アセトアミノフェン
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- ピレチノールの主な効果と作用 熱を下げたり痛みをやわらげたりするお薬です。皮膚の血管をひろげて熱を放散させる働きや、痛みの感受性を低下させる働きがあります。 ピレチノールの用途 急性上気道炎の解熱 急性上気道炎の鎮痛
- ピレチノールは岩城製薬が製造販売するアセトアミノフェンです。ピレチノールを使用するなら知っておきたい情報を豊富に掲載しています。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ピレチノール
組成
- 本品は日本薬局方アセトアミノフェンの原末で、乾燥したものは定量するとき、アセトアミノフェン98.0%以上を含む。
禁忌
- 消化性潰瘍のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
- 重篤な血液の異常のある患者[重篤な転帰をとるおそれがある。]
- 重篤な肝障害のある患者[重篤な転帰をとるおそれがある。]
- 重篤な腎障害のある患者[重篤な転帰をとるおそれがある。]
- 重篤な心機能不全のある患者[循環系のバランスが損なわれ、心不全が増悪するおそれがある。]
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[アスピリン喘息の発症にプロスタグランジン合成阻害作用が関与していると考えられる。]
効能または効果
- 頭痛、耳痛、症候性神経痛、腰痛症、筋肉痛、打撲痛、捻挫痛、月経痛、分娩後痛、がんによる疼痛、歯痛、歯科治療後の疼痛
- 通常、成人にはアセトアミノフェンとして1回300〜500mg、1日900〜1,500mgを経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)
- 通常、成人にはアセトアミノフェンとして1回300〜500mgを頓用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、原則として1日2回までとし、1日最大1,500mgを限度とする。また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。
- 通常、乳児、幼児及び小児にはアセトアミノフェンとして、体重1kgあたり1回10〜15mgを経口投与する。投与間隔は4〜6時間以上とし、1日総量として60mg/kgを限度とする。なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、成人の用量を超えない。また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。
- 乳児、幼児及び小児の1回投与量の目安は下記のとおり(「1. 慎重投与」及び「2. 重要な基本的注意」の項参照)。
- 「小児科領域における解熱・鎮痛」の効能・効果に対する1回あたりの最大用量はアセトアミノフェンとして500mg、1日あたりの最大用量はアセトアミノフェンとして1500mgである。
慎重投与
- アルコール多量常飲者[肝障害があらわれやすくなる。(「3.相互作用」の項参照)]
- 絶食・低栄養状態・摂食障害等によるグルタチオン欠乏、脱水症状のある患者[肝障害があらわれやすくなる。]
- 肝障害又はその既往歴のある患者[肝機能が悪化するおそれがある。]
- 消化性潰瘍の既往歴のある患者[消化性潰瘍の再発を促すおそれがある。]
- 血液の異常又はその既往歴のある患者[血液障害を起こすおそれがある。]
- 出血傾向のある患者[血小板機能異常が起こることがある。]
- 腎障害又はその既往歴のある患者[腎機能が悪化するおそれがある。]
- 心機能異常のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
- 過敏症の既往歴のある患者
- 気管支喘息のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
- 高齢者(「2. 重要な基本的注意」及び「5. 高齢者への投与」の項参照)
- 小児等(「2. 重要な基本的注意」及び「7. 小児等への投与」の項参照)
重大な副作用
ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(頻度不明):
- ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群) (頻度不明)、急性汎発性発疹性膿疱症 (頻度不明):
- 中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、急性汎発性発疹性膿疱症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
喘息発作の誘発(頻度不明):
劇症肝炎(頻度不明)、肝機能障害(頻度不明)、黄疸(頻度不明):
- 劇症肝炎、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
顆粒球減少症(頻度不明):
- 顆粒球減少症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
間質性肺炎(頻度不明):
- 間質性肺炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、咳嗽、呼吸困難、発熱、肺音の異常等が認められた場合には、速やかに胸部X線、胸部CT、血清マーカー等の検査を実施すること。異常が認められた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
間質性腎炎(頻度不明)、急性腎不全(頻度不明):
- 間質性腎炎、急性腎不全があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- アセトアミノフェンの解熱鎮痛作用はサリチル酸類と同様に中枢性で、体水分の移動と末梢血管の拡張とが相まって起こる発汗を伴う解熱と、視床と大脳皮質の痛覚閾値の上昇効果とによる。平熱時にはほとんど体温に影響を及ぼさず、発熱時には投与3時間後当たりで、最大効果を発現する。その鎮痛作用はアスピリンと同じく緩和な痛みにかぎられている。抗炎症作用はほとんどない。1)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- N-(4-Hydroxyphenyl)acetamide
分子式
性状
- 本品は白色の結晶又は結晶性の粉末である。
本品はメタノール又はエタノール(95)に溶けやすく、水にやや溶けにくく、ジエチルエーテルに極めて溶けにくい。
本品は水酸化ナトリウム試液に溶ける。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- acetaminophen APAP
- 同
- パラセタモール paracetamol
- 商
- Tempra、カロナール、ピリナジン、アトミフェン、アニルーメ、アフロギス、ピレチノール、パラセタ、ナパ、コカール、サールツー、カルジール、(小児坐薬)アンヒバ、(小児坐薬)アルピニー。(サリチルアミド、アセトアミノフェン、カフェイン、クロルフェニラミン)ペレックス、ネオアムノール配合、LL配合。(サリチルアミド、アセトアミノフェン、カフェイン、プロメタジン)PL配合顆粒、マリキナ配合顆粒、ホグス配合顆粒、ピーエイ配合、セラピナ配合、トーワチーム配合、サラザック配合顆粒。(ジプロフィリン、ジヒドロコデイン、dl-メチルエフェドリン、ジフェンヒドラミン、アセトアミノフェン、ブロモバレリル尿素)カフコデN配合。(トラマドール、アセトアミノフェン)トラムセット配合。(イソプロピルアンチピリン、アセトアミノフェン、アリルイソプロピルアセチル尿素、カフェイン)SG配合顆粒
- (第2類医薬品)タイレノール Tylenol
- 関
- アセトアミノフェン中毒
-
-
動態
副作用
[★]
- 英
- retinol、retinol palmitate、retinol acetate
- ラ
- retinolum
- 同
- ビタミンAアルコール vitamin A alcohol、ビタミンA1 vitamin A1
- 化
- 酢酸レチノール retinol acetate、パルミチン酸レチノール retinol palmitate
- 商
- チョコラA
- 関
- ビタミンA、ビタミンA1、オールトランスレチノール、パルミチン酸レチノール、・酸レチノール、11-シスレチノール
[★]
ケノデオキシコール酸