- 英
- hypertensive heart failure
- 関
- 心不全
UpToDate Contents
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- 1. 心不全患者における高血圧治療 treatment of hypertension in patients with heart failure
- 2. 収縮能障害による心不全の治療の概要 overview of the therapy of heart failure due to systolic dysfunction
- 3. 心不全の疫学および原因 epidemiology and causes of heart failure
- 4. 成人における高血圧の概要 overview of hypertension in adults
- 5. 心不全の予後 prognosis of heart failure
Japanese Journal
- 〈原著〉ラット高血圧性心不全モデルにおけるバソプレッシンV1a受容体拮抗薬の慢性投与効果及びバソプレッシンV2受容体拮抗薬との併用効果に関する検討
- 池田 智之,岩永 善高,諸岡 花子,宮崎 俊一
- 近畿大学医学雑誌 38(1-2), 37-46, 2013-06
- … [抄録] 背景:バソプレッシンV1a受容体は血管や心筋に豊富に存在し血管収縮や心筋肥大への関与が示唆されており,心不全治療においてV1a受容体遮断による有効性が期待されるが,これまでの報告では結論は出ていない.そこで今回我々は,ダールラット高血圧性心不全モデルを用いて,V1a受容体拮抗薬OPC21268の長期投与による効果,さらにはV2受容体拮抗薬Tolvaptanとの併用効果に関しても検討を行った. …
- NAID 120005323313
- 腫瘍崩壊症候群による高カリウム血症により心肺停止にいたった多発性内分泌腫瘍2A関連巨大褐色細胞腫の1例
- 寺口 郁子,片岩 秀朗,谷本 貴志,北端 宏規,猪野 靖,平田 久美子,木村 桂三,水越 正人,今西 敏雄,赤阪 隆史
- Shinzo 45(2), 163-168, 2013
- … 腹部CTにて両側副腎に巨大腫瘤を認め, 両側褐色細胞腫による高血圧症, 高血圧性心不全の診断で治療を開始した. …
- NAID 130004688697
- 高血圧性心不全を呈した高度石灰化異型大動脈縮窄症に対する腋窩動脈—両側大腿動脈 バイパス術の1例
- 古川 博史,青野 準,寒川 昌信
- Shinzo 45(1), 56-61, 2013
- … 高血圧性心不全を伴う高度石灰化異型大動脈縮窄症に対して,下肢血流改善および心負荷軽減のために非解剖学的バイパス術を行った1例を経験した.症例は65歳,女性.約10年来高血圧で近医にて投薬加療中であったが,コントロール不良であった.2010年4 月,起座呼吸と呼吸困難で救急搬送され,来院時血圧187/51mmHgの高血圧を認めた.胸部X線上両側肺うっ血とBNP 324.8pg/mLの高値を認め, …
- NAID 130004688680
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- 40代のころから血圧が高く、心肥大で薬を飲んでいます。最近は息苦しさも感じます。友人から「高血圧性心不全かもしれない」と言われました。どんな病気なのでしょうか
- この記事の所要時間: 約 1分40秒 高血圧性心不全という病気は、 どんな病気かというと・・・ 血圧が高い状態がずっと続くと、 常に心臓に負荷がかかります。 結果、心筋細胞が大きくなって 心室壁は厚くなってしまいます。
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★リンクテーブル★
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- 英
- hypertensive encephalopathy
- 同
- 高血圧脳症
- 関
- 高血圧症、高血圧性緊急症
概念
- 急激な血圧上昇、特に拡張期血圧の上昇に伴い、脳血流量が異常に増加した結果、血液脳関門破綻、脳浮腫、頭蓋内圧亢進を来たす病態。
病因
症状
- 頭痛、嘔気・嘔吐、意識障害、痙攣
- 乳頭浮腫、視力障害
身体所見
- 収縮期血圧は200-220mmHg以上、拡張期血圧は120mmHg以上(IMD)
検査
救急外来にて
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- 英
- heart failure, HF, cardiac failure CF, cardiac insufficiency
- 関
定義
- 心臓のポンプ能が低下しているために、十分な心拍出量が得られない状態を指す (EPT.115)
- 心筋の機能が低下し、末梢組織の酸素需要量に見合うだけの血液を駆出できなくなった状態。
- 心臓に器質的あるいは機能的異常が生じて、心臓のポンプ機能力が低下し、主要臓器の酸素需要量に見合うだけの血液を拍出できない病態(YN)。全ての心疾患の「終末像」である。あくまでも終末像のため、死亡診断書に死因と記載するのは不適切である。
分類
病期
原因
場所
病態の分類
病期分類
- No limitation of physical activity. Ordinary physical activity does not cause undue fatigue, palpitation, or dyspnea (shortness of breath).
- Slight limitation of physical activity. Comfortable at rest, but ordinary physical activity results in fatigue, palpitation, or dyspnea.
- Marked limitation of physical activity. Comfortable at rest, but less than ordinary activity causes fatigue, palpitation, or dyspnea.
- Unable to carry out any physical activity without discomfort. Symptoms of cardiac insufficiency at rest. If any physical activity is undertaken, discomfort is increased.
原因
- 虚血性心疾患、弁膜疾患、高血圧精神疾患、心筋虚血の順に多い。(IMD.790)
- 誘因としては過労、ストレス、感染、心拍数の異常、不整脈、水分・塩分の過剰摂取がある。
増悪因子
- ストレス
- 感染症:頻脈→心筋酸素需要↑
- 貧血 :心拍出量↑
- 妊娠 :心拍出量↑、体液量↑
- 甲状腺機能亢進症:甲状腺ホルモン(心臓のカテコラミン受容体増加)の陽性変力効果、陽性変時効果→心筋酸素需要↑
- 血圧上昇 :圧負荷
- 頻脈性不整脈:心筋酸素需要↑
table 9.3. 代償されている心不全において症状を誘発させる要因 PHD.240
- 代謝的需要の増加 → 心筋が十分に収縮できなくなる
- コントロールされていない高血圧 ←左心系
- 肺塞栓症 ← 右心系
- 陰性変力作用を持つ薬物
- 心筋虚血 or 心筋梗塞
- アルコールの摂取
症状
心不全の身体所見 IMD.791改変
- 右心不全での胸水:左心不全の後方障害で起こるが、右心不全でも上大静脈圧上昇により奇静脈系が上昇して胸水貯留を認める
- the pleural veins drain into both the systemic and pulmonary veous beds.(PHD.243)
治療
参考
- 2006年改訂版:http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2006_maruyama_h.pdf
- 2011年改訂版:http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2011_izumi_h.pdf
- 2. 慢性心不全治療ガイドライン(2010年改訂版)
- http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2010_matsuzaki_h.pdf
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- 英
- blood pressure, BP
- 同
- 動脈圧 arterial pressure AP
- 関
- 血圧測定
成人の血圧
- 至適血圧:<120mmHg かつ <80mmHg
- 正常血圧:130mmHg かつ 85mmHg
- 正常高値血圧:130~139mmHg または 85~89mmHg
- I度高血圧(軽症):140~159mmHg または 90~99mmHg
- II度高血圧(中等症):160~179mmHg または 100~109mmHg
- III度高血圧(重症):≧180mmHg または ≧110mmHg
- 収縮期高血圧:≧140mmHg かつ <90mmHg
糖尿病性腎症
- 管理目標: 130/80 mmHg
- 尿蛋白1g/日以上:125/75 mmHg
冠血管と血圧
- In the normal state, autoregulatory mechanisms adjust coronary tone tomatch myocardial oxygen supply with oxygen requirements. In the absence of obstructive coronary disease, thesemechanisms maintain fairly constant rate of coronary flow, as long as the aortic perfusion pressure is approximately 60 mmHg or greater.
血圧の異常
血圧の上肢における左右差
- 大動脈炎症候群:腕頭動脈、鎖骨下動脈の狭窄・閉塞を生じる
- 動脈硬化:鎖骨下動脈領域の病変があるとき、左右の脈拍差や皮膚温の違いを生じる
血圧の上下肢の差(下肢>上肢)
- 大動脈炎症候群:大動脈弓部が冒されやすいが、鎖骨下動脈が冒された場合に上肢の血圧が低下。
- 解離性大動脈瘤:解離腔に生じた血腫が鎖骨下動脈を圧迫すると、上肢の血圧が低下
- 大動脈閉鎖不全症:Hill徴候
収縮期血圧のみ高い。拡張期血圧は高くない
- 拡張期に動脈血流が減少する病態(血流が体循環に押し出されないか、心収縮力のみ上昇している状態?(体循環の血管抵抗が上がっていない?))
- 脈圧が上昇する
- 1. 大動脈基部の血流が逆流やシャントにより減少する場合
ショック
非侵襲的な血圧測定法による血圧の上肢・下肢の差
- 血圧を測定するために駆血帯で血流を遮断する必要がある。このとき、下肢の動脈の方が深部を走行しているため上肢より強く駆血帯で圧迫する必要がある。強く圧迫を要する分だけ下肢の血圧が高く測定されてしまう。
心血管とその周囲の血圧 YN.C-29
- see also PHD.61
中心静脈
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肺動脈楔入圧
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4~8
|
8~20
|
右心房
|
左心房
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1~4
|
8~20
|
右心室
|
左心室
|
8~20
|
120~20
|
肺動脈
|
大動脈
|
8~20
|
120~70
|
臓器移植における脳死判定の除外
- 脳死判定#脳死判定の除外規定、臓器の移植に関する法律施行規則#第二条第四項
- 収縮期血圧が以下で定められる数値未満の場合には脳死判定ができない。
- 1歳未満の者 65
- 1歳以上13歳未満の者 年齢x2+65
- 13歳以上の者 90
国試
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- 関
- 機能不全、失敗、不十分、不全症、不足、無能、無能力、弁閉鎖不全、弁閉鎖不全症、機能不全症
[★]
- 英
- hypertensive
- 関
- 高血圧