- 英
- pill
- 関
- 経口避妊薬、ピル、丸薬
WordNet
- a contraceptive in the form of a pill containing estrogen and progestin to inhibit ovulation and so prevent conception (同)birth_control_pill, contraceptive pill, oral_contraceptive_pill, oral_contraceptive, anovulatory drug, anovulant
- a dose of medicine in the form of a small pellet (同)lozenge, tablet, tab
- something that resembles a tablet of medicine in shape or size
- a unpleasant or tiresome person
- something unpleasant or offensive that must be tolerated or endured; "his competitors success was a bitter pill to take"
PrepTutorEJDIC
- 『丸薬』;《the pill》《話》ピル(経口避妊薬) / (耐えなければならない)不快なこと,苦しいこと / 《通例単数形で》《俗》いやなやつ
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/05/18 00:25:46」(JST)
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丸剤(がんざい、英: pills)とは、医薬品を球状に製したものであり、医薬品の剤形の名称の一つである。この項目は、特に明記がない場合、原則として医薬品としての丸剤に関連した内容を記載する。
目次
- 1 概要
- 2 数え方
- 3 丸剤の名称
- 4 丸剤の例
- 5 脚注
- 6 参考文献
概要
経口する医薬品製剤の剤形の一つであり、一般に「丸薬」と呼ばれることもある。
日本薬局方第15改正の製剤総則では、以下のように定義している。
- 丸剤とは、医薬品を球状に製したものである。
- 本剤を製するには、通例、有効成分に賦形剤、結合剤、崩壊剤又はそのほかの適切な添加剤を加えて混和して均質とした後、適切な方法で球状に成型する。
蜂蜜やコメデンプンなどを結合剤として容易に成型でき、また、持ち運び可能な剤形であることから、漢方薬の古典である傷寒論、金匱要略でも丸剤の存在がみられるなど、伝統的医薬品の剤形としても古くから用いられてきた[1]。
数え方
一般に1粒(つぶ)、2粒(つぶ)と数えるが、径が大きなものは1丸(がん)、2丸(がん)と数える場合もある。
丸剤の名称
一般に以下のような名称の付け方がされている。
- 主要な成分(生薬など)の名称あるいはその組み合わせを冠し「(生薬名)+丸」とした例(麻子仁丸[2]、桂枝茯苓丸[3]など)
- 成分の数(薬味の数)を冠し、「(成分数の漢数字)+味+丸」とした例(六味丸[4]、八味丸)
- 1及び2 の付け方を組み合わせた例(八味地黄丸[5])
- その薬剤の効能やイメージなどを冠し「(効能あるいはイメージ)+丸」とした例(救命丸[6]、旧称:征露丸⇒正露丸[7])
- 1及び4 の付け方を組み合わせた例(牛車腎気丸:牛(牛膝(ゴシツ))+車(車前子(シャゼンシ)+腎気(泌尿生殖器の働きを高める)+丸[8])
なお、剤形としては丸剤であるが、その名称の最後が「丹」となっているものも見受けられる(仁丹[9](医薬部外品)、万金丹[10](食品)など)。また、『和剤局方』など南宋の医書では「丸」を「円(圓)」と呼称したが、これは欽宗帝の諱である「桓」の発音と「丸」の発音が近いため改称したものである[11][12]。
丸剤と同じ処方内容のものを煎じ薬とした場合は、最後に「料」の文字を付し「●●丸料」とする[13]。
丸剤の例
- 宇津救命丸
- 樋屋奇応丸
- 桂枝茯苓丸
- 正露丸
- 麻子仁丸
- 六味丸
- 複方毒掃丸
脚注
- ^ 清水、1949、pp150-151。
- ^ 真柳誠「漢方一話:処方名のいわれ120:麻子仁丸」、『漢方医学』第27巻第5号、2003年、 p234、 ISSN 0288-2485、2010年1月11日閲覧。
- ^ 小曽戸洋「漢方一話:処方名のいわれ23:桂枝茯苓丸」、『漢方診療』第14巻、1995年、 p47、 ISSN 0288-3643。
- ^ 小曽戸洋『漢方医学』第24巻、2000年、 p86、 ISSN 0288-2485。
- ^ 小曽戸洋「漢方一話:処方名のいわれ6:八味地黄丸(八味腎気丸)」、『漢方診療』第13巻第5号、1994年、 p37、 ISSN 0288-3643。
- ^ 吉田香織『都薬雑誌』第25巻、2003年、 p38、 ISSN 0285-1733。
- ^ 正露丸の歴史の項を参照
- ^ 小曽戸洋「漢方一話:処方名のいわれ101:牛車腎気丸」、『漢方医学』第25巻、2002年、 p292、 ISSN 0288-2485。
- ^ “森下仁丹歴史博物館「仁丹」誕生”. 森下仁丹. 2010年1月12日閲覧。
- ^ 鈴木昶「日本の伝承薬15:万金丹:伊勢参りの薬が童歌に」、『月刊漢方療法』第2巻第4号、1998年、 p82。
- ^ 清水、1949、pp152。
- ^ 大塚敬節他編『近世漢方医学書集成』53、1981年、名著出版、p403。
- ^ 後山尚久『性差と医療』第2巻、2005年、 p99、 ISSN 1349-4589。
参考文献
- 清水藤太郎 『日本薬学史』 南山堂、1971年(原著1949年)、1971年復刻。
- 「製剤総則」『日本薬局方第15改正』(PDF) 厚生労働省、2006年3月31日、第15改正、p.p.10。2010年1月11日閲覧。
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- Anti-diarrheal effects of wood creosote pill preparation compounded with four crude drugs on castor oil-induced diarrhea in rats and the role of crude drugs in the expression of the efficacy
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ヨウ化カリウム丸50mg「日医工」
組成
ヨウ化カリウム丸50mg「日医工」
1丸中にヨウ化カリウムを50mg含有する黒かっ色の丸剤である。
添加物として,カンゾウ末,センブリ末,トウモロコシデンプン,グリセリン,セラックを含む。
本品は1丸重量 約120mgである。
禁忌
- 本剤の成分又はヨウ素に対し,過敏症の既往歴のある者
- 肺結核の患者(放射性ヨウ素による甲状腺の内部被曝の予防・低減の場合を除く)[結核病巣組織に集まりやすく再燃させるおそれがある。]
効能または効果
甲状腺腫 (甲状腺機能亢進症を伴うもの)
下記疾患に伴う喀痰喀出困難
第三期梅毒
*放射性ヨウ素による甲状腺の内部被曝の予防・低減
- 甲状腺機能亢進症を伴う甲状腺腫には,ヨウ化カリウムとして1日5〜50mgを1〜3回に分割経口投与する。
この場合は適応を慎重に考慮すること。
なお,年齢,症状により適宜増減する。
慢性気管支炎及び喘息に伴う喀痰喀出困難並びに第三期梅毒には,ヨウ化カリウムとして通常成人1回0.1〜0.5gを1日3〜4回経口投与する。
なお,年齢,症状により適宜増減する。
*放射性ヨウ素による甲状腺の内部被曝の予防・低減には,ヨウ化カリウムとして通常13歳以上には1回100mg,3歳以上13歳未満には1回50mg,生後1ヵ月以上3歳未満には1回32.5mg,新生児には1回16.3mgを経口投与する。
- 食直後の経口投与により,胃内容物に吸着されることがあるので,注意すること。また,制酸剤,牛乳等との併用は胃障害を軽減させることができる。
- 放射性ヨウ素による甲状腺の内部被曝の予防・低減の場合,国等の指示に従い投与すること。
慎重投与
- 甲状腺機能亢進症の患者[ヨウ素誘発甲状腺腫が生じるおそれがある。]
- 甲状腺機能低下症の患者[症状を悪化させるおそれがある。]
- 腎機能障害のある患者[血清カリウム濃度が過剰になり,症状が悪化するおそれがある。]
- 先天性筋強直症の患者[カリウムにより,症状が悪化するおそれがある。]
- 高カリウム血症のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
- 低補体血症性蕁麻疹様血管炎の患者又は既往歴のある者[過敏症状が生じるおそれがある。1)]
- 肺結核の患者(放射性ヨウ素による甲状腺の内部被曝の予防・低減の場合)[結核病巣組織に集まりやすく再燃させるおそれがある。]
- ヨード造影剤過敏症の既往歴のある者
- ジューリング疱疹状皮膚炎の患者又は既往歴のある者[過敏症状が生じるおそれがある。]
重大な副作用
長期連用
- 長期連用により次のような症状があらわれることがあるので,観察を十分に行い,このような症状があらわれた場合には,投与を中止し適切な処置を行うこと。
ヨウ素中毒(頻度不明)
- 結膜炎,眼瞼浮腫,鼻炎,喉頭炎,気管支炎,声門浮腫,喘息発作,前額痛,流涎,唾液腺腫脹,耳下腺炎,胃炎等の症状があらわれることがある。さらに中毒症状が進行すると発疹,面疱,せつ,蕁麻疹,水疱,微熱,甲状腺腫,粘液水腫等の症状があらわれることがある。
ヨウ素悪液質(頻度不明)
- 皮膚の粗荒,体重減少,全身衰弱,心悸亢進,抑うつ,不眠,神経過敏,性欲減退,乳房の腫大と疼痛,骨盤痛があらわれることがある。
薬効薬理
- ヨウ化カリウムは体内でヨウ化アルカリとして分布し,病的組織においてヨウ素を遊離する。
甲状腺機能亢進症では,ヨウ素は3',5'-cyclic AMPを介する甲状腺刺激ホルモンの作用を減弱させ,亢進症状を抑制する。また,ヨウ素は気管支粘膜分泌を促進し去痰作用を現す。更に,梅毒患者の肉芽組織に対する選択的な作用により,第三期梅毒患者のゴム腫の吸収促進に用いる。5)
- 放射性ヨウ素の甲状腺濾胞細胞への取込みを低減させる効果は,高濃度の安定ヨウ素との共存により,血中の放射性ヨウ素の甲状腺濾胞細胞への取込みと競合することや細胞内へのヨウ素の取込み抑制効果による。6)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- ヨウ化カリウム(Potassium Iodide)
分子式
分子量
性状
- 無色もしくは白色の結晶又は白色の結晶性の粉末である。
水に極めて溶けやすく,エタノール(95)にやや溶けやすく,ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
本品は湿った空気中でわずかに潮解する。
★リンクテーブル★
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- 関
- birth control pill、oral contraception、oral contraceptive、oral contraceptive pill
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- 英
- pill
- 関
- 丸剤、経口避妊薬、丸薬
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- 英
- pill
- 関
- 丸剤、経口避妊薬、ピル
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- 英
- bolus
- 関
- 大量瞬時投与、ボーラス、急速投与
[★]
- 英
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- 関
- 薬、作用薬、ドラッグ、媒介物、病原体、麻薬、薬剤、薬物、代理人、薬品