- 英
- meningitis carcinomatosa, meningeal carcinomatosis
- 同
- 軟膜癌腫症 leptomeningeal carcinomatosis、髄膜癌腫症???
- 関
- 髄液播種、leptomeningeal metastases
検査
髄液検査
- 細胞:増加しており、リンパ球と多核球が混在し、悪性細胞が見られる。
国試
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 症例 胃癌術後に癌性髄膜炎および骨髄癌症を併発した1例
- 研究・症例 片側性多発脳神経障害(Garcin症候群)を契機に発見され肺癌を強く疑った1例
- 胃癌術後癌性髄膜炎に対して髄腔内化学療法が症状コントロールに有用だった1例
- 小林 由夏,杉谷 想一,大関 康志,飯利 孝雄
- 日本消化器病学会雑誌 108(10), 1696-1704, 2011
- … 症例は71歳男性.前庭部2型胃癌に対して幽門側胃切除を施行,腹膜播種陽性に対して化学療法を行っていたが,術後2年目に頭痛を主訴とする癌性髄膜炎再発をきたした.ステロイド,鎮痛剤に抵抗性であったが,MTX・Ara-Cの髄腔内投与で症状が改善し,3カ月間の在宅管理が可能であった.胃癌の生存延長とともにまれとされていた再発形式が増加しているが,治療法は定まっておらず,局所・全身化学療法を組み合わ …
- NAID 130001206933
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- 2010年8月20日 ... ある脳神経外科医のある脳外科医のぼやきの記事、オンマヤリザーバーと癌性髄膜炎 の治療って? 終末期について⑥ 再編版です。
- がん性髄膜炎とは、がん細胞が髄膜や脳髄液にまで達してしまうことによって発症する 髄膜炎です。悪性リンパ腫、急性リンパ ... がん性髄膜炎は髄膜炎の主症状の頭痛、 発熱、嘔吐の他に、まひや脱力、感覚の喪失などの症状も現れます。 がん性髄膜炎に は ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 51歳の男性。3日前から39℃前後の発熱と激しい頭痛とがあり、家族に伴われて来院した。意識は混濁し、項部硬直を認めた。体温39.7℃。呼吸数18/分。脈拍92/分、整。血圧152/70mmHg。血液所見:赤沈70mm/1時間、白血球14,000(好中球68%、単球6%、リンパ球26%)、血小板41万。血糖102mg/dl,CRP10.5mg/dl(基準0.3以下)。脳脊髄液所見:初圧190mmH2O(基準70~170)、黄色混濁、細胞数15,000/mm3(基準0~2)(多核球85%)、蛋白77.4mg/dl(基準15~45)、糖15mg/dl基準50~75)。最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [097D047]←[国試_097]→[097D049]
[★]
- 1か月前から頭痛と吐き気とがあり、徐々に増悪してきた。
- 意識は清明。身長168cm、体重45kg。呼吸数18/分。脈拍92/分、整。血圧110/82mmHg。貧血と黄疸とを認めない。胸部にラ音を聴取しない。腹部は平坦で、肝・脾を触知しない。下肢に浮腫を認めない。眼底検査でうっ血乳頭を認める。
- 頭部単純MRIのT1強調像と造影MRIのT1強調像とを以下に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [099A043]←[国試_099]→[099A045]
[★]
- 譫妄
- 「せん妄」を使うのが普通らしいよ
- 英
- delirium, confusional state
- 同
- せん妄。急性錯乱状態 acute confusional state、急性脳症候群 acute brain syndrome
- 関
- 意識障害。アメンチア ← せん妄の軽度なものとして使われていたが、今日で使われるのは稀らしい。
定義
- 種々の意識混濁があって、時間、空間の見当識障害が見られ、情動不穏、精神運動興奮が見られる状態
概念
- 軽度ないし中等度の意識混濁が基底にあり、認知の障害、精神運動活動の変化を主徴とする急性の器質性精神症候群。
- 急性発症し日内変動を示し、数日ないし1週間くらいで消失する。
症状
- 患者は強い不安、恐怖状態にあり、体動が激しく、錯覚、幻覚も出現する。
- 見当識も障害されており、発症中の記憶はないか不完全である。
疾患との関連
- 手術後、感染症等の身体的疾患、薬物中毒、多発性脳梗塞、痴呆など脳機能が低下しているときに発生しやすい
病因
table 26-2 譫妄の主要な病因 (HIM.160)
- 処方薬:抗コリン薬、麻薬、ベンゾジアゼピン系薬
- 薬物乱用:アルコール中毒、アルコール離脱、オピオイド系薬、エクスタシ、LSD、γ-ヒドロキシ酪酸(GHB, γ-hydroxybutyrate)、フェンシクリジン(PCP, phencyclidine)
- 全身感染症:尿路感染症、肺炎、皮膚・軟部組織感染症、敗血症
- 中枢神経感染症:髄膜炎、脳炎、脳の右葉
- 全身性低灌流状態(global hypoperfusion states)
- 高血圧性脳症
- 巣状虚血性梗塞や出血:頭頂葉、視床(ただ主要な病変部位ではない)
- 非痙攣性てんかん重積状態
- intermittent seizures with prolonged post-ictal states
[★]
- 関
- leptomeningeal metastases
[★]
- 英
- diffuse carcinomatous meningitis
- 関
- びまん性転移性髄膜癌腫症
[★]
- 英
- meningitis
- 同
- 脳脊髄膜炎、
- 関
- 蛋白細胞解離
病因
- 感染症(細菌、ウイルス、真菌など)、悪性腫瘍の浸潤 → 髄膜の炎症
分類
病原体
- 菌血症→脳脈絡叢→髄腔
- 菌体成分(LPSなど)→BBB, 上衣細胞、脳細胞の障害。神経膠細胞による炎症サイトカインの分泌
- 血行性、あるいは神経軸索によりウイルスが髄腔に波及。
臨床経過
宿主要因と髄膜炎に関わる病原体
- 頻度・年齢階層が資料によって異なるため混乱しないように注意。
YN.J-137改変
first aid step1 2006 p.161
- incidence of H. influenzae meningitis has ↓ greatly with introduction of H. influenzae vaccine in last 10–15 years.
CBT QB vol2 p.562
IMD.1042
小児細菌性髄膜炎起炎菌(PED.606)
新生児
- Streptococcus agalactiaeは産道感染
- Escherichia coliもおそらく産道感染
新生児と老人
- Listeria monocytogenesは産道感染するので新生児に多い。新生児と老人に多いのは通性細胞内寄生菌で細胞性免疫の弱い宿主に感染やすいため?
乳児~幼児
- Haemophilus influenzae type B
乳児~大人
- Enteroviruses
- Neisseria meningitidis
小児~大人
乳児~老人
老人
髄膜炎の鑑別
|
細菌性髄膜炎
|
ウイルス性髄膜炎
|
結核性髄膜炎
|
真菌性髄膜炎
|
癌性髄膜炎
|
外観
|
混濁
|
clear
|
水様~ キサントクロミー 日光微塵
|
clear~ 日光微塵
|
clear~ キサントクロミー
|
圧 70-180 (mmH2O)
|
↑↑ 200~800以上
|
↑ 200~300
|
↑ 200~800
|
↑ 200~800
|
↑ 200~300
|
細胞 0-5 (/mm3)
|
500~数百万
|
10~1,000
|
25~1,000
|
25~1,000
|
25~500
|
好中球
|
リンパ球
|
リンパ球
|
リンパ球
|
好中球
|
タンパク 15-45 mg/dl
|
↑↑ 50~1,500
|
↑ 正常~100
|
↑ 50~500
|
↑ 100~500
|
↑ 50~500
|
糖 50-80 mg/dl
|
↓↓ 0~40
|
→ 正常
|
↓↓ ~40
|
↓↓ ~40
|
↓ ~40
|
予後不良因子
- 入院時の状態に依存する:痙攣、意識レベルの変化、低血圧 (IRE.407)
国試
[★]
- 英
- meninx, meninges (M)
- 同
- 脳脊髄膜
[★]
- 関
- 炎光、炎症
[★]
- 英
- cancerous、carcinomatous
- 関
- がん、癌、がん性