- 51歳の男性。3日前から39℃前後の発熱と激しい頭痛とがあり、家族に伴われて来院した。意識は混濁し、項部硬直を認めた。体温39.7℃。呼吸数18/分。脈拍92/分、整。血圧152/70mmHg。血液所見:赤沈70mm/1時間、白血球14,000(好中球68%、単球6%、リンパ球26%)、血小板41万。血糖102mg/dl,CRP10.5mg/dl(基準0.3以下)。脳脊髄液所見:初圧190mmH2O(基準70~170)、黄色混濁、細胞数15,000/mm3(基準0~2)(多核球85%)、蛋白77.4mg/dl(基準15~45)、糖15mg/dl基準50~75)。最も考えられるのはどれか。
[正答]
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[★]
- 78歳の女性。意識障害のため救急車で搬入された。感冒罹患を契機に5日前から食欲が低下し、ほとんど食事が摂れなかった。昨夕近医でブドウ糖の大量輸液を受けたところ、明け方、意識低下に家族が気付いた。最近、視野が狭くなり、新聞が読みづらいと訴えていたという。脈拍64/分、整。血圧102/64mmHg。浮腫も脱水もない。血清生化学所見:空腹時血糖117mg/dl、総蛋白6.Sg/dl、アルブミン4.1g/dl、尿素窒素6mg/dl、クレアチニン0.4mg/dl、尿酸2.2mg/dl、Na105mEq/l、K4.3mEq/l。血清浸透圧206mosm/l(基準275~288)、尿浸透圧366mOsm/l(基準50~1,300)。頭部CTで下垂体部に径25mmの腫瘤を認める。最も考えられるのはどれか。
[正答]
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- 60歳の女性、右膝関節の運動痛と屈曲制限とを主訴に来院した。1か月前から動作開始時に生じる膝関節痛がある。関節穿刺によって黄色透明で粘種皮の低い関節液を30ml採取した。血清CRP0.3mg/dl(基準0.3以下)、リウマトイド因子陰性。対応として適切でないのはどれか。
- a. 階段昇降訓練
- b. 大腿四頭筋筋力強化訓練
- c. 膝装具の処方
- d. 楔状足底板装具の処方
- e. インドメタシン投与
[正答]
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