商品名
会社名
成分
薬効分類
薬効
注:申請時はアセトアミノフェンの用量拡大、及び変形性関節症を効能追加とする新効能・新用量・剤形追加に係る医薬品として申請され、新効能・新用量は平成23年1月21日に承認されたが、剤形追加に係る申請は継続審査とされていたもの。
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 医薬品適正使用情報DI カロナールの用量拡大について--昭和薬品化工株式会社
- 下顎埋伏智歯抜去後の術後痛に対するアセトアミノフェン(カロナール^【○!R】)の先制鎮痛効果
- 村山 剛,山口 晃,中野 みゆき,佐野 公人
- 歯科薬物療法 28(3), 130-136, 2009-12-01
- To assess the effect of acetaminophen (Calonal®) as a pre-emptive analgesic agent for alleviating postoperative pain after removal of impacted lower third molars.The study protocol was approved b …
- NAID 10026132573
Related Links
- カロナールとは?アセトアミノフェンの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べ られる(おくすり110番:薬事典版)
- カロナールはとても穏やかな作用の解熱鎮痛剤です。市販の解熱鎮痛剤などに配合 されているイブプロフェンやアスピリンなどは酸性の解熱鎮痛成分なのですが、 カロナールの成分であるアセトアミノフェンは、そうではありません。 アセトアミノフェンを 主成分と ...
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
カロナール細粒20%
組成
有効成分 1g中
添加物
- ヒドロキシプロピルセルロース,乳糖水和物,サッカリンナトリウム水和物,黄色5号,香料
禁忌
- 消化性潰瘍のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
- 重篤な血液の異常のある患者[重篤な転帰をとるおそれがある。]
- 重篤な肝障害のある患者[重篤な転帰をとるおそれがある。]
- 重篤な腎障害のある患者[重篤な転帰をとるおそれがある。]
- 重篤な心機能不全のある患者[循環系のバランスが損なわれ,心不全が増悪するおそれがある。]
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- アスピリン喘息 (非ステロイド性消炎鎮痛剤による喘息発作の誘発) 又はその既往歴のある患者[アスピリン喘息の発症にプロスタグランジン合成阻害作用が関与していると考えられる。]
効能または効果
頭痛,耳痛,症候性神経痛,腰痛症,筋肉痛,打撲痛,捻挫痛,月経痛,分娩後痛,がんによる疼痛,歯痛,歯科治療後の疼痛,変形性関節症
- 通常,成人にはアセトアミノフェンとして,1回300〜1000mgを経口投与し,投与間隔は4〜6時間以上とする。なお,年齢,症状により適宜増減するが,1日総量として4000mgを限度とする。また,空腹時の投与は避けさせることが望ましい。
- 下記疾患の解熱・鎮痛
急性上気道炎 (急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)
- 通常,成人にはアセトアミノフェンとして,1回300〜500mgを頓用する。なお,年齢,症状により適宜増減する。ただし,原則として1日2回までとし,1日最大1500mgを限度とする。また,空腹時の投与は避けさせることが望ましい。
- 小児科領域における解熱・鎮痛
- 通常,乳児,幼児及び小児にはアセトアミノフェンとして,体重1kgあたり1回10〜15mgを経口投与し,投与間隔は4〜6時間以上とする。なお,年齢,症状により適宜増減するが,1日総量として60mg/kgを限度とする。ただし,成人の用量を超えない。また,空腹時の投与は避けさせることが望ましい。
- 乳児,幼児及び小児の1回投与量の目安は下記のとおり。(「慎重投与」及び「重要な基本的注意」の項参照)
- 「小児科領域における解熱・鎮痛」の効能又は効果に対する1回あたりの最大用量はアセトアミノフェンとして500mg,1日あたりの最大用量はアセトアミノフェンとして1500mgである。
慎重投与
- アルコール多量常飲者[肝障害があらわれやすくなる。(「相互作用」の項参照)]
- 絶食・低栄養状態・摂食障害等によるグルタチオン欠乏,脱水症状のある患者[肝障害があらわれやすくなる。]
- 肝障害又はその既往歴のある患者[肝機能が悪化するおそれがある。]
- 消化性潰瘍の既往歴のある患者[消化性潰瘍の再発を促すおそれがある。]
- 血液の異常又はその既往歴のある患者[血液障害を起こすおそれがある。]
- 出血傾向のある患者[血小板機能異常が起こることがある。]
- 腎障害又はその既往歴のある患者[腎機能が悪化するおそれがある。]
- 心機能異常のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
- 過敏症の既往歴のある患者
- 気管支喘息のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
- 高齢者 (「重要な基本的注意」及び「高齢者への投与」の項参照)
- 小児等 (「重要な基本的注意」及び「小児等への投与」の項参照)
重大な副作用
ショック,アナフィラキシー様症状
(頻度不明)
- ショック,アナフィラキシー様症状 (呼吸困難,全身潮紅,血管浮腫,蕁麻疹等) があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),急性汎発性発疹性膿疱症
(頻度不明)
- 中毒性表皮壊死融解症,皮膚粘膜眼症候群,急性汎発性発疹性膿疱症があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
喘息発作の誘発
(頻度不明)
肝機能障害,黄疸
(頻度不明)
- 肝機能障害,黄疸があらわれることがあるので,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
顆粒球減少症
(頻度不明)
- 顆粒球減少症があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
間質性肺炎
(頻度不明)
- 間質性肺炎があらわれることがあるので,観察を十分に行い,咳嗽,呼吸困難,発熱,肺音の異常等が認められた場合には,速やかに胸部X線,胸部CT,血清マーカー等の検査を実施すること。異常が認められた場合には投与を中止し,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
間質性腎炎,急性腎不全
(頻度不明)
- 間質性腎炎,急性腎不全があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- アセトアミノフェンは,アセトアニリド又はフェナセチンをヒトに投与したときの主要代謝物で,その解熱鎮痛効果の本体と考えられている7), 8)。
アセトアミノフェンの作用機序は,視床下部の体温中枢に作用し,熱放散を増大させ解熱作用を示す9), 10)。
また,体温中枢に関与しているプロスタグランジンの合成阻害はアスピリンと同程度とされているが,末梢におけるプロスタグランジンの合成阻害はアスピリンに比べて極めて弱いという11)。
アセトアミノフェンは,平熱時にはほとんど体温に影響を及ぼさず,発熱時には投与3時間後あたりで,最大効果を発現する。その鎮痛作用はアスピリンと同じく緩和な痛みにかぎられている。抗炎症作用はほとんどない12)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
- アセトアミノフェン (Acetaminophen)
化学名:
- N -(4-Hydroxyphenyl) acetamide
分子式:
分子量:
- 151.16
- 白色の結晶又は結晶性の粉末である。メタノール又はエタノール(95)に溶けやすく,水にやや溶けにくく,ジエチルエーテルに極めて溶けにくい。水酸化ナトリウム試液に溶ける。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- acetaminophen APAP
- 同
- パラセタモール paracetamol
- 商
- Tempra、カロナール、ピリナジン、アトミフェン、アニルーメ、アフロギス、ピレチノール、パラセタ、ナパ、コカール、サールツー、カルジール、(小児坐薬)アンヒバ、(小児坐薬)アルピニー。(サリチルアミド、アセトアミノフェン、カフェイン、クロルフェニラミン)ペレックス、ネオアムノール配合、LL配合。(サリチルアミド、アセトアミノフェン、カフェイン、プロメタジン)PL配合顆粒、マリキナ配合顆粒、ホグス配合顆粒、ピーエイ配合、セラピナ配合、トーワチーム配合、サラザック配合顆粒。(ジプロフィリン、ジヒドロコデイン、dl-メチルエフェドリン、ジフェンヒドラミン、アセトアミノフェン、ブロモバレリル尿素)カフコデN配合。(トラマドール、アセトアミノフェン)トラムセット配合。(イソプロピルアンチピリン、アセトアミノフェン、アリルイソプロピルアセチル尿素、カフェイン)SG配合顆粒
- (第2類医薬品)タイレノール Tylenol
- 関
- アセトアミノフェン中毒
-
-
動態
副作用
[★]
急性期治療
トリプタン系薬
エルゴタミン系薬
アセトアミノフェン
NSAIDs
鎮吐薬
予防薬
カルシウム拮抗薬
三環系抗うつ薬
β遮断薬
抗てんかん薬
[★]
- 関
- 解熱薬、鎮痛薬、抗炎症薬
商品