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アセトアミノフェン中毒
英
acetaminophen poisoning
関
アセトアミノフェン
N-acetyl-p-aminophenol、
薬物性肝障害
概念
アセトアミノフェン
の大量摂取により生じる。
多くの薬に含まれており、意図せずにたくさん飲んでいることもある → 規定量の数倍を飲むこともある
70kgの人 325mg x 20 中毒
40 死
症状
1. ~数時間 嘔吐
2. 24時間 嘔吐、腹痛1
3. 2-5日 嘔吐、肝機能↓、黄疸、出血、熱
4. 5日以降 直るか肝不全となる
病態生理
参考1
アセトアミノフェンは肝臓で硫酸基やグルクロン酸抱合をうけ、尿より排泄され、2%が代謝を受けずにそのまま排泄される。排泄されないアセトアミノフェンは混合機能オキシダーゼによりN-acetyl-p-benzoquinoneimine(
NAPQI
)に変換される。この物質は毒性が高い、反応性が高い、電子親和性が高いという特徴を有する。このNAPQIは肝臓の
グルタチオン
により無毒化されて尿中に排泄される。
過剰量のアセトアミノフェンが投与された場合、NAPQIを無毒化するグルタチオンが消費される。肝臓のグルタチオンが70-80%まで消費されると、NAPQIは肝細胞と反応しこれを障害する。 → 肝細胞障害型の薬物性肝障害をきたす。
治療
直後:活性炭投与
初期:N-
アセチルシステイン
の投与(グルタチオンの補給)。経口、静注、1-数日
参考
1. [charged] Acetaminophen (paracetamol) poisoning in adults: Pathophysiology, presentation, and diagnosis - uptodate
[1]
UpToDate Contents
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1.
成人におけるアセトアミノフェン(パラセタモール)中毒:治療
acetaminophen paracetamol poisoning in adults treatment
2.
成人におけるアセトアミノフェン(パラセタモール)中毒:病態生理、症状、および診断
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3.
小児および思春期の患者における アセトアミノフェン(パラセタモール)中毒の臨床症状および診断
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4.
小児および思春期の患者におけるアセトアミノフェン(パラセタモール)中毒のマネージメント
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5.
成人における急性肝不全:マネージメントおよび予後
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Japanese Journal
解熱鎮痛薬 (特集 エキスパートが教える研修医のための薬の使いかた)
関口 進一郎
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Cons Rumack & Matthewのノモグラムの限界 (特集 Pros & Cons
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福本 真理子
中毒研究 23(2), 111-115, 2010
NAID 40017254777
Pros 本邦でもノモグラムは
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アセトアミノフェン中毒
の治療にノモグラムは有用か)
広瀬 保夫,高山 真理子,藤澤 真奈美 [他]
中毒研究 23(2), 106-110, 2010
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APAP
同
パラセタモール
paracetamol
商
Tempra
、
カロナール
、
ピリナジン
、
アトミフェン
、
アニルーメ
、
アフロギス
、
ピレチノール
、
パラセタ
、
ナパ
、
コカール
、
サールツー
、
カルジール
、(小児坐薬)
アンヒバ
、(小児坐薬)
アルピニー
。(
サリチルアミド
、
アセトアミノフェン
、
カフェイン
、
クロルフェニラミン
)
ペレックス
、
ネオアムノール配合
、
LL配合
。(
サリチルアミド
、
アセトアミノフェン
、
カフェイン
、
プロメタジン
)
PL配合顆粒
、
マリキナ配合顆粒
、
ホグス配合顆粒
、
ピーエイ配合
、
セラピナ配合
、
トーワチーム配合
、
サラザック配合顆粒
。(
ジプロフィリン
、
ジヒドロコデイン
、dl-メチルエフェドリン、
ジフェンヒドラミン
、
アセトアミノフェン
、
ブロモバレリル尿素
)
カフコデN配合
。(
トラマドール
、
アセトアミノフェン
)
トラムセット配合
。(
イソプロピルアンチピリン
、
アセトアミノフェン
、
アリルイソプロピルアセチル尿素
、
カフェイン
)
SG配合顆粒
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Tylenol
関
アセトアミノフェン中毒
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ピリン
系)
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・
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。抗炎症作用はない!!
消化管に対する副作用はアスピリンよりかなり少ない。
小児の解熱の第一選択薬
← ex.
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