- 英
- pilin
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 妊娠時のアスピリン療法 (特集 血栓・止血の異常と妊娠)
- 臨床研究・症例報告 開始時期を重視した川崎病急性期治療による冠動脈病変の検討
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- また類似した化学構造の誘導体にも交差耐性があり、広義にはピリン系薬剤の 範疇に 入る。 ピリンアレルギーは解熱鎮痛薬のアミノピリンやスルピリンなど、 いわゆるピリン系 薬剤の投与により薬疹を生じる。 薬局窓口で患者さんから「私はピリンアレルギーです。
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
禁忌
川崎病を除く効能又は効果に使用する場合
- 本剤又はサリチル酸系製剤に対し過敏症の既往歴のある患者
- 消化性潰瘍のある患者[プロスタグランジン生合成抑制作用により,胃の血流量が減少し,消化性潰瘍を悪化させることがある。(ただし,「慎重投与」の項参照)]
- 重篤な血液の異常のある患者[血小板機能障害を起こし,血液の異常をさらに悪化させるおそれがある。]
- 重篤な肝障害のある患者[肝障害をさらに悪化させるおそれがある。]
- 重篤な腎障害のある患者[腎障害をさらに悪化させるおそれがある。]
- 重篤な心機能不全のある患者[腎のプロスタグランジン生合成抑制作用により,浮腫,循環体液量の増加が起こり,心臓の仕事量が増加するため,心機能をさらに悪化させるおそれがある。]
- アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[重篤なアスピリン喘息発作を誘発させることがある。]
- 出産予定日12週以内の妊婦(「妊婦,産婦,授乳婦等への投与」の項参照)
川崎病(川崎病による心血管後遺症を含む)に使用する場合
- 本剤又はサリチル酸系製剤に対し過敏症の既往歴のある患者
- 消化性潰瘍のある患者[プロスタグランジン生合成抑制作用により,胃の血流量が減少し,消化性潰瘍を悪化させるおそれがある。(ただし,「慎重投与」の項参照)]
- 出血傾向のある患者[血小板機能異常が起こることがあるため,出血傾向を助長するおそれがある。]
- アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[重篤なアスピリン喘息発作を誘発させることがある。]
- 出産予定日12週以内の妊婦(「妊婦,産婦,授乳婦等への投与」の項参照)
効能または効果
- 関節リウマチ,リウマチ熱,変形性関節症,強直性脊椎炎,関節周囲炎,結合織炎,術後疼痛,歯痛,症候性神経痛,関節痛,腰痛症,筋肉痛,捻挫痛,打撲痛,痛風による痛み,頭痛,月経痛
- 通常,成人にはアスピリンとして,1回0.5〜1.5g,1日1.0〜4.5gを経口投与する。なお,年齢,疾患,症状により適宜増減する。ただし,上記の最高量までとする。
- 下記疾患の解熱・鎮痛
急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)
- 通常,成人にはアスピリンとして,1回0.5〜1.5gを頓用する。なお,年齢,症状により適宜増減する。ただし,原則として1日2回までとし,1日最大4.5gを限度とする。また,空腹時の投与は避けさせることが望ましい。
- 川崎病(川崎病による心血管後遺症を含む)
- 急性期有熱期間は,アスピリンとして1日体重1kgあたり30〜50mgを3回に分けて経口投与する。解熱後の回復期から慢性期は,アスピリンとして1日体重1kgあたり3〜5mgを1回経口投与する。
なお,症状に応じて適宜増減する。
- 原則として川崎病の診断がつき次第,投与を開始することが望ましい。
- 川崎病では発症後数ヵ月間,血小板凝集能が亢進しているので,川崎病の回復期において,本剤を発症後2〜3ヵ月間投与し,その後断層心エコー図等の冠動脈検査で冠動脈障害が認められない場合には,本剤の投与を中止すること。冠動脈瘤を形成した症例では,冠動脈瘤の退縮が確認される時期まで投与を継続することが望ましい。
- 川崎病の治療において,低用量では十分な血小板機能の抑制が認められない場合もあるため,適宜,血小板凝集能の測定等を考慮すること。
慎重投与
- 消化性潰瘍の既往歴のある患者[消化性潰瘍を再発させることがある。]
- 血液の異常又はその既往歴のある患者[血液の異常を悪化又は再発させるおそれがある。]
- 出血傾向のある患者(効能・効果1.及び2.の場合)[血小板機能異常が起こることがあるため,出血傾向を助長するおそれがある。]
- 肝障害又はその既往歴のある患者[肝障害を悪化又は再発させるおそれがある。]
- 腎障害又はその既往歴のある患者[腎障害を悪化又は再発させるおそれがある。]
- 心機能異常のある患者[腎のプロスタグランジン生合成抑制作用により,浮腫,循環体液量の増加が起こり,心臓の仕事量が増加するため,心機能をさらに悪化させるおそれがある。]
- 過敏症の既往歴のある患者
- 気管支喘息のある患者[気管支喘息の患者の中にはアスピリン喘息患者も含まれており,それらの患者では重篤な喘息発作を誘発させることがある。]
- 高齢者(「重要な基本的注意」及び「高齢者への投与」の項参照)
- 妊婦(ただし,出産予定日12週以内の妊婦は禁忌)又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦,産婦,授乳婦等への投与」の項参照)
- 小児(「重要な基本的注意」,「小児等への投与」の項参照)
- 非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍のある患者で,本剤の長期投与が必要であり,かつミソプロストールによる治療が行われている患者[ミソプロストールは非ステロイド性消炎鎮痛剤により生じた消化性潰瘍を効能・効果としているが,ミソプロストールによる治療に抵抗性を示す消化性潰瘍もあるので,本剤を継続投与する場合には,十分経過を観察し,慎重に投与すること。]
- アルコール常飲者[消化管出血を誘発又は増強することがある。(「相互作用」の項参照)]
- 手術,心臓カテーテル検査又は抜歯前1週間以内の患者[手術,心臓カテーテル検査又は抜歯時の失血量を増加させるおそれがある。(「重要な基本的注意」の項参照)]
重大な副作用
*ショック,アナフィラキシー(頻度不明)
- ショックやアナフィラキシー(呼吸困難,全身潮紅,血管浮腫,蕁麻疹等)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
出血(頻度不明)
- 脳出血等の頭蓋内出血:脳出血等の頭蓋内出血(初期症状:頭痛,悪心・嘔吐,意識障害,片麻痺等)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,このような症状があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
肺出血,消化管出血,鼻出血,眼底出血等:肺出血,消化管出血,鼻出血,眼底出血等があらわれることがあるので,観察を十分に行い,このような症状があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
*中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),剥脱性皮膚炎(頻度不明)
- 中毒性表皮壊死融解症,皮膚粘膜眼症候群,剥脱性皮膚炎があらわれることがあるので,観察を十分に行い,このような症状があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
再生不良性貧血,血小板減少,白血球減少(頻度不明)
- 再生不良性貧血,血小板減少,白血球減少があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
喘息発作の誘発(頻度不明)
肝機能障害,黄疸(頻度不明)
- AST(GOT),ALT(GPT),γ-GTP等の著しい上昇を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど,適切な処置を行うこと。
消化性潰瘍,小腸・大腸潰瘍(頻度不明)
- 下血(メレナ)を伴う胃潰瘍・十二指腸潰瘍等の消化性潰瘍があらわれることがある。また,消化管出血,腸管穿孔を伴う小腸・大腸潰瘍があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
有効成分に関する理化学的知見
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- acetaminophen APAP
- 同
- パラセタモール paracetamol
- 商
- Tempra、カロナール、ピリナジン、アトミフェン、アニルーメ、アフロギス、ピレチノール、パラセタ、ナパ、コカール、サールツー、カルジール、(小児坐薬)アンヒバ、(小児坐薬)アルピニー。(サリチルアミド、アセトアミノフェン、カフェイン、クロルフェニラミン)ペレックス、ネオアムノール配合、LL配合。(サリチルアミド、アセトアミノフェン、カフェイン、プロメタジン)PL配合顆粒、マリキナ配合顆粒、ホグス配合顆粒、ピーエイ配合、セラピナ配合、トーワチーム配合、サラザック配合顆粒。(ジプロフィリン、ジヒドロコデイン、dl-メチルエフェドリン、ジフェンヒドラミン、アセトアミノフェン、ブロモバレリル尿素)カフコデN配合。(トラマドール、アセトアミノフェン)トラムセット配合。(イソプロピルアンチピリン、アセトアミノフェン、アリルイソプロピルアセチル尿素、カフェイン)SG配合顆粒
- (第2類医薬品)タイレノール Tylenol
- 関
- アセトアミノフェン中毒
-
-
動態
副作用
[★]
- 英
- pilin
- 関
- ピリン、ピリン系化合物
[★]
- 英
- pilin
- 関
- ピリン、ピリン系
[★]
商品名
キャブピリン配合
会社名
武田薬品工業
成分
薬効分類
第2
薬効
下記疾患又は術後における血栓・塞栓形成の抑制(胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の既往がある患者に限る)を効能・効果とする新医療用配合剤
・狭心症(慢性安定狭心症、不安定狭心症)、心筋梗塞、虚血性脳血管障害(一過性脳虚血発作(TIA)、脳梗塞)
・冠動脈バイパス術(CABG)あるいは経皮経管冠動脈形成術(PTCA)施行後
[★]
- 英
- aminopyrine N-demethylase
- 関
- アミノピリン-N-脱メチル化酵素
[★]
- 英
- aminopyrine N-demethylase
- 関
- アミノピリン-N-デメチラーゼ
[★]
- 英
- low dose aspirin, LDA
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3