはなく,味は苦い。
クロロホルムに溶けやすく,水,無水酢酸又は酢酸(100)にやや溶けにくく,エタノール(95)又はジエチルエーテルに溶けにくい。
1.0gを水100mLに溶かした液のpHは5.5〜6.5である。
- 融点:235〜238℃
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- acetaminophen APAP
- 同
- パラセタモール paracetamol
- 商
- Tempra、カロナール、ピリナジン、アトミフェン、アニルーメ、アフロギス、ピレチノール、パラセタ、ナパ、コカール、サールツー、カルジール、(小児坐薬)アンヒバ、(小児坐薬)アルピニー。(サリチルアミド、アセトアミノフェン、カフェイン、クロルフェニラミン)ペレックス、ネオアムノール配合、LL配合。(サリチルアミド、アセトアミノフェン、カフェイン、プロメタジン)PL配合顆粒、マリキナ配合顆粒、ホグス配合顆粒、ピーエイ配合、セラピナ配合、トーワチーム配合、サラザック配合顆粒。(ジプロフィリン、ジヒドロコデイン、dl-メチルエフェドリン、ジフェンヒドラミン、アセトアミノフェン、ブロモバレリル尿素)カフコデN配合。(トラマドール、アセトアミノフェン)トラムセット配合。(イソプロピルアンチピリン、アセトアミノフェン、アリルイソプロピルアセチル尿素、カフェイン)SG配合顆粒
- (第2類医薬品)タイレノール Tylenol
- 関
- アセトアミノフェン中毒
-
-
動態
副作用
[★]
エルゴタミン、カフェイン、イソプロピルアンチピリン
クリアミン配合錠A1.0
有効成分
添加物
クリアミン配合錠S0.5
有効成分
添加物
[★]
[★]
アセトアミノフェン、アリルイソプロピルアセチル尿素、イソプロピルアンチピリン、無水カフェイン
[★]
イソプロピルアンチピリン
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
[★]
- 英
- pro
[★]
- 英
- pill
- 関
- 丸剤、経口避妊薬、丸薬